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オリジナルギター3 サイド10:ダブルレイヤーサイド組立前整形1 [original guitar3]

両方の接着部分の長さ及び高さの調整をします。モールドに固定する場所によってひねり具合が異なり、左右を合わせるのが難しい。また、左側のロワーボウト厚さをミスカットしてしまい、最終的な厚さを120mmから115mmにしました。



厚さを調整して、ネック接合部とテールのブックマッチする部分で左右の模様を合わせます。特に、テール側はパッチをつけないため、2枚のつなぎ目がそのまま見えるので、木目がつながるようにします。



ネック側も下の部分が出るので、できる限り合わせます。モールドの厚みが60mmしかないので、取り付ける高さによってねじれが発生するので、サイドの高さとモールド高さ位置基準を決めないとねじれが収束しません。


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オリジナルギター3 サイド9:ダブルレイヤーサイド接着 その3 [original guitar3]

モールドを改良後、もう片方の接着をします。ローズウッド、メープル(2枚)の隙間がなくなるように、ベンディングアイロンで微調してから、モールドにクッキングペーパーを敷き、ローズウッドをセットします。エポキシ系接着剤をローズウッドに全面に薄く塗り、その上に和紙を貼ります。メープル側にエポキシ系接着剤を塗り、メープル(2枚)をおいてFクランプ等で留めていきます。

モールドから外して接着具合を確認します。加工上のミスで、平行度があっていないため、ローズウッドと斜めに接着されてしまったのに気が付きませんでした。少し捻じれています。 そのせいで、ローズウッドとメープルの隙間が多く出来てしまいました。この隙間は、エポキシ系接着剤で埋めます。

 

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モールドの改良 [tools/jigs]

サイドベンディングする時、モールドに押し込めてサイドを固定しますが、その時にFクランプを使います。しかし、内側は円形ですが、外側は多角形なので押さえどころによっては、押さえたいポイントに当たらず、ズレてしまうことがありました。

 特にダブルレイヤーサイドの接着する時、Fクランプは基本的に真っすぐに留めないと力が集中しません。この不具合を解消します。

Fクランプでどこでも押さえられるように、今まで五角形であった外側の角を落として円形に近い多角形にしました。初めからこうすべきでした。とはいっても、使ってみないと気が付かないこともあります。

 

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オリジナルギター3 サイド8:ダブルレイヤーサイド接着 その2 [original guitar3]

一晩置いて

モールドから外します。

メイプルとローズウッドで幅が異なる部分をサンディングし、隙間の有無、片側の結果を確認し、問題点の対策を残りの片側にフィードバックします。

1.全体の接着性は問題なし。強度も出ている。

2.センター材として使用した和紙も問題なし。

3.和紙にエポキシ系接着剤を塗ると表面が毛羽立ちやすい。メイプル材に塗ってから貼ったほうが良い。

4.問題点は、特に曲率があるところに0.5mm程度の隙間ができてしまうこと。原因は、モールド周囲がギター形状通りに円形になっていないため、必要な個所にFクランプが当てられていないこと。対策としては、モールドの外側を円形に修正してどの部分にも圧着を可能にする。

5.ローズウッドの木目から外側(モールドへ)の浸みだしは、ほぼなかったので、クッキングペーパーは1枚で良い。

6.Fクランプの数に余裕が欲しい。

 

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オリジナルギター3 サイド7:ダブルレイヤーサイド接着 その1 [original guitar3]

モールドを2つ重ねて幅方向を12cmにします。接着前に、ローズウッドとメープルを重ね合わせて、隙間がなくなるように、ベンディングアイロンで微調します。さらに、ローズウッドの内側をサンディングして均します。

モールドにクッキングペーパーを敷き、ローズウッドをセットします。その上から、エポキシ系接着剤を全面に薄く塗ります。エポキシ系接着剤はかなり伸びるので、できるだけ薄く塗ります。その上に和紙を貼ります。さらに、和紙の上にエポキシ系接着剤を塗ります。

メープルをおいてFクランプ等で留めていきます。

ここでトラブル発生!

トップ側からの幅方向の位置を決めたため、モールドの内側に入り過ぎ、バック側がはみ出したためやり直しました。こういう時のために、硬化時間が長めのものを使用したほうが良いです。これで、一昼夜置きます。

 

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オリジナルギター3 サイド6:ダブルレイヤーサイド接着事前検討 [original guitar3]

ダブルレイヤーサイド接着方法を事前にシミュレーションします。

・ローズウッドとメイプルを二重にし、間に基材の美濃和紙(森下紙)を挟んで接着します。3層構造で、合計4ミリ程度の厚さの頑丈なサイドができあがります。メイプルの重さは、片側60+82=142g、ローズウッド片側157gです。

・和紙はエポキシ系接着剤の事前テストですぐには吸い込まない(30分程度で馴染む)ことが分かったので、接着剤はローズウッド側に薄く塗り、その上に和紙を貼り、さらにその上に接着剤を塗り、メイプルを貼り付けるという順序で行きます。

・ローズウッドとメイプルの隙間ができないように、モールド(厚さ60mm)を2段に重ねて120mmにして厚さ方向に力がかかってもはみださないようにします。

・ローズウッドとメイプルを和紙を挟んで2枚を重ねて、モールドにFクランプで留めていきます。

・密着性具合を確認するため、断面が見やすいように、和紙は周囲をローズウッドのサイズ+10mmに切っておきます。

・モールドにクッキングペーパーを挟み、エポキシ系接着剤の浸み込みを防ぎます。

接着剤を塗る前にこの状態で挟んでみます。このような複雑な工程は事前に同じ手順をシミュレーションして見ることが失敗しないコツです。

 

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エポキシ系接着剤 [tools/jigs]

木工の接着にはすべてタイトボンドを使用すると言ってきましたが、ダブルサイドの接着は、エポキシ系接着剤でやってみます。60分硬化型を使用します。


タイトボンドは、圧力をかけることによって接着しますが、硬化後水分が蒸発し体積が縮小します。エポキシ系接着剤は、2液型で、硬く化学反応により樹脂化するため、充填接着できます。


和紙を挟むことで、隙間を少なくでき、接着剤を吸収すると膨張し、どちらの素材とも接着しやすくなるので、接着力が高まります。

ローズウッドとメイプルの端材を使ってエポキシ系接着剤の事前テストで、和紙はエポキシ系接着剤をすぐには吸い込まず、馴染むのに30分位かかることがわかりました。

 

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オリジナルギター3 サイド5:メイプル曲げ加工 [original guitar3]

ダブルレイヤーサイド内側のメイプル材は、ハードメイプルのバック&サイドをバックを幅方向に2等分、サイドを長さ方向に2等分することにより、1セットで2台分とれるようにしました。厚さは1.8mmで購入。ネック側始点から340mmを2枚の繋目にし、割れ止めを貼るように考えています。

ローズウッドのヤニが焦げてこびりついたので、アルコールで掃除します。右の写真は、掃除した後です。

バックを幅方向に2等分した部材をウエストから曲げていきます。ウエストラインは裏側に線を書いておきます。メイプルは、ローズウッドに比べて粘性が高く、柔らかいので曲げやすい。しかし、水をつけすぎると必要以上に柔らかくなり、幅方向にゆがみやすいので注意!

次にアッパーボウトの中心から丸くずらしながら円を描くように曲げます。押さえ過ぎるとすぐに水分が蒸発してしまうので、霧吹きで常に濡れた状態で曲げます。

メイプルは柔らかいので、一度曲げた部分も固定されずに戻ってしまいます。ウエストからアッパーボウトと、何回か繰り返して形を整えます。

ウエストからロワーボウトへいく曲線部分を曲げます。

モールドに入れて確認します。

サイドを長さ方向に2等分したもう一つの部材も、ロワーボウトの形に沿って、ずらしながら大きく円を描くように、霧吹きで水を含ませてから、両手で左右から押さえつけていきます。

モールドで形を固定します。ダブルサイドなので、ローズウッドを外側にして、内側にメイプルを合わせます。ウエスト部分からFクランプで留めていきます。次にアッパーボウトの頂点を留めます。さらにアッパーボウトの端(ネック接続部)を留めます。その後で、アッパーボウトの頂点とウエストの中間点、アッパーボウト端とアッパーボウト頂点の中間点を留めます。


ロワーボウトは、頂点を留め、テールエンドを留め、さらにそれらの中間点を、ウエストに近いほうから留めます。

ローズウッド、メイプル曲げ加工が終了しました。

 

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オリジナルギター3 サイド4:ローズウッド曲げ加工 [original guitar3]

ベンディングアイロンは安定して温まるまで1時間くらい予熱してから使用したほうが良いです。

しっかりと水分を含ませた後、ウエストから曲げていきます。1点の角度を出すように曲げます。

押さえつけるとすぐに水分が蒸発してしまうので、霧吹きで常に濡れた状態で曲げます。

ウエストの角度をモールドに合わせて、角度を調整します。

次に、アッパーボウトの中心から丸くずらして円を描くように曲げます。

その後、ウエストとアッパーボウトを何回か微調整を繰り返します。徐々に形にあってきました。

ロワーボウトも、ずらしながら大きく円を描くように、霧吹きで水を含ませてから、両手で左右から押さえつけていきます。ウエストの角度をモールドに合わせてぴったりと合うまで曲げを微調整することが重要です。ベンディングアイロンの温度は、高すぎると焦げやすいので、6くらいが良いです。

モールドで形を固定します。ウエスト部分からFクランプで留めていきます。次にアッパーボウトの頂点を留めます。さらにアッパーボウトの端(ネック接続部)を留めます。その後で、アッパーボウトの頂点とウエストの中間点、アッパーボウト端とアッパーボウト頂点の中間点を留めます。ロワーボウトは、頂点を留め、テールエンドを留め、さらにそれらの中間点を、ウエストに近いほうから留めます。これを2枚繰り返します。サイドは2枚が鏡面になるので木目を間違えないように注意します。

 

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オリジナルギター3 ネック9:外形粗削り [original guitar3]

ネックはオリジナルギター2の時に言ったように、①ヘッド部②フレットボード部③ヒール部④ボディ接続部ネックの4部分に分け、各部の寸法を再確認後、粗削りして、形を出していきます。

1.フレットボード部の厚さを19mmにします。

2.ヒール部のR面とネックのつなぎ部分の形状だしをします。この部分は図面にするのが難しく、最終的には握った感覚で決めます。シントー のこヤスリ L E2101で、厚さを18mmまで均します。ボディ接続面も均します。

3.ヘッド部先端を円形に整えます。

4.ヘッド付け根のR部分は、丸棒に紙やすりを付けて削ります。

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オリジナルギター3 バック4:ブレースレイアウト作図 [original guitar3]

ブックマッチした中心線に垂直にネック・ボディの境界線を引きます。その境界線から、第1トランスバースブレース端(82mm)、第2ブレース端(192mm)、第3ブレース中心(336mm)を引きます。

中心線の第3ブレース幅方向に100mm離れた位置から縦方向に84mmのポイントと中心とで斜め線を引きます。これがラディウスブレースの中心線(第3ブレースに対して40°)になります。中心から50mm、長さ100mm 計4つがラディウスブレースの位置になります。

 

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オリジナルギター3 トップ5:ロゼッタ加工・サウンドホール開け [original guitar3]

ロゼッタは入れないつもりでしたが、全体レイアウトをしてみると、何かないと間が抜けた感じがしたので、バインディング用材1.2mm幅で簡単に済ませます。

 

ロゼッタ溝とサウンドホール穴開けの工具は、Soundhole and Rosette Routing Jigを使います。これはドレメルルーター用治具で、とても便利です。中心にΦ4.5の穴をあけ、鉄芯をセメダインスーパーで固定し、Φ1.4のビットで60Rの溝を深さ1mmで開けます。内側にバリが出るので、サンディングします。バリをとった溝にバインディング材をはめ込みます。

サウンドホールを開けていきます。Φ1.4のビットで1mmの深さで三回に分けて穴を開けます。今回はヘルムホルツ周波数のコントロールのために、Φ80で開けます。Φ100まで広げられるようにロゼッタはΦ120にしました。

スプルースは水を吸うと膨張し、入らなくなるため、バインディング材側にタイトボンドを塗り、直ぐに押し込んで固定し、一昼夜置いたら、均します。

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オリジナルギター3 トップ4:ブレースレイアウト作図 [original guitar3]


まず、中心線に垂直にネックとボディを接続する位置(14フレット)に線を引きます。その基準線から、トランスバースブレース位置(100mm)、サウンドホール中心(150mm)、サドル位置(285.3mm)を引きます。


次に、Xブレース中心(240mm)、サウンドホール中心位置から幅方向に96mmのポイントを結んだ斜め線を引きます。さらにこの線に平行に8mm幅の線を引きます。


サウンドホールは、ヘルムホルツ共振周波数のコントロールをするために、80mmΦで始めます。100mmまで広げられるよう補強材位置を考えておきます。

Xブレースの取り付け位置が決まったら、その線を基準に、トーンブレース位置、フィンガーブレース位置を決めていきます。


トーンブレースは、斜め2本のマーチンタイプから、クロスダイポールを対称に作るためにダブルXにしました。


トーンブレース以外の配置は、LMI図面を参考にしています。

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オリジナルギター3 バックプレート単体のボイシング [voicing]

バックプレートだけ(外形加工後ブレースなし)で、アッパーボウト中心端を親指と人差し指で挟み、ローボウトの中心を叩きます。アッパーボウトを斜めに持ったり、ロワーボウトを持ったりすると特性が変わるので注意が必要です。縦方向の剛性を示すモードの周波数は、バックプレート自体の剛性によって決まります。

トーンウッドの厚みを決定する方法で、オリジナルギター2と同じ木材で、厚みが2.3mm と2.0mmで異なりましたが、板の振動特性は同じでした。それなりに正しく調整できているということでしょうか。


TomMillerは、ロンググレインの振動周波数を43Hzまで薄くするといっています。今、54.4Hzです。TomMillerさんの基準よりやや厚目にできている。


Mark Blanchardのバックの正しい厚さを決定するために使用するモードは、110〜120Hzの範囲と言っています。今、108Hz。Blanchardさんの基準よりやや薄目にできている。


ビルダーにより、いろいろな基準があります。


<<<<<ボイシングの流れ>>>>>

・(板の状態)

0.トップ・バックの厚みを決定する。

1.トップ(ギター外形加工後、ロゼッタ、サウンドホール加工前)

2.トップ(ギター外形加工後、ロゼッタ、サウンドホール加工後)

3.バック(ギター外形加工後)

4.ブレース付きトップ(ブレースラフカット接着後、スキャロップする。)

5.ブレース付きバック(ブレースラフカット接着後、スキャロップする。)

・(モールドに入れ最終結果を予測)

6.top+side in mold

サイドをモールドに入れ、クランプでトップを押さえつけてタッピングする。

7.top+side+back in mold で最終結果を予測

・(トップを接着後、ボディ形状での最終結果を予測)

8.top+side out mold after glued

9.top+side+back in mold after top-glued

 トップとサイドを接着後、モールドから出して行う。

10.(top+side+back taped out mold after top-glued)

 バックをテープ止めして、最終結果を予測できるか?

・(トップとバックを接着後、ボディ形状での最終結果)

11.top+back+side out mold after top-back-glued no-bridge

12.top+back+side out mold after top-back-glued taped-bridge+pin

13.ヘルムホルツ周波数の調整

14.塗装後

15.ネック有り無し、ブリッジ接着


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オリジナルギター3 トッププレート単体のボイシング [voicing]

ギターの形に外形加工後、タッピング周波数も50Hz程度に戻ってくるので、ブレースなし(外形加工後、ロゼッタ、サウンドホール加工前)トッププレートだけでタッピングします。上の写真がサウンドホール加工前、下が加工後です。

TomMillerは、ロンググレインの振動周波数を52Hzまで薄くするといっています。今、65Hzです。オリジナルギター2の場合は、54Hzでした(サウンドホール加工後)。ロゼッタをつけ、サウンドホールを開けた後、低周波は変わらず。中周波が少し下がります。Mark Blanchardも「サウンドホールによって縦方向の剛性が低下し、モードの周波数が低下する」と言っています。

 

Mark BlanchardによるChladniのパターンとタッピングによる周波数ピークとの相関をとってみます。ロンググレイン方向(4番目)とクロスグレイン方向(5番目)のパターンの周波数が30~40Hz以内が良いと言っています。


少し厚めにできていると判断できます。


既に厚さは決定しているので、ここでは厚さの調整は行いません。確認だけです。


<<<<<ボイシングの流れ>>>>>

・(板の状態)

0.トップ・バックの厚みを決定する。

1.トップ(ギター外形加工後、ロゼッタ、サウンドホール加工前)

2.トップ(ギター外形加工後、ロゼッタ、サウンドホール加工後)

3.バック(ギター外形加工後)

4.ブレース付きトップ(ブレースラフカット接着後、スキャロップする。)

5.ブレース付きバック(ブレースラフカット接着後、スキャロップする。)

・(モールドに入れ最終結果を予測)

6.top+side in mold

サイドをモールドに入れ、クランプでトップを押さえつけてタッピングする。

7.top+side+back in mold で最終結果を予測

・(トップを接着後、ボディ形状での最終結果を予測)

8.top+side out mold after glued

9.top+side+back in mold after top-glued

 トップとサイドを接着後、モールドから出して行う。

10.(top+side+back taped out mold after top-glued)

 バックをテープ止めして、最終結果を予測できるか?

・(トップとバックを接着後、ボディ形状での最終結果)

11.top+back+side out mold after top-back-glued no-bridge

12.top+back+side out mold after top-back-glued taped-bridge+pin

13.ヘルムホルツ周波数の調整

14.塗装後

15.ネック有り無し、ブリッジ接着


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オリジナルギター3 ネックブロック4:部品加工~仮組立~接着・組立 [original guitar3]

前面と上面を基準にして、寸法を調整します。側板2枚、底板、中柱、受板の6つの直方体の寸法をサンディングバーを使って揃えます。

1.側面部材の厚さを15→10mmにする。

2.側板の奥行きを79mmに揃える。

3.内部材の高さを67mmにする。

4.上面と高さの差(ネック厚15mm+1mm)を16mmにする。

5.底板の奥行を79mm

6.ネック支え部分の高さを16mmに平行に取り付ける。

すべての部品の寸法が出たら、Fクランプで仮組み立てして、寸法を測ります。底板は、切り出し時は18mmですが、完成状態では、ネック側13mm、ボディ側16mmになるように削ります。

ネック側前面とトップ面を基準にして、組立・接着を行います。

トップ面から16mmで内部材のトップ面、ネック側の取付深さは21mm。

ネック取り付け穴はまだ開けていません。一昼夜おきます。

組立完成です。

 

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オリジナルギター3 フィンガーボード3:フレット溝切と外形カット [original guitar3]

フレット溝を切っていきます。miterboxにフィンガーボードをセットします。

両面テープでフィンガーボードを固定するのですが、マスキングテープを貼ってから、その上からフィンガーボードを貼ります。両面テープの面積も多すぎると後でmiterboxからフィンガーボードを剥がすときに苦労します。


フィンガーボードの厚みは5.5mm。表面の曲率で1mm程度はなくなり、フレット足は2mmなので、溝の深さは3.5mmとします。


miterboxにセットした後、鋸は固定されていて切る方向にしか動きません。溝を切るというより、前後に鋸の歯を動かしてフィンガーボード表面に刃で線を引くようにして滑らせて切っていくと、スムーズに切れます。むやみに力を入れるとうまく切れません。


今回は、フレット数は19(0フレットをいれると20)。ネックと同じ長さで揃えると431.7mmになりますが、ボードエンドからサウンドホールまでの19mmをどうするか、まだ決めていません。寸法線に沿って、仕上がり寸法+2mmにまで外形を切り、サンディングします。


最後にネックの上に載せて、寸法を確認します。

 

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オリジナルギター3 フィンガーボード2:基準面だしと寸法書き [original guitar3]

miterboxの基準面にするため、フィンガーボード材の長辺をサンディングして均します。

サンディングの時に出る削り粉は、フレット溝埋めや修正のためにとっておきます。

基準面ができたら、カットのために寸法書きをします。

1.スコヤで長さ方向の0フレット位置を決め線を書きます。

2.そこから4mm幅でナット端面を決めます。

3.反対側に全長のエンドライン(450.73mm)を入れます。

4.基準面(長さ方向)から5mmの位置にラインを入れ、そこから60mm幅で外形を決めます。(この5mmは最終的にカットします。)

5.さらに中心ラインを引き、0フレット位置で44mm幅(1mm余裕を見て)とエンド60mmに斜めに外形ラインを入れます。

6.外形をカットするのは、フレット溝を切った後なので、miterboxにセットするために幅70mm以下にしておきます。


今回の物は、2Aのもので良いのですが、エボニー材はいいものが入手しにくくなっているようです。


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オリジナルギター3 フィンガーボード1:設計値 [original guitar3]

フィンガーボード・ネックの設計値です。

ネックスケール長はショートスケールで632.46mm(=25.4mm x 249inch)。

フィンガーボード全長は、14フレット+サウンドホールまで450.73mm(=350.7+100)。

フレットボード曲率は、10Rのサンディングブロックと12Rのサンディングブロックですり合わせて完成させるための目標値です。

サドル上での弦間隔が、14フレット幅と同じになるように決めます。

フレット間隔は、このページを参照してください。

今回は、ネックをスルーネックにするので、最終的にフィンガーボードのエンドがどうなるかまだ決めていません。フレットは19フレットまでとします。






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オリジナルギター3 ネック8:穴あけ手順の検討 [original guitar3]

今回のネック取り付け構造は、チルトネック構造にヒントを得た全く新しいものです。初めてバレルナットも使います。

そこで、ネック加工やネックブロックを組み立てる前に、部品レベルで行う加工及び穴あけ手順を決めておきます。

手順は、

0.ネックブロックの部品段階で、Φ2.5ビットでΦ7.5の取付穴の中心に誘い穴を2ヶ所開けておきます。下側穴は、下方向に0.5mmシフトして開けておきます。これは、ネックを斜めにネックブロックに取り付けるためのズレ量です。

1.ネックとネックブロックの仕込み角を調整して、サドル高を決めます。

2.ネックとネックブロックを接続して、ネック側にΦ2.5の穴中心位置を写します。これでネックとネックブロックの位置関係が決まります。

3.ネック側、その中心位置から同じ高さにバレルナットの中心を決め、誘い穴Φ2.5を開けます。

4.ネック側にバレルナット穴Φ10を2ヶ所貫通させます。

5.ネック側に取付ビス穴をΦ7.5に広げます。

6.ネックブロックのネック取り付け面から誘い穴Φ2.5の取付穴をΦ7.5に広げます。


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オリジナルギター3 サイド3:寸法&ベンディング位置決め [original guitar3]


ローズウッドは、テールエンドの木目を合わせたら、設計図に合わせて、厚さ(ネック側で100mm、テール側で120mm)と長さ(全長は750mm)を決めていきます。000タイプですが、低音を重視してボディをセミディープにします。


ベンディングの中心になる部分に幅方向に線を引いておきます。


ウエストは曲げ方向が逆なので、裏に線を引きます。



メープルにもベンディング位置を書いておきます。


メープル材は、1台分のバック&サイド材で2台分のダブルレイヤーサイドが取れるようにします。


バック材は、幅方向に110mmになるよう2分割し、サイド材は長さ方向に半分に分割します。ネック側から340mmの位置に繋ぎ目になります。


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オリジナルギター3 サイド2:外形加工・厚み加工 [original guitar3]

テール側の木目を合わせて、外形寸法から幅方向を調整して、位置を決めます。

テールエンドのパッチを付けないので、最終状態で綺麗に見せるために、左右の木目を合わせます。

電動サンダー粗さ#80 で厚さを1.8mmにします。今回はダブルレイヤーサイドにするので、厚さは基材を含めて、合計4.0mm程度にします。

厚さ測定には、自作の厚み測定器を使いますが、100μ単位でだいたいの厚さを測るには、デジタルノギスの方が早いです。

粉塵がたくさん出るので、晴れた日に外で行います。電動サンダー等の準備に時間に手間がかかるので、トップとバックを同じ日に一気にやります。


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オリジナルギター3 サイド1:ダブルレイヤーサイド組立方法検討 [original guitar3]

オリジナルギター3のハイライトの一つであるダブルレイヤーサイドを作っていきます。


ローズウッド3AにメープルAを貼り合わせた構造とし、基材として2枚の間に美濃和紙を入れる方針で進めます。


接着剤は、エポキシ系を使用します。タイトボンドでもよさそうですが、タイトボンドはある程度圧力がかからないと接着せず、ヒケが大きいので、隙間ができた場合など、それ自体で硬化するエポキシ系が良いのかもしれません。ソモジも硬化時間が長いというだけの理由で、エポキシ系を使っているそうです。


ローズウッドは、2.3mm→1.8mmに

メープルは、1.8mmに指定して購入済み

美濃和紙は、100μ程度なので、合わせて約4mm程度の厚さになりそうです。


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オリジナルギター3 バック3:外形加工・厚さ加工 [original guitar3]


ブックマッチが終わったら、基準線から20mm周囲を大きく取り、外形を切り出します。厚み加工は、電動サンダー粗さ#80 で厚さを2.1mmにします。厚さにローカリティがでないように全面に満遍なく同じ回数通るように行います。厚み測定には、自作の厚み測定器を使いますが、だいたいの厚みを測るには、デジタルノギスの方が早いです。電動サンダー等の準備に手間がかかり、粉塵がたくさん出るので、トップ、バック、サイドを同じ日に一気にやります。

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オリジナルギター3 バック2:ブックマッチ [original guitar3]

ブックマッチを行います。手順は、トップと変わりありません。

貼り合わせ面もほぼ隙間なくピッタリにできました。

数回、サンディング調整して貼り付けました。

一昼夜置いて、完成です。

 

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オリジナルギター3 バック1:木材の選定~外形加工、厚み決定 [original guitar3]

バックはオリジナルギター2と同時に2セット分購入したインディアンローズウッドを使用します。


外形寸法は546x220mm 、外形型でギター取り分を書き、この方法で、厚み目標は2.0mmに決まりました。


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オリジナルギター3 トップ3:外形加工・厚み加工 [original guitar3]

ブックマッチが終わったら、基準線から20mm周囲を大きく取り、外形を切り出します。次に、厚み加工を行います。電動サンダー粗さ#40 で厚さを2.5mmにします。

厚さにローカリティがでないように全面に満遍なく同じ回数通るように行います。

厚み測定には、自作の厚み測定器を使いますが、100μ単位でだいたいの厚みを測るには、デジタルノギスの方が早いです。粉塵がたくさん出るので、晴れた日に外で行います。

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オリジナルギター3 トップ2:ブックマッチ [original guitar3]


温湿度20℃54%RH 50%以下が推奨です。合わせ面をやすりで平らにし、ブックマッチします。ブックマッチ面を観音開きの方向に合わせて、2枚同時にやすりで端面を揃えます。こうすることで、斜めになったとしても、ブックマッチ時にはずれないようにできます。合わせても光が入らないようになるまで隙間は極力なくします。



接着時、合わせるところにキッチンペーパーを敷くと周りとくっつきません。写真幅方向が短いため、右側に押さえ板の幅があるものを使用しました。一昼夜おきます。





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オリジナルギター3 トップ1:木材の選定~外形加工、厚み決定 [original guitar3]

使用する木材の色のバランスを確認します。

top エンゲルマンスプルース

Head ローズウッド

Neck エボニー

Bridge ローズウッド

Soundhole Black&White double Ring

トップ材をブックマッチするように合わせて見ると、中心に黒くくすんでいる部分(端から250mm深さ2mm)があり、位置的にサウンドホールからもずれていて避けられないので、中心5mm幅を切断して取り除きました。

外形型でギター取り分を書き、それの周囲を520x205mmの長方形に切り抜きます。厚さを決める方法で、目標は2.5mmに決まりました。

オリジナルギター2の厚さを見返してみると目標は2.8mmでした。2セット同時期に購入したものですが、1年経つと0.3mmの違いがでるということは、乾燥して硬くなっているということでしょうか。周波数的にロング方向は変わっていません。クロス方向が硬くなっています。周辺の切れ端は、幅30mmで、バックの補強ストリップ(マリッジストリップ)として使用するので取って置きます。


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オリジナルギター3 ネック7:カーボンファイバーロッド準備 [original guitar3]

カーボンファイバーロッドを切断します。今回はネックが長いので、480X9.5X3.2mmの市販カーボンファイバーロッドを2本購入し、長さを420.7mmに切断します。カーボンファイバーロッドは硬いので金属鋸で切ります。

 

ネックは大体の外形が出来たところで一旦止めて、別の部位に移ります。

 

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