カポタスト [parts]
弾く曲は、フィンガーピッキング系の曲が多く、あまり使用頻度が高くなかったので、20年位前からSHUBBというメーカーのものを使い続けています。
オリジナルギター1の音出しをするために、昔弾いた曲をTUB譜にして練習し直していますが、原曲のキーを合わせるためにカポタストを使うことが増えました。
最近はどんなカポがあるかを探していると、カポにより「音が違う」という記事やYoutubeを見かけます。「違う」ということしか言っておらず、理由を言っていないのでかなり怪しいと思っています。
「カポによって音が違う」ことの考えられる理由としては、
1.カポ自体の重さ
2.押さえる強さ
3.その力の均等性
①ネックと垂直方向
②ネックと平行方向
ですが、
1の重さは、ここにあるようにアコギでは低周波数過ぎて関係ありません。
2は、あまり強く押さえすぎるとフレットとの圧力が強すぎて滑らなくなり、サスティーンがでにくくなります。フレット近くで押さえすぎる(3の②)のも良くありません。
3は、ネック表面のRとカポの押さえ部のRがあっていない場合は可能性大です。後は、片持ちの場合は、1弦側か6弦側に偏りがでる場合があります。
といっても色々なカポを使ったわけではなく、経験的には、はっきりとわかりません。
G7th / Heritage Guitar Capo Wide というのが、17000円ほどで売られていて、ART (Adaptive Radius Technology)機構:弦を押さえるパッド部分が指板のアールに合わせて変形することができるようです。「自動的にギターのネックの半径と弦のゲージに反応し、弦にかかる圧力を完全に分散させ、必要最小限の張力で最大限のチューニングの安定性を実現」しているそうです。
それにしても高い!!
ピックと爪 [parts]
ストローク等に使用しているピックはべっ甲製0.8mmです。
プラスティック製より高いですが、音は良いと思います。プラスティック製にありがちな、シャリシャリ感が少なく弦を的確に弾いてくれます。もう何年も使用していますが、それほど強く弾かないので減りません。
フィンガーピッキングは、爪です。爪の長さはこんな感じです。昔はサムピックを使っていましたが、今は弦が良くなり低音がでるので、使っていません。
今後は、ピックとフィンガーピッキングを交互にやることを考えて、サムピックを使ってみようと思っています。
弦2 [parts]
この写真の右に写っているものはダッダリオEXP26というコーティング弦ですが、以前はこれを使っていました。これは旧品で、製造工程が一貫体制になった新しいものが出ていますが、旧品の方が鳴りが良かった気がするんですが。そこで今回はエリクサーを使ってみました。1ヶ月以上たちますが、新しい感じが長持ちします。音はキラキラ感が増したような感じがします。
ダッダリオもエリクサーに対抗して、コーティングを巻いた後から行うものも出していますが、まだ使ったことがありません。この辺りを弾き比べてみようと思います。スクラッチガード [parts]
ペグ・チューナー の発注 [parts]
オリジナルギター2のペグ・チューナーは、GOTOH SGS510Z-S5-L3+R3-Chrome を使用しました。楽天市場のクロサワ楽器店が受注生産をまとめて扱っているので、リーズナブルな価格で買うことができます。納期は3週間くらいかかりました。
GOTOHは、今更説明するまでもないのですが、日本製の性能の良いペグ・チューナーメーカーです。なかでも510シリーズは、世界中のほとんどのビルダーが使用しています。
オリジナルギター3は、Goldタイプ、ペグが大きいL5タイプを発注しましたが、受注生産で納期が6ヶ月かかるとの回答がありました。
慌てて似たようなタイプをネットで探したところ、GOTOH SGL510Z L5 C L3R3 クローム 両側 6個セット【SGL510Z-L5/C/L3R3】があり、購入しました。 これは21回転タイプです。価格は9990円でした。
楽天のクロサワ楽器店(受注生産)は価格が安くていいのですが、タイプによって納期が異なるので、確認する必要があります。
バレルナット [parts]
サウンドホールカバー [parts]
サウンドホールカバーは、一般には消音器として使用されているようですが、これを利用してヘルムホルツ周波数を変化させます。ヘルムホルツ周波数は、サウンドホールの直径に比例し、ボディ容積に反比例します。
よって、サウンドホールにカバーをすると等価的にサウンドホールの面積が減る(直径が減る)ので、ヘルムホルツ周波数が下がり、低音の音質が改善されます。
低音の音質改善は方法があまりありません。本質的には、ボディを大きくするしかありません。
アマゾンで売っているサウンドホールカバーの効果をオリジナルギター2で確認しました。
サウンドホールにカバーをするとヘルムホルツ周波数が9Hz下がりました。
100Hzから91Hzまで下がります。
6弦の3フレット(G:98Hz)が詰まり気味だったものなくなり、低音の音質とサスティーンが改善されます。
いいことばかりではありません。消音器として使われているのですから、音量は下がります。
弦 [parts]
いろいろなメーカーの弦を使用してきましたが、今は、ダッダリオに決めています。
ゲージも含め、何を選ぶかは完全な好みの問題です。
写真右は、以前のタイプで工程の一部を外注化していたらしい。左は今のタイプ。
数年前までは、ダダリオ アコースティックギター弦 フォスファーブロンズ Custom Light .011-.052 EJ26を使用していましたが、夏などは2,3日で表面がさびてきてしまうので、弾くときには1週間で交換していました。
ダッダリオにもフォスファーブロンズ Custom Light .011-.052 XTAPB1152が出てきたので、試してみるとなかなか良いのでこれをずっと使っています。
ノーマル弦が1週間ならば、2か月くらいは持つ感じがします。押さえた指の滑り具合もノーマルより好きです。この辺りは好みです。
オリジナルギターにはダッダリオのコーティング弦に決めています。
80/20は音量が出ない気がするので、フォスファーブロンズをお勧めします。