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ギターの組立や理論に関する本 [books]

今までで参考になった本や記事を紹介します。


gore&gillet.JPG1.Contemporary Acoustic Guitar Design and Build
Trevor Gore Guitars
Gilet Guitars

ギターに関する本を何冊か購入ましたが、購入した中で最も素晴らしい内容でした。理論と製作の2冊からなっています。スチール弦とクラシックの両方について書かれており、振動工学に出てくる運動方程式が出てきます。ギター理論の本では珍しく分析的です。特にトーンウッドの厚さ決定方法は有益でした。その他も具体的なデータや方法がたくさん載っています。著者自身のまったく新しいトップブレース設計が紹介されています。イントネーションの問題等すべてがカバーされています。
 250オーストラリアドルだったと思います。ホームページから直接Paypalで買いました。Amazonでは売っていませんでした。StewMacでも売っていますが、高いです。


2.Making The Responsive Guitar / The Responsive Guitar

ご存じ、優れた応答性と音色のギターで有名なErvin Somogyiの本です。
ギターの物理学、音響学、および構造に関する内容です。但し、技術者ではないので、具体的な数式や数字はあまり載っていません。楽器の背景やその背後にある技術、哲学が書かれています。Making the ResponsiveGuitar(製作)とThe Responsive Guitar(理論)の2冊から構成されています。Amazonで購入する場合は、2冊セットか1冊かをよく確認して下さい。StewMac、紀伊国屋でも買えます。30,000円位します。

以上の2冊は英語ですので、読むのに大変です。日本語の本が欲しい方は、以下のものでどうでしょうか。但し、クラシックギターについてです。

3.メイキングマスターギター ギターの名器とその製作法詳説
Amazonで買えます。
日本語版。製作工程から、トーレス、ハウザーといった名器とその設計図、さらには工具類や木材についても解説。ボイシングについては載っていません。


4.Chladni Presentation Mark Blanchard
Blanchard Guitars

2007年8月ギターフェスティバルでのクラドニのボイシングテクニックのギター製作への実用化について講演をまとめたもの。ギター製作ルーチンでクラドニテクニックをどのように使用しているかを説明。クラドニパターンの作成と解釈、トッププレートとバックプレートのボイシング、完成したサウンドボックスのチューニングなどが含まれます。PDF68ページを15ドルで販売。著者にメールしてPaypalで購入できます。少し深いところで、ボイシングに行き詰った時にどうでしょうか。

当然のように、この手の本はすべて英語なので、そこは頑張って訳すしかありません。

紙 ⇒ スキャナーでPDF化 ⇒ OCRソフトでテキスト化 ⇒ Google翻訳 というやり方がありますので、苦手な方は試してみてください。






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