SSブログ
original guitar4 ブログトップ
前の10件 | -

オリジナルギター4 ボイシング19:top+back+side out mold with glued bridge [original guitar4]

1.jpg


2.jpg

ブリッジ接着後、モノポール周波数が下がりました。


トップモノポール周波数は10Hz(ブリッジは21gなので、0.5Hz/g)以上下がると考えていましたが、思ったほど下がりませんでした。モノポール周波数がやや高いので、最終形(ネック装着、弦張)で確認後、ブレースを削る必要があるかもしれません。

 

nice!(0)  コメント(0) 

オリジナルギター4 ボディ41:ブリッジ接着 [original guitar4]

ブリッジを接着します。

マスキングテープを剥がす.JPG

マスキングテープを剥がします。少し内側をパワーグリップ彫刻刀でトップ表面にキズがつかないように切り込みを入れます。剥がしたテープの上から塗装層がとれるので、この厚さを測定します。8回重ねて約400μでした。よって厚さは約50μ。塗装の厚さは100μ以下といわれているので、まあまあでしょう。

塗装も剥がす.JPG

ブリッジ外形にピタッとはまるように塗装を剥がしていきます。塗装が剥がれたら、周囲のバリを落とすようにパワーグリップで内側に削ります。これは微妙な作業なので集中力が必要です。

ブリッジ接着治具.JPG

塗装を剥がし終えたら、ブリッジの接着に移ります。これらは接着のための治具です。右側からCクランプ、内部からブレースを避ける治具、ブリッジ押さえ治具です。

接着クランプ.JPG

クランプ後はこのような状態で一昼夜置きます。

ブリッジ押さえ治具.JPG

ブリッジ抑え治具は、Cクランプ1本で押さえるため、ブリッジ中央と左右の高さをそろえるためにコルクで調整しています。中央部分も低音側が少し高いため、高さをスプルース材で補正しています。

内部からブレースを避ける治具.JPG

内部からブレースを避ける治具は、内側からブリッジプレートを押さえますが、Xブレースやフィンガーブレースを避けるようにできています。この2つの治具でブリッジとトップを挟んでタイトボンドで接着します。

完成.JPG

一昼夜おいて、クランプを外して完成です。


nice!(0)  コメント(0) 

オリジナルギター4 ボイシング18:top+back+side out mold after top-back-glued no-bridge after finishing [original guitar4]

波形.jpg

塗装前後の比較.jpg

塗装後、ブリッジ接着前に測定しました。上からlong、cross-high、cross-lowの順です。

Org.#2,3では、塗装後はモノポール周波数が低くなりましたが、今回は変化がありません。むしろ高くなっています。これは塗装膜が十分に乾燥して硬くなったからでしょうか。

参考:Ask the Expert: Does a Guitar’s Finish Really Affect the Tone?

 

 

nice!(0)  コメント(0) 

オリジナルギター4 ボディ40:コンパウンドポリッシング [original guitar4]

#2000サンドペーパーで水研ぎが終了した後、全体的にはくすんでいますが、均等にサンディングされています。

コンパウンドは光陽社ヨゴレ落としコンパウンドワシン研磨剤コンパウンド白極細目と2段階で進めていきますが、光陽社は隙間に入って白く残ってしまうため、ネックではワシンは使わずにいましたが、よりきれいに仕上げるために2段階で進めることにします。

汚れ落としコンパウンド1.JPG

汚れ落としコンパウンド2.JPG

汚れ落としコンパウンド3.JPG

今回は塗装がうまくいったので、隙間などがなくコンパウンドが入り込む隙間がなく、まず少し粗い光陽社ヨゴレ落としコンパウンドで全体を磨きました。研磨剤の粒径がはっきりと書いていないので、粗いといっても一般的には細目といったレベルです。本来の用途としては、木工用ではなく金属系のような感じです。脂分があります。ウェスは、綿100%の着古したTシャツの端切れを使いました。

磨きコンパウンド1.JPG

磨きコンパウンド2.JPG

磨きコンパウンド3.JPG

最後はワシン研磨剤コンパウンド白極細目を使って最終仕上げをします。これは塗料メーカーが出している木工用のコンパウンドです。隙間に入っても白く残ることは少ないです。


これで完成ですが、ポリウレタンはラッカー仕上げに比べて光沢感は今一つです。

 

nice!(0)  コメント(0) 

オリジナルギター4 ボディ39:水研ぎ [original guitar4]

1ヶ月以上経ち、いよいよ水研ぎ〜コンパウンドポリッシングを行います。#800の水研ぎ用サンドペーパーに水に浸して軽く研いでいきます。

#800で水研ぎ1.JPG

#800で水研ぎ2.JPG

#800で水研ぎ3.JPG

#800で3回研いだ後です。光っていない部分が水研ぎができた部分で、光っている部分はペーパーがあたっていなく、スジむらになっています。

#800で仕上げ1.JPG
#800で仕上げ2.JPG
光っている部分をなくすように水研ぎして80%程度水研ぎができたところで、#1000に移ります。
#1000バック.JPG
#1000で研いで光っている部分をなくしました。ここまでで粗く水研ぎが終了して、全体がくすんでいます。ここまではスジむらや凹みをなくしたりしますが、木地が露出しないように削りすぎに注意します。
#2000で仕上げ1.JPG
#2000で仕上げ2.JPG
次に#2000に移ります。#2000になれば木地が露出する心配は少ないので、ムラが出ないように全体を均等に研いでいきます。

nice!(0)  コメント(0) 

オリジナルギター4 ネック45:水研ぎ→コンパウンドポリッシング [original guitar4]

#800で水研ぎ.JPG

ネック塗装してから49日後に水研ぎ→コンパウンドポリッシングを行いました。水研ぎ用サンドペーパー#800→#1000→#2000と番手を上げていきます。水に1,2滴中性洗剤を垂らして、サンドペーパーを浸して水研ぎます。力をかけずに表面をなでるように行います。全体を10往復すると、こんな感じになります。

 曇っている部分が水研ぎができた部分で、光っている筋ムラがなくなるまで研いでいきます。あまり力を入れすぎると木地が露出するので、筋ムラがなくなるぎりぎりまで行います。

#800終了.jpg

全体が曇って光った部分がなくなれば、#1000,#2000で同じように行います。#800でしっかりとサンディングできていれば大きなムラはとれているので、#1000、#2000では全体均すように軽く行います。

コンパウンドポリッシング.JPG

Org.#2、Org.#3では、光陽社ヨゴレ落としコンパウンドワシン研磨剤コンパウンド白極細目と2段階でコンパウンドポリッシングをしましたが、光陽社のものは、溝や隙間に入ると白く残ってしまうため、今回は使用しないでワシン製のものだけで磨きました。

エッジ処理.jpg

マスキングテープを外すとフレット面とネックの境界に塗料のバリが出ているのでこれを#400で削り取り、完成です。


nice!(0)  コメント(0) 

オリジナルギター4 ボディ38:塗装の状態チェック2 [original guitar4]

トップのヒケ.JPG

トップは塗装後2週間ですが、ヒケが出始めています。

バックのヒケ.JPG

バックはあまり出ていません。1ヶ月置いて、水研ぎをします。


nice!(0)  コメント(0) 

オリジナルギター4 ネック44:ネック塗装状況を確認する。 [original guitar4]

水性ウレタンニスによるネック塗装が終了してから1ヶ月が経ちました。油性ウレタンニスで塗装という方針でしたが、上手くいかずに今まで通りの比較的簡単な水性ウレタンニスをスポンジ刷毛で塗る方法に切り替えました。1ヶ月置いたのは、ヒケを防止するためです。ヒケは、塗装が時間経過とともにやせてくることです。塗装したところが木目や貼付ヶ所に沿って凹んできます。Org.#2、 #3 、特にボディでは、数ヶ月経つと細かなヒケが発生しました。

ヘッド裏.JPG

ネック.JPG

ネックを見るとヘッド裏が一部、細かくヒケができていますが、ネック全体は特に凹みは出ていません。ボディはまだ2週間程度しかたっていないので、ボディと合わせて水研ぎをしていきます。


nice!(0)  コメント(0) 

オリジナルギター4 ボディ37:塗装の状態チェック [original guitar4]

#4の塗装状態をチェックします。

ネック塗装後17日.JPG

フィンガーボード境目.JPG

ネックは塗装後17日経っています。ヘッド表裏、ネック裏、フィンガーボードとの境もヒケがなく、特に問題ありません。

バック9日目.JPG

バック.JPG

バック&サイドは9日目です。ブツと塗装ムラがありますが、ヒケは発生していません。

トップ5日目.JPG

トップは5日目です。少し塗装の筋ムラがありますが、ヒケは発生していません。ネックはあと1週間くらいで、トップとバック&サイドは後3週間くらいおいてから、水研ぎに入ります。

 

nice!(0)  コメント(0) 

オリジナルギター4 塗装を終えて その2 [original guitar4]

ここで塗ることは終わりで、水研ぎコンパウンドの磨きを残しています。どのような塗装もヒケがでますが、Org.#3で実際に経験したので、#4では最終塗装から1ヶ月程度寝かせて十分乾燥させます。


さてここで、今までの塗装を総括してみようと思います。#1、#2、#3の現状を比べてみます。

#1トップ.JPG

#1は完成後3年半が経過しています。油性ウレタンニスを使いました。トップは、琥珀色になってしまい、薄すぎて木地が露出した部分もありました。

#1バック.JPG

バックは目止めをしていないので、導管が残っています。

#1ヘッド.JPG

ヘッドはローズウッドでこれも導管が残っています。油性ウレタンニスは耐久性は最も良いのですが、琥珀色になってしまうので難点です。


#2導管が埋まっていない.JPG

#2は無色透明であるという理由で水性ウレタンニスを使用しました。完成後2年半が経過しています。バック&サイドにインディアンローズウッドを使いましたが、目止めはしないで、水性サンディングシーラーと水性ウレタンニスを塗り重ねました。完全に導管を埋めることはできていません。艶を求めるならば、Z-Poxyなどの何らかの目止めが必要です。ベトツキ感はありません。#3で問題となったチューナーのゴム痕も問題ありません。時間が経っているのと、冬で乾燥しているせいかもしれません。

#2ネック.JPG

ネックも艶はなくなっていますが、問題ありません。

#2トップ.JPG

トップも問題ありません。


#3木地が出ている.JPG

#3は製作後1年半が経過しています。これも水性ウレタンニスを使いました。トップは下塗りには水性サンディングシーラーを使い、水性ウレタンニスを重ね塗りしたのですが、筋ムラを押さえようとして、濃度を薄く(1:1)したせいか、塗膜が厚くできずに、何か所かで木地が露出してしまいました。

#3ヒケ.JPG

バック&サイドはインディアンローズウッドを使い、下塗り(目止め)としてZ-Poxyを使いました。塗装直後はZ-Poxyは目止めとしては機能したのですが、バックは時間が経つにつれて、細かなヒケが発生しています。特にブックマッチの部分に線が入っています。

#3ヒケ2.JPG

これはバックだけでなく、トップも発生しているので、Z-Poxyの問題ではなく、乾燥時間が足らなかったことが原因だと判断しています。また、塗装完了直後、チューナーのゴムによるヘッド塗装部に押さえ痕が出ました。これは塗膜を溶かすようなものではなく、乾燥不足による痕だと考えています。冬の時期には僅かに出ますが、布で拭き取れば消えます。

#3サイド.JPG

サイドはヒケは少なく、比較的きれいに出来ています。


#4は現在進行中ですが、透明な油性ウレタンニスのスプレータイプを使ったのですが、ドライミストと低温環境に悩まされました。結局、#2でうまくいった水性ウレタンニスを使っています。


ウレタンニスでは、ラッカーニスよりも仕上げたときの艶が少ないです。光沢を出すにはラッカー仕上げが良いと思います。しかし、ラッカーニスはゴム系に弱く痕ができますから、耐久性を求めるならばウレタンニスです。#4は無色透明の油性ウレタンニスが見つかったのでスプレータイプを使いましたが、気温の低い冬には不適切でした。夏にもう一度試してみようと考えています。

 

nice!(0)  コメント(0) 
前の10件 | - original guitar4 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。