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オリジナルギター3 設計図作成7:ヘッドとブリッジ [design drawing]




ヘッドは、オリジナルギター2から、ブリッジはオリジナルギター1から同じデザインです。ブリッジはなるべく軽くできるようにします。マーチンタイプ30gから20g位に軽量化できます。勿論、ブリッジピンやサドルの重さも重要です。


ビルダーのIDなので、これからも同じデザインで行こうと思っています。





 


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オリジナルギター3 設計図作成6:トップとバックのブレース配置 [design drawing]

トップとバックのブレース配置.JPG

ブレース配置です。オリジナルギター2とほぼ同じです。

Xブレースは、LMi図面から変えていません。500x20x9mmが9本、購入時に加工済みです。

ダブルXの位置と角度ですが、クロスダイポールとロングダイポールの間隔を広げるためにトーンブレースの「X」を縦長にしようと思いましたが、何も根拠(データ)がないので、同じ角度にしました。位置は、第一トーンブレースの位置にしました。

結果的に、Headwayと似てしまいました。

バック側は、オリジナルギター2と完全に同じで、Gore &Giletの本の受け売りです。3本ラダー+放射状ブレースです。

P.S. 14FジョイントのマーチンOOOオーディトリアムをベースにしたフルサイズの図面は、ここからも購入できます。




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オリジナルギター3 設計図作成5:ブレース加工 [design drawing]

ブレース加工図.JPG
トップブレース投影図.JPG
バックブレース投影図.JPG

ブレース加工図です。オリジナルギター2と基本的に変わりませんが、ブレースは500x20x9mmが9本、購入時に加工済みです。加工費用は、100円/カットなので、+800円で、2000円でした。この内、トップとバックを合わせて8本使用します。

1枚目の図面は、各ブレースの長さ、鋸による1次加工図です。高さは17mmに揃えます。

今回は、トーンブレースをダブルXにしますが、板取りに大きな変更はありません。

2枚目は、オリジナルギター2で作った横からの投影図を基に加工したトップブレースの外形を写した実体図です。

3枚目は、同じくバックブレースの実体図です。マリッジストリップ(バックのブックマッチ部に内側から貼る補強材)は、トップの端材を利用します。

加工を効率的に進めるため、ブレースを貼り付ける前にここまで加工します。ポイントは、貼り付け時にクランプを留める場所を平面で残しておくことです。

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オリジナルギター3 設計図作成4:ダブルレイヤーサイド [design drawing]

ダブルレイヤーサイド.JPG

ダブルレイヤーサイドの内側をインディアンローズウッドにするかメープルにするか考えましたが、密着性を考えて、表のインディアンローズウッドが固いので、柔らかいメープルにします。値段もこれが一番安い。ローズウッド2枚は重すぎるという懸念もあります。

通常のバック&サイド材を購入して、サイド材だけ使用すると、バック材が余ってしまうので、2分割することを考えました。バック材を幅方向に2分割、サイド材を長さ方向に2分割することで、バック&サイド材1セットで2台分取れます。サイドに切れ目が入りますが、サイドスプリントの補強材で繋ぎ目を隠します。

板取りは、ベンディングするときのやり易さを考えて、長さ方向に少し余裕を見ています。

バック材から360mm x 115mmが4枚、サイド材から420mm x 120mmが4枚とれるので、2台分が賄えます。

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オリジナルギター3 設計図作成3:ネック [design drawing]

ネック.JPG
ネックブロックの記事でも書いたように、ネック接続回り、取り付け方法をゼロベースで設計し直します。

方針は、
・ネックとボディ接続全体に剛性の連続性を持たせる。
・設計・加工・調整・取り外しが簡単にできる。
・ハイフレットへアクセスしやすくする。
・ボルト等の留め具を表面に出さない。
です。

今回のネックは、ボディに入ってからサウンドホール前までネックベースが繋がっているスルーネック構造にします。

補強材は、トラスロッドとカーボンファイバーロッド(CFR)をいれます。CFRは、ネックベース全体に入れます。これにより14フレット(ボディ端)での曲がりが押さえられると思います。そのしわ寄せ(というか力)は、ボディ側に来ると思いますが。

fallawayはネック側(フレットボード)で取ります。

ボルトオンオフは、フェンダーの構造が最もシンプルですが、バック側のボルトを隠すことができなかったので、チルトネック構造にあるようなT字形で、サウンドホール内側からのアクセスにしました。

図面には書いていませんが、ネック側にバレルナットを仕込む10mmの貫通穴が2個開きます(ネックブロック記事参照)。

完全なヒールレス構造は取りませんでした。デザイン性を考えて、ネックが最大で10mmボディからでるようにしました。

ヘッドデザインは前機種と同じですが、ヘッド上のチューナー位置を下げて、ナットでの弦の曲げ角が、なるべく大きくなるように、16mmと厚くしてあります。

今回の特徴は、ネックとボディの接触を取り付け面だけしたことです。ネックはトップとボディと接触しません。隙間が空きます。隙間を埋めるためのパーツも用意しましたが、デザイン性も含めて外見をどうするか作りながら考えていきます。




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オリジナルギター3 設計図作成2:ネックブロック [design drawing]

ネックブロック.JPG

ネックの取り付け方法をゼロベースで設計し直します。

いろいろな部品が集まるという意味での複雑さはここに集約されるのでなるべく簡単な構成にしようと考えています。

方針は、
・ネックとボディ接続全体に剛性の連続性を持たせる。
・設計・加工・調整・取り外しが簡単にできる。
・ハイフレットへアクセスしやすくする。
・ボルト等の留め具を表面に出さない。
です。

ネックは、ボディに入ってからもサウンドホール前までネックベースが繋がっているスルーネック構造にします。

フェンダーのように裏面からボルトで留める構造も考えましたが、ネック裏面のボルトが隠せないこと、ネック内部の構造物(トラスロッドとカーボンファイバーロッド)との干渉が避けられず、諦めました。

ボルトオンオフ構造は変えないで、チルトネック構造にあるようなT字形でボディに留める方法を考えました。

チルトネックと同じように、ボディの内側からアクセスして2本のボルトでネックを留めるようにします。チルトする構造を入れないだけです。

ネック仕込み角.jpg
ネックの取り付け角度の調整は、ネックとネックブロックの取り付け面だけで決まります。ナットには家具などに使用されているバレルナットを使います。このナットを使うことにより、ネック取り付け角度が変わっても、ナットが回転することにより、常にボルトとナットが垂直になります。

チルトはしませんが、取り付け角度を調整できるようにネック側を加工します。

今回は完全なヒールレス構造は取りませんでした。デザイン性を考えて、ネックが最大で10mmボディからでるようにしました。

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オリジナルギター3 設計図作成1:レイアウト [design drawing]

オリジナルギター3では、まず構想、その後、手書きですが図面を作りました。
今回から、7回に渡ってつくった図面を上げていきたいと考えています。

まず、レイアウトから。

レイアウト.JPG

長手方向の寸法を決めていきます。0フレット仕様を組み込みます。
スケール長は、000タイプ:632.5mmです。
14フレット接続なので、ボディ端(=14フレット)を基準点Aとして、
左側はネックで14フレットから0フレットまでが350.7mm
0フレットからナットまで4mmとして、ネック側の寸法は決まります。

ネック側ヘッドは、200x100mmの中に入ればOK。ヘッド図面で詳細を決めます。
ネック幅は、0フレットで43mm、14フレットで56mmとします。

右側はボディで、632.5mm-350.7=281.8mmがサドル位置になりますが、1弦のデッド(振動しない)部分を2mm取ります。弦には振動しない長さがあり、1弦で2mm、6弦で5mmというのが経験的にわかっています。この差はサドルを斜めにすることで補正します。5mm-2mm=3mmなので、サドルの1弦部分からサドル中心までは1.5mm、でボディ端(=14フレット)から281.8mm+2+1.5=285.3mmがサドル中心(B)になります(右上の詳細図参照)。

000タイプのセミディープボディにしました。ボディ長は488mm。
幅はアッパーボウトで284mm、ロワーボウトで488mm。

これで、長手方向を中心に全体のレイアウトが決まりました。

オリジナルギター2とまるで同じです。

P.S.ギターのフレット間隔については、ここを参照してください。


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木材への加工ライン書き8:サイド [design drawing]

サイドに厚さの確保とベンディング(曲げ)のための位置を書き込みます。

木目を合わせる.JPG
サイドをブックマッチするので、テール側の木目を合わせます。特にテール側の飾り(テールの繋ぎ目を隠すために別の板を貼る)は付けない方針なので、この時点で木目が合うように両サイドの高さを決めます。トップ側も合わせますが、ネックで隠れる部分がほとんどなので、テール側を気にしたほうが良いです。

木目を合わせたところで、トップ接着面に木目と平行に基準線を引きます。

000タイプの全長は750mmです。
ネック側を始点として0mmラインを基準線に垂直に引きます。この部分の厚さを100mmにします。
テールエンド(始点から750mm)に垂直にラインを引きます。この部分の厚さは120mmです。
000タイプですが、低音を重視してボディをセミディープにします。

サイドベンディング位置の関係.JPG
ベンディング位置と始点からの寸法をモールドに基準線に垂直にベンディングの頂点になる位置を書いておきます。
アッパーボウト:125mm
ウエスト:280mm(ウエストはベンディング方向が逆なので裏面に書きます。)
ロワーボウト1:520mm
ロワーボウト2:600mm

木材への寸法書き8:サイド.JPG
今回は、ダブルサイドにする予定で、ローズウッド材にメープルを貼り付けようと思っています。メープル材は2つに分ける予定なので、340mmの位置に繋ぎ目位置を点線で書きました。
厚さは470mmからテールエンドまでが120mmで、始点(厚さ100mm)から470mm(厚さ120mm)に斜めにカットラインを引いておきます。

この写真はカット後です。ベンディング時には10mm位の余裕を見てカットしてあります。始点とアッパーボウト125mmのラインを引き直しているので2か所に引いてありますが、本来は1本です。



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木材への加工ライン書き7:ブレース [design drawing]

ブレース材は、購入先で500x20x9mmを9本に加工してもらっています。8本でトップ、バックのブレースをつくることができます。ブレース材はトップやバックにブレース用角材を貼り付けてから削ることが多いようですが、トップやバックの表面にノミが当たり傷つけたりして、削るのが結構大変です。

私は、横からの投影面が出来上がりに近くなるように加工してから、貼り付けるようにしています。こうできるのは、何台も作ってきて、ある程度ブレース形状が分かっているときです。

ブレース側面をそぎ落とすのは、貼り付けた後です。貼り付ける時に押さえるための面を一部平らにしておく必要があります。

トップ側は、
・トランスバースブレース x1
・Xブレース x2
・トーンブレース x2
・フィンガーブレース x4
・ブリッジプレート
・サウンドホールを補強する部材 X3

バック側は、
・第一トランスバースブレース
・第二トランスバースブレース
・第三トランスバースブレース
・ラジアルブレース X4本
・マリッジストリップ

が必要です。

これらを順に木取りをしていきます。

1.トップブレース
トップブレース.JPG
①Xブレースは、写真上2本は、高さは17mm、長さ450mmの直方体から、鋸のカットラインを作図します。ロワーボウト側の端を5mm厚にして、100mmを斜めにカットラインを引きます。(115mmまで平らに残して、160mmまで厚さ8.5mmで斜めにカット、205mmまで斜めにカット)(この部分は写真に反映していません)、250mmのところがクロスポイントで幅9mmの溝を開けます。そこから380mmまでそのままで、70mmを斜めにカットし厚さ5mmにします。
②トランスバースブレースは、高さ17mm長さ285mmの直方体のままで削りません。よって20mm→17mmにするラインだけを書きます。
③トーンブレースは、今回はダブルX仕様にします。高さは17mm、長さ250mmの直方体から、鋸のカットラインを作図します。Xブレース側に食い込む部分から70mm斜めにカット、94mmがクロスポイントで幅9mm、平らな部分は80mm、そこからエンドに向かって斜めにカットします。
④フィンガーブレースは、左右上側2本は、高さ17mm、長さ120mmの直方体から、端から35mmを斜めにして、25mmは平らに、エンドまで60mm斜めにカットします。左右下側2本は、高さ17mm、長さ110mmの直方体から、端から30mmを斜めにして、25mmは平らに、エンドまで55mm斜めにカットします。
サウンドホール補強材とブリッジプレート.JPG
⑤サウンドホールを補強する部材は、20mmブレース部材を17mmにするわけですから、3mm厚の端材が出るのでこれを使います。これをトップのブレース接着位置に合わせて、斜めにカットしたものを3本作ります。
⑥ブリッジプレートは、バックのローズウッド端材を使います。まず、Xブレースの角度に合わせて、三角形に作ります。角度を合わせた後、上側を38mm幅にカット、高さは60mm、下側はダブルXとの間に収まるように六角形します。

2.バックブレース
バックブレース.JPG
①第一トランスバースブレース(上から3本目)は、高さ17mm長さ285mmの直方体のままで削りません。よって20mm→17mmにするラインだけを書きます。
②第二トランスバースブレース(上から4本目)は、高さ17mm長さ280mmの直方体から、両端を3mm厚にして65mmを斜めにカットします。中心から左右70mmを平らにし、高さ17mmにします。
③第三トランスバースブレース(上から2本目)は、高さ17mm長さ380mmの直方体から、両端を3mm厚にして65mmを斜めにカットします。中心は高さを17mmにします。さらに中心(両端から190mm)を左右40mmを13mmの高さにします。この高さを変えることによって、バックモノポール周波数を調整します。
④放射状にラジアルブレースが4本必要です。高さ17mm、長さ100mmの直方体を中心20mmを平らに残して、両端は斜めにカットします。
⑤ブックマッチ部を補強するマリッジストリップ(一番上)
これは、トップのスプルース端材を使い、バックと木目がクロスするように24mm幅、長さ403mmの板を用意します。

この後、作図したブレース材をレザーソーで切っていきます。


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木材への加工ライン書き6:ブリッジ [design drawing]

ブリッジ型紙貼り付け.JPG
ブリッジは、マーチンタイプ購入品から加工しています。ポイントは、できるだけ切削する部分を増やして、なるべく重さを抑えるようにすることです。そのままではローズウッドで30g以上ありますが、これを20g位にします。

上からの投影面をできる限り小さくします。ブリッジの後端を斜めに落とします。さらに両脇をえぐるように削ぎ落します。両端は斜めにカットします。

このための切削するために、オリジナルデザインを型紙として購入品の裏に貼り付けます。

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