SSブログ

チルトネック7:まとめ [structure]

6つの事例を見てきましたが、さらに、ここに載せなかったいくつもの事例があります。今のルシアが行っているチルトネック構造は、基本的に19世紀に開発された構造(stauffer とHowe-Orme)を真似ています。あるいは、それらから派生しています。

どれもネックとボディがボルトでしか接続されないので、音への弊害がないかが懸念されますが、完全にないとは言い切れないが、ほぼ関係ないということでしょう。

構造的にTaylorが採用しているボルトオン構造のスペーサー(調整用の板)は必要ありません。

・調整ボルト以外のボルトを締め直したりする必要があるか?
・弦を緩める必要があるか?(調整のビスが見えることと裏腹、主にサウンドホールからアクセスするために)
・工具が必要か?
・弦の有効長が変わらないか?

については、その目的(ただの調整か積極的に演奏中にアクションをかえたいか)と「ユーザーができるようにするか」という点にかかっていると思います。

6つの比較表.jpg

最後に6つの比較表を載せておきます。各写真はホームページから拝借しました。

「自分が弦高を調整すると考えたときに、どんな方法があるのか」という視点でさらに考えてみたいと思います。

nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。