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トラスロッド [parts]

トラスロッドは何種類かありますが、全体像やその違いが知りたい人は、このサイトが分かりやすいです。

このうちの1Wayタイプ(チャンネルロッド)と 2Way Hot-Rod について、詳しく見ていきます。

オリジナルギターで使用しているのは、トラスロッドNo.SHC-340で、1Wayタイプ(チャンネルロッド)です。このタイプは、順ぞりしか補正できません。ロッドがコの字型のアルミの箱に組み込まれていて、この中に少し撓んでセットされています。ネジを右方向に回すと撓みがなくなり、アルミの箱が締め付けられて真ん中が凸状になり、順ぞりが補正できます。実際に効く角度は100°程度です。これ以上強く回すとネジが破壊されます。

ネックの補強にトラスロッドの両脇にカーボンファイバーロッド 630X9.5X3.2厚mmを組み込んでいますから、調整するということではなく、「初期の順ぞりを補正し、曲がらないように補強する」といった意味合いです。

今は使うつもりはありませんが、2Way Hot-Rodがどういうものか実際に購入して動きを確認しました。

ブラス(真鍮)製のブロックが両脇にあり、2本のロッドがついています。ロッドの両端はネジ状になっていて、組み込むとき下側になる方に、六角レンチで回すナットが溶接されています。

動きを見てみます。両脇のブラス製ブロックを固定して、両方のロッドが撓まないようにしてニュートラル状態を作ります。この時どこにも力はかかっていません。

この状態から両方に回すことができます。まず、左回りに回すと、ナットがついている側(組み込むとき下側)が撓むので、順ぞり方向(つまり逆ぞりを補正する方向)になります。角度にしてほぼ180°回ります(やや回し過ぎかもしれません)。

元のニュートラル状態に戻して、今度は右回りに回すとナットがついている側(組み込むとき下側)が縮むので、逆ぞり方向(つまり順ぞりを補正する方向)になります。角度は100°位回ります。

両方合わせて3/4回転位回ります。これ以上強く回すとネジが破壊されます。

組み込み方は、zinguitarsに詳しく載っています。

1Wayタイプ(チャンネルロッド)は340mmにナットの長さがプラスされて370mm、2Way Hot-Rodは372mmでほぼ同じ長さです。ナット長を入れて、325mm、410mmも用意されています。

2Way Hot-Rodは、456mm、610mmも用意されています。エレキギターによく使われるようで、ネックを補強するのではなく、補正することを前提とした使い方です。

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