トップのネック下を浮かす意味 [structure]
トップサウンドホールを含むアッパーバウトの強度を上げるためにこのルシアは、ネックブロックからバックに伸びるバーによる補強していると考えられますが、それに関連する機能として、フィンガーボードのボディ上になる部分(14フレット~20フレット)をボディから数mm浮かして、さらにトランスバースブレースものぞいて、アッパーボウトの振動面積を広げています。
アッパーバウトは面積も小さいので、音響的には無関係と考えていましたが、このルシアはそこを利用するような構造にしています。そうしたいから、ネックブロックをできる限り小さくして、補強として、このバーを使っているのでしょう。(チルトネック構造にしています。)
アッパーバウトは、音に影響はあるのでしょうか?
これについてアラン・カルースという有名なルシアが、考えを述べています。
要約すると「低周波数(1kHz以下)では振動することができないので、アッパーバウトのサウンドボードの貢献はそれほど多くはない。但し、クラシックギターでは、A=440(1弦Eの5フレット)の出力のピークが、ある条件がそろったとき影響することがあり、ロングダイポール共振は350Hz位ですから、この辺りに色を添えるのに役に立つ。スチール弦ギターは、Xブレースであるため、それが得られないので意味がない」そうです。
高周波的に色を添える可能性があるということでしょう。 どうなんでしょうね。
アッパーバウトは面積も小さいので、音響的には無関係と考えていましたが、このルシアはそこを利用するような構造にしています。そうしたいから、ネックブロックをできる限り小さくして、補強として、このバーを使っているのでしょう。(チルトネック構造にしています。)
アッパーバウトは、音に影響はあるのでしょうか?
これについてアラン・カルースという有名なルシアが、考えを述べています。
要約すると「低周波数(1kHz以下)では振動することができないので、アッパーバウトのサウンドボードの貢献はそれほど多くはない。但し、クラシックギターでは、A=440(1弦Eの5フレット)の出力のピークが、ある条件がそろったとき影響することがあり、ロングダイポール共振は350Hz位ですから、この辺りに色を添えるのに役に立つ。スチール弦ギターは、Xブレースであるため、それが得られないので意味がない」そうです。
高周波的に色を添える可能性があるということでしょう。 どうなんでしょうね。