オリジナルギター1:弦高の変化 [maintenance]
オリジナルギター1を日々弾いている中でどの程度弦高が動くかデータを取ってみました。
完成後、3年経っています。
普段はダッダリオカスタムライト(コーティング)を使っており、1:15のチューナーを1回転半緩めて保管して、使う前にチューニング、2時間後に引き始めます。
2時間後というのは、チューニング直後と2時間後では”鳴り”が違うからです。おそらく弦の張力でトップ(ロワーボウト)に張りができてサスティーンが良くなるのだと思います。
結論から言うと日々の中での弦高の動く範囲は0.1mm程度でした。
弦を緩めないで置くと、2日でチューニングがずれなくなるので、安定したと考えられます。
3、4日目もチューニングがずれなかったので、弦高測定をすると12フレットで6弦側2.0mm、1弦側で1.6mmでした。
この時点で、通常通り1回転半緩めて4日置きました。
チューニングして弦を張って2時間後1.95mm 1.5mmでした。
弦を4日間張りっぱなしにしてもこの程度なので、毎日緩めて置けばほぼ変化はないと思われます。
弦高測定には、「弦高診断」とダッダリオ製のルーラーを使いました。0.1mmを目視で測るわけですから、2つの方法を併用しました。
P.S.弦高診断は、ここから購入できるようです。
オリジナルギター1: 3弦がまた切れた! [maintenance]
弦を張ってから約4ヶ月経っているので、新しい弦に張り替えますが、Elixir NANOWEBの特徴を整理しておきたいと思います。
・煌びやかな音が長い期間続く。音は2ヶ月は持つ。ダッダリオは、煌びやかな音は抑えられていて、ギター本来の音がするが、早くへたる。
・1ヶ月程度経つとコーティング樹脂が剥がれてきて、鳴りが極端に落ちる。
ピックや爪があたる部分のコーティング樹脂が接がれている。特に4弦、5弦の剥がれが激しい。
よく押さえる4弦、5弦のコーティング樹脂の2フレット、3フレット部分が剥がれて、汚れがこびりついている。
コーティング樹脂が剥がれる、この辺りが交換時期かもしれません。
・ダッダリオと比較すると、同じゲージだが少し細く感じる。その分、よく鳴ると思われる。弾いた時の振幅が大きいので、フィンガーピッキングには向いていない(これは個人の好みかも知れない)。
ギターケース 2 [maintenance]
前提はオリジナルギター対応(000タイプ、厚さがロワーボウトで120mm)が入ることです。
オリジナルギター3用にARIA CG-120Cを2022年9月に購入して使っています。ブラック内装、ショルダーストラップ付です。自分の家に置いておく保管用です。
サイズは、私のオリジナルギターのために作られたのではないかと思うほど、ピッタリで隙間なく入ります。ウエストにスペースができますが、その隙間に入る部材も用意されています。
P.S. Classic & Folkとありましたが、大きさがはっきりしなかったので、某ネット販売店に「000タイプは入りますか」とメールで質問したところ「当店では、仕様以外の質問にはこたえられません」というような、販売店の風上にも置けない回答があったので、この店では二度と買い物はしないと心に誓いました。メーカーに直接確認したところ「000が入るのは確認済みとの回答があった」ので、イケベ楽器@楽天市場で安心して購入しました。(バーゲンで7,200円でした。現在、9300円くらいです。)
Org.#1 フィンガーボードの手入れ [maintenance]
弦交換の前にフィンガーボードの手入れをしました。完成してから2.5年くらい経っていますが、あまり弾いていません。経年変化でフレット表面が少しくすんでいるので磨きます。
フレットの表面の清掃レベルであれば、汚れ落とし用コンパウンドを使います。
フレットカバーをして各フレット毎に磨いていきます。コンパウンドをつけすぎるとフレットとフレットボードの隙間に入るので、布に必要最低限の量を浸み込ませてから磨きます。これは見た目をきれいにする意味しかありません。
次にフレットボード自体の汚れ落としをします。汚れ落としには、レモンオイルを使用しますが、今回はほとんど汚れていないので、保湿の意味で乾燥しないようにリンシードオイルを塗って仕上げました。ローズウッドの木目がきれいに見えるようになりました。
Org.#1 3弦が切れた! [maintenance]
昨日使用する弦を紹介したばかりですが、久しぶりに弦がヘタる前に弦が切れた。張ってから約1.5ヶ月。Elixir PhosferBronze NANOWEB custum-lightの3弦。最近の弦は、切れることはないと思っていました。某サイトをみるとバラ弦が売り切れでした。切れやすいのか?音はまだOKなので、AMAZONで慌てて、ばら売りを購入。高いです。
ダッダリオでは記憶がないけど、ほぼ毎日弾いて緩めていたことが原因なのかもしれません。
P.S. phosferbronze は、#14122 でした。間違って80/20を購入してしまいました。
Org.#1 冬期のフレット端の手入れ1 [maintenance]
一週間くらい前に、StewMacから””Fret Sprout and Other Painful Problems”というタイトルのダイレクトメールが来ました。(StewMacに会員登録しているとほぼ毎日ギターの製作やメンテナンスに関するツールの売り込みメールがあります。煩わしく感じますが、時々有益な情報もあります。)Winterizer Acoustic Guitar Care Set の売り込みです。この乾燥した時期にギターの手入れで重要なのはフレット端です。
StewMacからのメールにあった画像を使わせてもらいます。
冬になり乾燥してくると、木が収縮してフレットエンドが飛び出してきて、手に当たります。
オリジナルギター1では、この画像にあるようにタングを何もせず打ち込みました。
オリジナルギター2では、タングを切った物を購入し打ち込みました。
オリジナルギター3では、タングをカットし、フレットエンドを球形に仕上げました。
対策をせずに済むのは3だけです。
オリジナルギター1は写真のようですが、オリジナルギター2でもタングを切って打ち込みましたが、タングとの境部分が飛び出して来ます。
まず、オリジナルギター1を加工します。
Org.#1は1から4フレットを打ち直したので、この4フレット分の端の処理が甘くエッジが引っかかります。弦を張ったままですがネックの保護をして、紙やすり#120でエッジを落とします。
この程度まで削りましたが、完全ではありません。矢印の境部分が引っかかります。弦を張ったままだと金属ヤスリが使いにくいので、この先は弦の張替え時に行います。
クルミ油と亜麻仁油 [maintenance]
ギターのボディの手入れ [maintenance]
フィンガーボードの手入れ [maintenance]
材質にもよりますが、乾燥しやすいのはローズウッドです。エボニーは油分が多いせいか比較的安定しています。
フィンガーボードは、ローズウッドやエボニーは無垢のままです。そこにクルミ油や亜麻仁油でオイルフィニッシュしてあるものが多いと思います。クルミ油や亜麻仁油は乾性油なので酸素に触れると固まります。ブリッジの仕上げにも使われ、保湿性があります。
手入れには、保湿性とクリーニング性がどうなのかで使うものが違ってきます。
クリーニングには、フェルナンデス レモンオイルを使用しています。柑橘類の皮に含まれている油成分で汚れを落とします。保湿効果はないように感じます。直ぐに乾いてくるので。
Freedom Custom Guitar Research SP-P-11 Lemon Oil レモンオイル(youtube)は、蜜蝋を含んでいるので、両方の効果があるそうです。私はまだ使ったことがありません。
マーティン社は、酸が塗装を破壊し、フレットと弦も腐食させるので、レモンオイルを使わないように推奨しています。使いすぎるとということなんでしょう。
私のフィンガーボードの手入れ方法は、汚れたらレモンオイルで拭く。乾燥してきたら、クルミ油で拭くということです。数カ月に1回位です。