薄型ラチェットハンドルセット [tools/jigs]
昨日の続きです。
オリジナルギター4では、フェンダーライクなシンプルなネック構造を考えていますが、ネックを留めるビスが外側から見えるのを嫌って、サウンドボードからアクセスすることを考えています。
しかし、このためには六角レンチのスペースが40mm以上必要でボディ厚み(85mmに)を押さえて、なおかつスペースを確保する方法を考えていますが、スペースばかりを気にして、道具に目がいっていませんでした。
こんなものが売られているので、早速購入して試してみました。
六角ボルトと薄型ラチェットレンチ [tools/jigs]
オリジナルギター4では、フェンダーライクなシンプルなネック構造を考えていますが、ネックを留めるビスが外側から見えるのを嫌って、サウンドボードからアクセスすることを考えています。
しかし、このためには六角レンチのスペースが40mm以上必要でボディ厚み(85mmに)を押さえて、なおかつスペースを確保する方法を考えていましたが、道具に目がいっていませんでした。
六角ボルト+薄型アングルラチェットレンチに道具を変えるだけで解決しそうです。
ラディウスディッシュ検討1 [tools/jigs]
オリジナルギター4に向けて、本格的に曲率を付けようと方法を調査しています。
オリジナルギター1~3では、バックブレースに3mm程度の曲率を疑似的につけていました。そのせいで組立から時間が経つと曲率が戻っていってしまいます。それでも僅かに曲率が付いているので、なんとか強度補強にはなっています。
曲率をつける方法は、ラディウスディッシュです。
この記事によるとR=3m (10feet)が最適なようですが、R=5m(16feet)でも密度の低い木材なら良いようです。
日本国内で販売しているところはないようです。購入を考えると、
これに送料がプラスされます。
などがあります。
購入するのは最後の手段として、お金をかけずに、まず自分で製作することを考えようと思います。
モールドの改良 [tools/jigs]
サイドベンディングする時、モールドに押し込めてサイドを固定しますが、その時にFクランプを使います。しかし、内側は円形ですが、外側は多角形なので押さえどころによっては、押さえたいポイントに当たらず、ズレてしまうことがありました。
特にダブルレイヤーサイドの接着する時、Fクランプは基本的に真っすぐに留めないと力が集中しません。この不具合を解消します。
Fクランプでどこでも押さえられるように、今まで五角形であった外側の角を落として円形に近い多角形にしました。初めからこうすべきでした。とはいっても、使ってみないと気が付かないこともあります。
エポキシ系接着剤 [tools/jigs]
木工の接着にはすべてタイトボンドを使用すると言ってきましたが、ダブルサイドの接着は、エポキシ系接着剤でやってみます。60分硬化型を使用します。
タイトボンドは、圧力をかけることによって接着しますが、硬化後水分が蒸発し体積が縮小します。エポキシ系接着剤は、2液型で、硬く化学反応により樹脂化するため、充填接着できます。
和紙を挟むことで、隙間を少なくでき、接着剤を吸収すると膨張し、どちらの素材とも接着しやすくなるので、接着力が高まります。
ローズウッドとメイプルの端材を使ってエポキシ系接着剤の事前テストで、和紙はエポキシ系接着剤をすぐには吸い込まず、馴染むのに30分位かかることがわかりました。
ネック溝切治具の改造 [tools/jigs]
ネックをボディまで入るスルーネック構造にしたため、長さが81mm長くなりました。
補強材の溝もその分長くなり、溝を切るための治具の長さが足らなくなったので、改造します。StewMacのルーターベースを装着したドレメルルーターのガイドとなります。ブリッジプレート押さえ治具スリム化 [tools/jigs]
ブリッジプレートを裏から押さえる治具の改良を行いました。
理由は、サウンドホール直径の初期値を80mmにする必要があるためです。
サイドにトップ、バックを貼り付けBoxにした後、ブリッジを貼り付ける時に使う治具なので、サウンドホールから出し入れできなければなりません。
機能は損なわずに幅を短くし、角を落として、80mmのサウンドホールから出し入れできるようにしました。
スプレッダースリム化 [tools/jigs]
この話は長く、少し複雑です。
オリジナルギター3では、サウンドホールによるヘルムホルツ周波数調整機能を試してみます。
ヘルムホルツ周波数は、OOOサイズでは、およそ100Hz位です。
これを低音が十分にでる80Hzくらいに設定しようとする と、ヘルムホルツ周波数はサウンドホールの直径に比例するので、通常100mmで設定していたサウンドホールを80mmにする必要があります。
よって、オリジナルギター3では、サウンドホール直径の初期値を80mmにすることにしました。初期値というのは、製作途中でボイシングを行いながら、トップ、バックをサイドに貼った後、塗装する直前にBox状態で実際のヘルムホルツ周波数を確認して最終的な直径を決めようと考えています。
サウンドホールを80mmにするということは、デザイン的に今一つです。これは承知の上で進めています。
それよりも、現実的な問題として、いろいろな治具の改良(スリム化)が必要になります。
今までサウンドホール直径は100mmを前提にしていました。
スプレッダーが80mmのサウンドホールからでるようにしなければなりません。
ということで、スプレッダーのスリム化を行いました。
強度的には問題ないと考えています。余計な贅肉をとったというところです。
ネック補強材溝切治具の改造 [tools/jigs]
自作のネック補強材溝切治具 for ドレメルでトラスロッド溝切を行っていましたが、今回ネックをボディ側ののトランスバースブレースまで伸ばすので、補強材の溝も長くなります。
写真は溝を切っているところです。
ドレメルルーターをスライドする長さを60mmほど長くしました。
今回、ネックはヘッドを除く平らな部分が440.7mm必要なので、購入するネック材(有効長さは400mmなので)によっては長さが足らないものがでてくるので購入時には注意が必要です。または、継ぎ足す必要があります。