スプレッダースリム化 [tools/jigs]
この話は長く、少し複雑です。
オリジナルギター3では、サウンドホールによるヘルムホルツ周波数調整機能を試してみます。
ヘルムホルツ周波数は、OOOサイズでは、およそ100Hz位です。
これを低音が十分にでる80Hzくらいに設定しようとする と、ヘルムホルツ周波数はサウンドホールの直径に比例するので、通常100mmで設定していたサウンドホールを80mmにする必要があります。
よって、オリジナルギター3では、サウンドホール直径の初期値を80mmにすることにしました。初期値というのは、製作途中でボイシングを行いながら、トップ、バックをサイドに貼った後、塗装する直前にBox状態で実際のヘルムホルツ周波数を確認して最終的な直径を決めようと考えています。
サウンドホールを80mmにするということは、デザイン的に今一つです。これは承知の上で進めています。
それよりも、現実的な問題として、いろいろな治具の改良(スリム化)が必要になります。
今までサウンドホール直径は100mmを前提にしていました。
スプレッダーが80mmのサウンドホールからでるようにしなければなりません。
ということで、スプレッダーのスリム化を行いました。
強度的には問題ないと考えています。余計な贅肉をとったというところです。