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オリジナルギター3 設計図作成3:ネック [design drawing]

ネック.JPG
ネックブロックの記事でも書いたように、ネック接続回り、取り付け方法をゼロベースで設計し直します。

方針は、
・ネックとボディ接続全体に剛性の連続性を持たせる。
・設計・加工・調整・取り外しが簡単にできる。
・ハイフレットへアクセスしやすくする。
・ボルト等の留め具を表面に出さない。
です。

今回のネックは、ボディに入ってからサウンドホール前までネックベースが繋がっているスルーネック構造にします。

補強材は、トラスロッドとカーボンファイバーロッド(CFR)をいれます。CFRは、ネックベース全体に入れます。これにより14フレット(ボディ端)での曲がりが押さえられると思います。そのしわ寄せ(というか力)は、ボディ側に来ると思いますが。

fallawayはネック側(フレットボード)で取ります。

ボルトオンオフは、フェンダーの構造が最もシンプルですが、バック側のボルトを隠すことができなかったので、チルトネック構造にあるようなT字形で、サウンドホール内側からのアクセスにしました。

図面には書いていませんが、ネック側にバレルナットを仕込む10mmの貫通穴が2個開きます(ネックブロック記事参照)。

完全なヒールレス構造は取りませんでした。デザイン性を考えて、ネックが最大で10mmボディからでるようにしました。

ヘッドデザインは前機種と同じですが、ヘッド上のチューナー位置を下げて、ナットでの弦の曲げ角が、なるべく大きくなるように、16mmと厚くしてあります。

今回の特徴は、ネックとボディの接触を取り付け面だけしたことです。ネックはトップとボディと接触しません。隙間が空きます。隙間を埋めるためのパーツも用意しましたが、デザイン性も含めて外見をどうするか作りながら考えていきます。




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