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バレルナット [parts]

オリジナルギター3の構想をする中で、ネックの留め方について考えてみました。以前のネックジョイント方法についての記事で、「ボルトオン構造には、もう一つ疑問な点がありますが、もう少し調査検討が進んでから載せたいと思います。」と書きました。 これについて調査、検討が進んで、それを次のギターで取り入れようと考えています。 ボルトオン構造は、元起きが発生した場合の対応方法として、ネックとネック取付ブロックの角度を変えますが、その分、ボルトとナットの挿入に少し角度がついてしまいボルトがナットに上手く入らなくなります。この角度はわずかなので、ボルトが通る穴を少し大きくしておけば良いので、気にしていない(悪い言い方をすると、ごまかしている)と思います。実際は問題ないとは思いますが、常にネック取り付け面に対してボルトとナットの挿入角度を垂直に保っていたいと考えると、単純なボルトーナットではなく別の留め方が必要になります。 オリジナルギター2では、鬼目ナットを使ってボルトを留めましたが、 オリジナルギター2のボルトオン構造.JPG

ネックの取り付け角度を変えるとボルトと鬼目ナットが直線状ではなくなりますから、上手く留められなくなります。現実的には、ネックブロック側の穴を大きくしておくことで、胡麻化しておくということだと思います。 鬼目ナット.JPG

要は、角度が変わってもボルトとナットが常に一直線になるような構造をとる必要があります。 バレルナット.jpg

家具などに使用されているバレルナットを使います。取り付け構造や加工が少し複雑になりますが、常にボルトとナットが一直線になるので、角度を変えても留め具合は変わりません。

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