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工具・治具19 ブリッジ接着 [tools/jigs]

①ブリッジプレート押さえ治具 工具・治具15 ブリッジ加工と取り付け位置穴開けで既出

②ブリッジ押さえ治具
ブリッジ押さえ治具1.JPG
ブリッジ押さえ治具2.JPG
ブリッジの凹凸は2mmのコルクを左右5枚、真ん中1枚重ねて貼ることで吸収し、Cクランプを1個で接着します。

③C型クランプ 厚み100mm×深さ145mm 工具・治具2 トップ、バックブックマッチ工程で既出


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工具・治具18 塗装 [tools/jigs]

塗装.JPG
①紙やすり  #240、#400  紙やすりで既出

②スポンジ刷毛 ハンディ・クラウン スポンジブラシ 2インチ
発泡ウレタン製で、水性ポリウレタン塗料を塗るときに使用します。

水性ポリウレタン塗料 ギターの塗装についてで別掲

サンディングシーラー ギターの塗装についてで別掲

⑤水研ぎ用紙やすり #800 #1000 #2000 紙やすり で既出

⑥光陽社ヨゴレ落としコンパウンド 消耗品 で既出

⑦ワシン研磨剤コンパウンド白極細目 消耗品 で既出

⑧ウエス 消耗品 で既出
コンパウンドを綿100%の布で磨きます。

⑨手袋  消耗品 で既出

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工具・治具17 バックをボディに貼る [tools/jigs]

①湿度計 工具・治具13 トップをボディに貼るで既出
②モールド mold 木型で別掲
スプールクランプ 工具・治具13 トップをボディに貼るで既出
④押さえつけるための板(モールド製作時の端材)工具・治具13 トップをボディに貼るで既出
押さえるための板:バック.JPG
周囲に高さ2mmのコルクを張ることより中心に2mmの隙間ができ、簡易的にバック面を凸型にできます。もちろん、バックブレースを凸型になるように作っておく必要があります。
⑤タイトボンド 消耗品 で既出
⑥レザーソー 180mm 薄刃 工具・治具1 トップ、バック寸法調整、厚み調整 で既出
⑦玉鳥産業 細工鋸 1150 工具・治具4 トップ、バックの外形カット で既出

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工具・治具16 ボディにネック及びバック仮止め [tools/jigs]

①モールド mold 木型で別掲

②スプールクランプ 工具・治具13 トップをボディに貼るで既出

③六角レンチ Φ6 Φ5 工具・治具12 ネック製作で既出

Acoustic Bridge Bolts
Acoustic Bridge Bolts.jpg
ブリッジを接着する前に、1弦と6弦を張ることで、ブリッジとサドルの高さ、ネックの取り付け位置確認できます。

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工具・治具15 ブリッジ加工と取り付け位置穴開け [tools/jigs]

①レザーソー 180mm 薄刃 工具・治具1 トップ、バック寸法調整、厚み調整 で既出

②タジマサンダーSA-50型 中目 SA-50C・荒目 SA-50A 工具・治具7 ネックブロック、テイルブロック製作 で既出

③丸形ヤスリ 工具・治具12 ネック製作 で既出

④電気ドリル 電動工具で既出

⑤穴のエッジを整えるビット  電動工具で既出
⑥紙やすり #240 #400  紙やすりで既出

⑦ブリッジプレート押さえ治具
ブリッジ裏押さえ治具.JPG
ブリッジ接着、ブリッジピンの穴あけに使用します。自作しました。Xブレースやフィンガーブレースを避けてブリッジプレートにあたるようにします。
サウンドホールからの出し入れを可能にするため、幅を90mmにカットすることです。100mmオーバーだとサウンドホールから取り出せません。

⑧Φ4.5のドリルビット 電動工具で既出
ブリッジピン穴は、最終的にはΦ5.0なので、最初からΦ5.0で開けるのが良いかもしれません。

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工具・治具14 フレット打ち込みと整形 [tools/jigs]

フレット打ち込みと整形.JPG
①フレットレスト
フレット打ちは、まずワイヤーを1~20フレットにあった長さにカットします。その時には、フレットがバラバラにならないための治具を作ります。これに順番に入れて置きます。

フレットカッター
フレットカッター.JPG
フレットカッターには、写真のように2種類あり、右のほうが使いやすいです。先端が平らなので後のヤスリ掛けが楽になります。

③プラスティックハンマー ベッセル(VESSEL) プラスチックハンマー 70X1/4
フレットを打ち込むハンマーです。フレットボードのキズが付かないようにプラスティック製を使用します。もうワンサイズ大きいほうがハンマーの自重でうまく打てると思います。

溝切ラジオペンチ
溝切ラジオペンチ.JPG
フレットボードの曲率より少し強めにRをつけておきます。フレット浮きを押さえるために重要なことです。足つきのフレットにRをつけるわけですから、このように加工したラジオペンチも必要になります。このラジオペンチは、先の曲がったものにフレット足を挟めるように加工されています。フレットベンディングプライヤーもあります。

フレットレベラーTL-FL160S
フレットを打ち終わった後、平らにする金属やすりです。フレットレベラーTL-FL160Sに手で持つところを自作して付けました。

⑥斜めレベラー
フレット打ちを終わった後、フレット端を斜めに揃えるツールです。これは自分で作りました。市販品は、角度45°ですが、60°にします。なるべくフレット幅を有効に使うためです。
やすりは、フレットレベラーTL-FL160Sを使用してます。

曲尺
フレット高さチェック.JPG
フレットの高さ調整をするためのツールとして使います。レベリング後、写真にあるように両隣の3つのフレットに曲尺を押し当ててカタカタと音がするようであれば高さにばらつきがあります。これを1フレットに対して真ん中と左右3か所行います。

⑧フレットクラウンファイル HOSCO Luthiers Tools フレットクラウンファイル R=2mm TL-FF2
2mm幅のフレット使うことを前提としていますが、R=1mmのものだとピッタリすぎて動きが取れません。少し大きめのものを使います。もっとよさそうなものがStewMacでありますが、とりあえず使えているのでこれを使っています。

⑨マスキングテープ 幅20mm 5mm 消耗品 で既出

ネックレスト #9002
ネックにフィンガーボードを貼り付けた後、フレットを打つので、その支えです。ネック形状にあった窪んだところがあるのと平らな部分があるのがポイントです。14フレット以降は平らな部分を使います。
 アマゾンで探す と色々出てきますが、どれもいまいちです。自作という手もあります。

⑪紙やすり #400  紙やすり で既出

⑫スチールウール 消耗品 で既出

⑬光陽社ヨゴレ落としコンパウンド 消耗品 で既出
紙やすり#400⇒スチールウール⇒コンパウンドの順でフレットを磨き、仕上げます。

フレット磨きプレート
1フレットずつ磨くために、このプレートがあると便利です。#3008でもよいです。


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工具・治具13 トップをボディに貼る [tools/jigs]

湿度測定.JPG
①湿度計 スプルースは特に湿度の影響を受けやすいので注意
低湿度(45%以下)で接着するようにいろいろな本や記事で書かれています。 とりあえず時計についているもので。

②モールド mold 木型で別掲

スプールクランプ浮き.jpg
スプールクランプ
サイドをモールドに入れ、上下で挟むためのクランプです。モールドはこの工具を使用することを前提に作っています。片側で12個、全部で」24個で挟めるようにモールドをつくりましたが、少しでも間隔が空いてしまうとサイドと隙間ができてしまい、うまくいきません。32個くらいが必要です。これを補うために次の治具を使いました。
押さえつけるための板.JPG
④押さえつけるための板(モールド製作時の端材)
モールド製作時にくり抜いたギターの形をした板です。スプールクランプだけでは隙間が浮いてしまうので、この板を挟んで押さえつけます。

⑤タイトボンド 消耗品 で既出

⑥レザーソー 180mm 薄刃 工具・治具1 トップ、バック寸法調整、厚み調整 で既出
トップがモールドからはみ出した部分をカットします。

⑦玉鳥産業 細工鋸 1150 工具・治具4 トップ、バックの外形カット で既出

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工具・治具12 ネック製作 [tools/jigs]

ネック製作.JPG
①ドレメルルーター 電動工具で既出
トラスロッド溝、カーボンファイバーロッド溝開けに使用します。

②ネック補強材溝切治具 for ドレメル  電動工具で既出
トラスロッド溝切には、自作の治具を使ってこの間にドレメルルーターをスライドさせます。ビットは6.4mm(ルータービット654)を使います。トラスロッドは10~11mm幅深さ10mmなので幅方向に2回、深さは4回繰り返します。カーボングラファイトロッドは、3.2mm(ルータービット 650)で行います。

③レザーソー 180mm 薄刃 工具・治具4 トップ、バックの外形カットで既出

④Fクランプ 工具・治具2 トップ、バックブックマッチ工程で既出

⑤丸型ヤスリ
メーカーは忘れましたが、削り面が丸くなっているものです。「半丸ヤスリ 木工」で調べてください。ヘッド根元のくぼみ部分に使用します。木の丸棒に紙やすりを貼り付ける手もあります。

シントー のこヤスリ L E2101
通常のヤスリの10倍以上速く整形できます。ギター木工のために買ったうちのベスト3に入るの工具です。ネック用カンナもありますが、断然これが速いです。ただ、鋸カスが沢山出ますのでこまめに掃除機で掃除をしてください。マスクを忘れずに。

スコヤ
直角を出すための工具です。基準面からナット位置、0フレット位置、14フレット位置などの垂直線を引くのに使用します。ネックブロックやテールブロック等の部品製作にも使用します。これも必需品です。

⑧ネックテンプレート
shenandoh M000-45(youtube 1:35あたりから)のネック形状が握りやすいので、これに合わせようと、1,5,10フレットの断面のテンプレートを作りました。ネックを削りながら、これで形を確認します。

⑨タジマサンダーSA-50型 中目 SA-50C・荒目 SA-50A 工具・治具7 ネックブロック、テイルブロック製作で既出

⑩タジマサンダーSA-20型 中目 SA-20C 工具・治具7 ネックブロック、テイルブロック製作で既出


⑪丸棒+紙やすり
ヘッド根元のくぼみ部分に使用します。これもマスキングテープを貼ってから、両面テープを貼り付け、紙やすりを貼ります。

⑫エポキシ系接着剤 ボンドクイック30 消耗品で既出
ネック補強材としてトラスロッドとカーボンファイバーロッドを組み込むときに使用します。エポキシ系接着剤であればどれでもよいと思います。

ネックサポート.JPG
⑬ネックレストブロック   ネックサポートというらしい。
写真のように、トラスロッドとカーボンファイバーロッドを組み込むときに使用します。また、フィンガーボードを貼る前にネックを整形してしまったので、これを使用して貼りました。次回からは、フィンガーボードを貼ってからネックを整形します。

⑭電動ドリル Φ7.5,Φ8.5,Φ10 のビット 電動工具で既出

⑮六角レンチ(鬼目ナット取り付け) M5、M6
M5 M6の鬼目ナット取り付け用に使用します。

ラチェット式六角レンチ
写真に写っているものはこれではないですが、ラチェット式の六角レンチが必要になります。サウンドホールからフィンガーボード裏のM5ネジを留める時にこれがないとかなり苦労します。まず、サウンドホールからアクセスして、ビットにM5ビスをセットして、手探りでナット穴に軽くねじ込みます。その後ラチェットで締めていきます。

⑰金属用ビット Φ2.0 電動工具で既出
フィンガーボードポジションマークの穴あけに使用します。木工用は先がすぐに折れてしまうので、これだけ鉄工用の先がないものが良いです。

⑱紙やすり #180 #400 紙やすりで既出

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工具・治具11 フィンガーボード作成 [tools/jigs]

①レザーソー 180mm 薄刃   工具・治具1 トップ、バック寸法調整、厚み調整で既出
エボニー材の幅、長さのカットに使います。硬い木材でもよく切れます。

②白鉛筆   消耗品 で既出
エボニー、ローズウッドなどの濃い木材に書き込む時に使用します。

③Fret Slotting Miter Box+のこぎり   Fret Slotting Miter Box で既出

のこぎりは、StewMac Japanese Fret Sawを使っています。

サンディングブロック.JPG
④サンディングブロック 9.5R 10R 12R
フィンガーボードにRを付けるために紙やすりを貼って使用します。9.5Rと10Rと12Rを使用します。
7.5” と9.5”が裏表のもの10” と12" が裏表のものを使用しますが、紙やすりを貼る時には、まずマスキングテープを貼ってから両面テープを貼り、紙やすりを貼ります。そうしないと剥がすときに苦労します。
もう一つ写っているのは、16Rのものですが、最終的に使用していません。裏表があるものより、片側の物の方が使いやすいかもしれません。

⑤紙やすり   紙やすり で既出
フィンガーボードの最終サンディングは#400で。

⑥リンシードオイル   消耗品 で既出
少し染み込みを必要とするので、柑橘系よりもこちらを使っています。

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工具・治具10 ボイシングのためのトップ・バックーサイド嵌合調整 [tools/jigs]

ボイシングを行うためトップとバックをサイドにクランプするので、接着できる状態(トップーサイドブレース端嵌合調整、トップ側平面だし、ネック取り付け角度面調整、ボディ厚さ調整、バックーサイドブレース端嵌合調整)まで仕上げておく必要があります。

①玉鳥産業 細工鋸 1150 工具・治具4 トップ、バックの外形カットで既出
サイドからはみ出すトップとバックの周辺をできる限り取り除くために、使います。

②ノミ 工具・治具5 トップ、バックブレーシングで既出
トップとバックのブレースをサイドに嵌合させるためにライニングを削る時に使用します。 パーフリングとバインディングを付けないため、サイドは残しておく必要があります。

③ベニヤ板(600 x 45mm)に紙やすり#60を貼ったもの 工具・治具2 トップ、バックブックマッチ工程で既出
トップ、バック面共サイドとの隙間をなくすため、左右の高さを揃えるためにサイドをサンディングするために使います。「サイド接着面サンディング」の良い写真がなかったので、StorkGuitarさんのページ を参考にしてください。

④タジマサンダーSA-50型 中目 SA-50C・荒目 SA-50A 工具・治具7 ネックブロック、テイルブロック製作で既出
これもサイドの接着面を全体を調整するときに使用します。

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工具・治具8 サイドブックマッチ(ネックブロック、テイルブロック接着) [tools/jigs]

モールド(木型) 既に記載済み。

②スプレッダー
スプレッダー.JPG
ターンバックルという部品(ワイヤーを引っ張る部品)を使って自作しました。モールドの中で、ウエスト部分でサイドを外側(モールド)に押すための治具です。モールドにブックマッチしたサイドを固定するために使います。

③Fクランプ  工具・治具5 トップ、バックブレーシングで既出

クランパー
クランパー.JPG
サイドにネックブロック、テイルブロックを挟むときにしようします。

⑤L字スケール
L字スケール.JPG
ネックとボディの取り付け角度を見るために75cm程度の長尺が必要になります。
シンワスケール60㎝シンワスケール1mでも良いです。

⑥モールドを置く台
モールドを置く台.JPG
モールドの厚みは60mm程度ありますから、ブックマッチしたサイドがトップ、バック側とも20mm程度ははみ出します。これをサポートする置台が必要です。角材を接着して自作しました。

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工具・治具7 ネックブロック、テイルブロック製作 [tools/jigs]

レザーソー 180mm 薄刃  工具・治具1 トップ、バック寸法調整、厚み調整 で既出

②タジマサンダーSA-50型 中目 SA-50C・荒目 SA-50A SA-20型 中目 SA-20C
タジマサンダー.JPG
このヤスリも最も使う工具の一つです。注意しなければならないのは、どんな場面でも、粗さでもそれなりの出来上がりになります。オールマイティな工具ではあるけれども、別のもっと良いやり方があるということです。しかしながら、この工具の使い勝手は抜群です。替え刃(刃ではないですが)中目 SA-50Cがお勧めです。のみや鉋の木材を削り取る機能と紙やすりの表面を整える機能を両方兼ね備えています。
 SA-20型は、小型で三角形の形をしています。細部の削りだしにに使用します。特にネックのボディ接触面を削るのに適しています。

③ベニヤ板(600 x 45mm)に紙やすり#60を貼ったもの 工具・治具2 トップ、バックブックマッチ工程 で既出

④タイトボンド 消耗品 で既出

⑤Fクランプ  工具・治具2 トップ、バックブックマッチ工程 で既出

⑥電動ドリル 電動工具 で既出

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工具・治具6 サイドベンディング [tools/jigs]

ベンディングアイロンと霧吹き.JPG
ベンディングアイロン
最初は自作しようと思いましたが、StewMacより購入しました。ベンディングには何らかの専用ツールが必要になります。
ベンディングするときのコツは、高温で少しづつ接する点をずらしながら行うことです。特にローズウッドは、焦げやすいのとヤニがアイロンにつきやすいです。
②霧吹き
ベンディング時に水を吹き付けるのに使用します。100均で買えます。
③Fクランプ  工具・治具5 トップ、バックブレーシングで既出
ベンディングアイロンをワークベンチに固定するのに使用します。

サイドベンディングには、いろいろなやり方があって、この動画のようにベンディングアイロンを使わずに、ベンディング治具でやる方法もあります。これの方が安定するんだろうと思います。
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工具・治具5 トップ、バックブレーシング [tools/jigs]

トップ、バックブレーシング.JPG
ノミ 19mm
ノミ購入には特に注意しましょう。刃先が丸いまま(研ぐことを前提)で売られているものが多くあります。特に安いもの。3本セットなどは買っても使わないので、12mmか15mmが使いやすいと思います。切れ味が悪いと作業性が悪く、トップ面を傷つけやすいので、良いものを買いましょう。それから砥石も必要になります。

②小型鉋
これはどこで買ったか覚えていません。歯幅が25mmありますがもっと狭いほうが良いです。
IBEX社のものが欲しいのですが、MUSTではないのでまだ購入してません。これには丸刃と平刃があります。

紙やすりで既出
最終的に表面を整えるのに使用します。

カムクランプ
カムクランプの深さは215mm(8-1/2")あり、ブレース接着には必需品です。

⑤Fクランプ
アマゾンでも100均でも購入できます。深さ50mmx厚さ100mmの小さなものが重宝します。10個以上は必要です。
ブレースを接着するには、ゴーバーデッキを使うやり方もあります。

白鉛筆
マホガニーやローズウッド等のバック、サイドに下書きする場合に必須です。


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工具・治具4 トップ、バックの外形カット [tools/jigs]

トップ、バックの外形カット.JPG
レザーソー 180mm 薄刃 工具・治具1 トップ、バック寸法調整、厚み調整 で既出
バンドソーを持っていれば使うのでしょうが、これを使ってます。

玉鳥産業 細工鋸 1150
刃の厚さが0.3mmでやわらかく曲がるので、カーブを切るのに便利です。糸ノコも購入しましたが、切り痕が安定していないので使っていません。

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工具・治具3 ロゼッタとサウンドホール開け [tools/jigs]

ロゼッタ製作.JPG
①ドレメルルーター model395
②サウンドホール穴開けやロゼッタ溝には、さらにStewMacのSoundhole and Rosette Routing Jig(写真)をセットして、ビットは3.2mm(ルータービット 650)を使っています。

両方とも電動工具の時に紹介しましたが、サウンドホール開けやロゼッタの同心円上に溝を掘るにはこれが便利です。

この写真は、オリジナルギター2用ロゼッタを製作しているところです。マダガスカルローズウッドの板を円状に並べて周辺をカットしてロゼッタにしています。

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工具・治具2 トップ、バックブックマッチ工程 [tools/jigs]

トップ、バックブックマッチ工程.JPG
ベニヤ板(ボディのモールドを作った時に残った端材 600 x 45mm)
モールドを作った時に残った端材です。手に刺さらないようにエッジを落として使います。これに#60の紙やすりを貼ってブックマッチする面を平らにしたり、ネックヘッド整形、フィンガーボード端、サドル、ナットの平面だし等あらゆるやすりがけに重宝します。

ベニヤ板(ボディのモールドを作った時に残った端材 600 x 45mm)に紙やすり#60を貼ったもの
完成時に表になるきれいな面(木目が隣り合わせであった面)を決定し、面を合わせて重ね、2枚一緒に接着面を同時にやすります。

紙やすりは、100円/枚以下なので気軽に買えます。番手が同じならば同じだと思って買ってしまいがちですが、金属布ベース(黒)、木工紙ベース(茶色)、木工用空研ぎ(うす灰色)、木工水研ぎ(濃い灰色)等いろいろと違います。数字が小さい程粗く、大きい程細かいのは同じです。私が使うのは
空研ぎ #60 #120 #240 #400 #600
水研ぎ #800 #1000 #2000
(写真の左が空研ぎ用、右が水研ぎ用です。目詰まりしにくいです。)

ベニヤ板に紙やすりを貼り付けるのに、両面テープを使いますが、まずは板にマスキングテープを貼ってから、その上に両面テープを貼り、紙やすりを貼ります。こうしておかないと、紙やすりが消耗してきて貼りかえる時にベニヤ板から両面テープが剝がれずに苦労します。

③Fクランプ
この工具は、ギター作りには欠かせないものです。長さ100x奥行50mm 10個 長さ200x奥行50mm 6個 を揃えておくと便利です。100均で売っています。最も使用する工具の一つです。

Cクランプ深型 100mm×145mm Fクランプで届かない中心部分を押さえます。

⑤サランラップ
接着時にタイトボンドが、台に付かないように接着面を覆うための物です。写真に写っていません。

⑥タイトボンド 消耗品 で既出


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工具・治具1 トップ、バック寸法調整、厚み調整 [tools/jigs]

トップ、バック寸法調整、厚み調整.JPG
①ワークベンチ
しっかりとした作業台があればよいのですが、ない場合は購入しましょう。メインに作業する台です。高さ78cm。他に置台がない場合は、2台購入しましょう。接着したものを仮置きするときに加工用ともう一台必要になります。力がかかる訳ではないので、普通のテーブルでもOKです。
②ワークボード
モールドを製作したときの余りべニア材です。600x600x12mm。
③コルクボード
2mm厚コルクボードを全面に貼っておくと部品や木材を傷つけません。
④Cクランプ
ワークボードをワークベンチに固定するために使います。本格的に固定する方法をとればよいのですが、これで凌いでいます。100均で買えます。
⑤電動サンダー 電動工具で別掲。
レザーソー 180mm 薄刃
この工具は、最も使用頻度の高い工具の1つです。0.3mmで切れ味が良いです。すべての切る工程の80%はこれを使っています。2台を作りましたが、全く切れ味は落ちていません。
このタイプで0.5mm厚の物があります。Z ハンディ200 大工目本体です。これは、先端に支えがついていませんので、厚みがある部材、例えばネックブロックなどでも刃先が全部入るのでこちらの方が良いかもしれません。私は刃が細かいのと、薄さを優先させて0.3mmを使っています。
⑦ノギス
⑧厚み測定器
ダイヤルシクネスゲージも市販されていますが、高いのでシックネスゲージを購入して自作しました。但し、使い方は微妙です。10μまで測れるので、少しのぐらつきで正しい厚みを測定するのは難しいです。板を測定する軸に対して垂直に挟まないと正しく測れないので注意が必要です。

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消耗品 [tools/jigs]

組立時に使う消耗品を上げておきます。
消耗品.JPG

1.タイトボンド
木工の接着にはすべてこれを使用します。115ml で1台分は十分です。むしろ、何年も使えないのでなるべく小さいモノを買います。膠を使うとかいろいろありますが、それは個人の好みです。買った日付を書いておきましょう。保存期限 (気温24度で密閉保管)24ヶ月です。これ以上過ぎたものは捨てましょう。接着力が落ちています。タイトボンドを外すには、膠より少し高い熱を加える必要があるようです。

2.ポキシ系接着剤 ボンドクイック30 80g
ネック補強材としてトラスロッドとカーボンファイバーロッドを組み込むときに使用します。エポキシ系接着剤であればどれでもよいと思います。2液混合タイプで、30分硬化、半透明です。トラスロッドとカーボンファイバーロッドの接着に2台分使用してもまだ余っています。

3.マスキングテープ
3M マスキングテープ 車両用 7巻入 18mm×18M 243J 筒を使っていますが、20mm幅の方が安いようです。フィンガーボードのフレットレベリング、紙やすりを両面テープで貼る時に剥がしやすくするための下に貼るのに使用します。18mmでは、フレット間隔が狭くなると使えないため、6mmと10mm幅が必要になります。

4.両面テープ
ニチバン 両面テープ ナイスタック 一般タイプ 20mm×10m NW-20 G.20mm。写真に写っているのは別メーカーですね。これは紙やすりを端材に貼り付ける時に使用します。

5.三菱鉛筆 色鉛筆 単品 しろ
ローズウッド、マホガニーに書き込む時に使用します。

6.シャープペンシル HB
これはスプルースに書き込む時に使用します。4Bの鉛筆も使います。

7.ホルベイン 画用液 アクアオイルカラー DUO リンシードオイル DO652 40ml 025652
リンシードオイル.JPG
亜麻仁油です。フィンガーボード用に使用します。レモンオイル、オレンジオイルとかもありますが、油分の多いこれが好みです。

8.スチールウール
これは100均で買いました。フレット磨きに使用します。フレットファイルで高さを整えた後、紙やすり#400⇒スチールウール⇒コンパウンドで仕上げます。
ギター工房オデッセイさんのやり方を真似しています。

9.光陽社ヨゴレ落としコンパウンド
ボディやネックの塗装仕上げ、紙やすり#2000で水研ぎ後に使用します。塗装後にくぼみ、スジがあるとその中に白く残るので注意が必要です。

10.ワシン研磨剤コンパウンド白極細目
塗装のヨゴレ落としコンパウンド後に最終仕上げに使用します。これも塗装後にくぼみ、スジがあるとその中に白く残るので注意が必要です。

11.ウエス
綿100%の布を使用します。古いTシャツです。タイトボンドのはみ出しのふき取り、塗装後のコンパウンド磨きに使用します。または、組立て途中のクッション材としても使用します。

12.手袋
手袋マスク.JPG
ポリエチレン手袋は水性ポリウレタン塗装用、工具を使用する時には必ず皮手袋を用しています。

13.使い捨てマスク
ヤスリがけ、切削、特にトーンウッドの厚さ調整など木粉が発生する作業時には必ず使っています。
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紙やすり [tools/jigs]

木工用やすり.jpg

紙やすりについては、もう一度、まとめて書いておこうと思います。

100円/枚以下なので気軽に買えます。番手が同じならば同じだと思って買ってしまいがちですが、金属布ベース(黒)、木工紙ベース(茶色)、木工用空研ぎ(うす灰色)、木工水研ぎ(濃い灰色)等いろいろと違います。数字が小さい程粗く、大きい程細かいのは同じです。写真の左が空研ぎ用、右が水研ぎ用です。

空研ぎ #60 #120 #240 #400 #600
水研ぎ #800 #1000 #2000

空研ぎ木工用やすりは、見た目は白っぽく、目詰まりしにくい。

水研ぎ用耐水ペーパーは、グレー。

この2種類に限ります。他にいろいろな種類がありますが、やめたほうがいいです。金属布ベース(黒)、木工紙ベース(茶色)は、木に色がついてしまいます。

まず、トップを磨くためには色がつかないもの、目詰まりが少ないものにしましょう。

初心者が注意するのは、粗いものから順に使い始め、完全に傷がなくなってから次の番手に進みます。焦って進むと前段階の深い傷が取り切れません。自分の体験より。

こんなサンディングブロック を使うと平面がきれいに削れます。特に塗装の時は必需品です。

窪んだ所をやする時は、ホームセンターで売っている10~20mm径の丸棒を芯にするとよいです。

手で直接やすりよりも芯を入れたほうが安定して作業が進みます。

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工具・治具0 電動工具 [tools/jigs]

製作工程を20工程に分けて何回かにわたり、工程毎に使用する工具・治具・消耗品類の紹介をします。

まず、工具一般について購入時の注意を。

①必要に迫られてから購入することです。頭の中で考えただけでは、使わない余計なものも購入することなります。私もいらないものをたくさん購入しました。例えば、カンナは良く加工するときに出てきますが、私はブレースを削る時の小型の物以外は、使いません。これは、その人が持っている技術力と好き好きです。

②電動工具は、回転するものによる事故が一番怖いです。今、私は電動ドリル、電動サンダー、ドレメル小型ルーターの3つしか使いません。それでも手で止められない刃のついた回転体が体の近で動くのは怖いです。防護のための眼鏡は必需品です。

③中華製(made in China)は安いが品質もそれなり。これも数々の失敗をしました。Amazon等で売っている中華製はおどろくほど安いのですが、品質もそれなりです。工具は良いものは大変高いので、ついつい中華製にたよってしまうのですが、がっかりする物が多いです。部品もよく吟味して買いましょう。

今日は、電動工具について載せておきます。

電動工具は3つしか使用しません。極力使わないようにしています。安全基準は、目隠しをして触わることができるかです。特に刃物が回転するものは、絶対ケガしないように、万全の態勢で臨むように心がけています。保護メガネ、皮手袋、使っていない時やビット交換時は電源コードを抜く(電池式はできないので買わない)ことを徹底してやっています。

1.電動ドリル
電動ドリル.JPG

これは、刃物が回転するので注意が必要です。

ペグチューナーの取り付け穴、トランバースブレースのトラスロッド調整穴、ブリッジピン穴、ネックボルトオンオフ取り付け穴加工に使用します。

マキタ、ハイコーキ、Boschとかあります。10,000円以下で買えます。あまり安いものは買わないほうが良いと思います。かくいう私も安いもので失敗しました。メーカーは忘れました。表面のカバーが加水分解してベトベトになりました。アルコールで拭いて掃除をしてまだ使っていますが。

使用するビット.JPG使わないビット.JPG
ビットの購入には、何点か注意することがあります。
①セット品は購入しないほうが良い。まったく使用しない径(右図)がかなり出てきます。本当に必要な径だけ購入しましょう。私は以下のようなものを揃えています(左図)。
・2mm(これだけ鉄工用、先がないもの) フィンガーボードポジションマーク
・2.5mm 径の大きな穴を開ける時に中心穴を開ける時
・4.5mm ブリッジピン穴(こちらはいらないかも)
・5.0mm ブリッジピン穴 ネック取り付けブロック穴(M5)
・6.0mm ネック取り付けブロック穴(M6)
・7.5mm M5鬼目ナット取付穴 トラスロッド調整穴 ペグチューナー表穴
・8.5mm M6鬼目ナット取付穴
・10.0mm ペグチューナー裏穴(推進力のないもの)
・面取り   ブリッジピンの面取り用
2mmフィンガーボードポジションマークは、ドリルに取り付けずに手で回して穴を開けます。フィンガーボードのところで説明します(木工用2.0mm径の物は先端が折れやすい)。

ブリッジピン穴の仕上げ.JPG
ブリッジピン穴の面取りのビットを3種載せましたが、結論から言うと右端の砥石(カインズホーム)が良いです。左のビットは出来上がりが綺麗にならない、中央は角度が強すぎです。
推進力の強いビット.JPG
②ビットには推進力のあるもの(スクリュータイプ)とそうでないものがあります。特にペグチューナーのように2段階(裏は10mm、表7.5mm)取付穴の場合、推進力のあるもの使うと深さの制御が効かず、貫通してしまいます。でも、貫通しても少しガタが出るだけで取り付けられます。推進力がある方が穴は綺麗に空きますが、深さ制御はできません。
③木工用2.0mm径の物は先端が折れやすい。径の大きな穴を開ける時に中心穴を開ける時は、2.5mmを使いましょう。

2.ドレメルミニルーター Multi-Pro Model395
ドレメルルーター一式.JPG

今は、型番は3000シリーズとか4000シリーズになっています。回転数が制御できるタイプです。購入した目的は、貝類の装飾、パーフリング、バインディングだったのですが、音に関連ないことはやらない方針にしたので、ネックのトラスロッド溝、サウンドホール開け、ロゼッタの溝加工にだけ使用します。

径が小さいルーターですが、これも高速回転するので危ないです。

StewMacのルーターベースを付けて使用します。

サウンドホール穴開けやロゼッタ溝には、さらにStewMacのSoundhole and Rosette Routing Jig(写真下)をセットして、ビットは3.2mm(ルータービット 650)を使っています。

ネック補強材溝切治具.JPG

トラスロッド溝切には、自作の治具を使ってこの間をスライドさせます。ビットは6.4mm(ルータービット654)を使います。トラスロッドは10~11mm幅深さ10mmなので幅方向に2回、深さは4回繰り返します。カーボングラファイトロッドは、3.2mm(ルータービット 650)で行います。

ネックのトラスロッド溝は通常、大きなルーターで行いますが、かなり危なそうなので、また使い道も少ないので、購入していません。

3.電動サンダー Black decker KA2000

電動サンダー.JPG

これは振動するだけなので危なくありません。トップ、バック、サイドの厚み調整には必需品です。厚みを0.1mm減らすのも手動ではかなりの時間と力がいります。なので、トーンウッドを購入するときになるべく最終厚みに近づけて購入しましょう。

安いものは、3,000円くらいから、高いものは15,000円くらいするものもあります。私は5,000円位のアイロン型を購入しました。集塵機能はあまり効果がありません。丸形回転式もありますが、使用したことがないのでコメントできません。

埃がすごく出ます。部屋の中でやると部屋中が埃だらけになりますので、何らかの対応(簡易ビニールハウスを作るとか)を取ってください。

私は晴れた日に外で行うようにしてます。

電池駆動等便利な機能がありますのでお好みで。

これら以外に電気を使う工具としては、ベンディングアイロンがあります。熱をかけサイドを曲げる工具ですが、熱に注意すれば危なくはありません。

<今日のポリシー>
2.様々な工具が必要になるが、電動工具は極力使わない。



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オリジナルギター2-26 設計図作成8:ブリッジ外形図 [original guitar2]

11.ブリッジ外形図.JPG

ブリッジは、なるべく軽くする方針です。20g以下が目標です。

市販のマーチンタイプのものから加工しています。

デザインは、円と直線でシンプルな形にしています。

結果的に、Furchに似てしまいました。

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オリジナルギター2-25 設計図作成7:ブレースと接着位置 [original guitar2]

7.ブレース接着位置.JPG

トップ側は、LMi図面から変えているつもりはありません。中に書いてある数字は山と谷の頂点です。

バック側は、Gore &Giletの本の受け売りで、3本ラダー+放射状ブレースです。バックのブレースについては、どうしたら良いのか分っていません。バック貼り付け後にもバックモノポール周波数の調整ができるということで採用しました。

8.ブレース加工図.JPG

ブレースは500x20x9mmが8本、500x20x12mmが1本に購入時に加工済みです。

ブレースは接着前に、この加工図を基にいらない部分はカットします。レーザーソーでこの斜めの線に沿って切ります。

9.トップブレース加工図.JPG

10.バックブレース加工図.JPG

次にレーザーソーで加工済みのブレースを紙やすりを使って、高さ方向を完成させます。接着するときに上からクランプする場所を平らにしておき、横からの投影図は完成に近い状態にします。加工後の外形を写しました。できる限り、接着前にいらない部分は除いておく方針です。これができるのは、完成時のブレースの形がある程度分かっているときです。


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オリジナルギター2-24 設計図作成6:ネック加工図 [original guitar2]

6.ネック加工図.JPG

ネック加工寸法を決めます。「への字型+直方体ブロック」の材料を前提としています。

各フレット部分の厚みを決めます。フィンガーボード厚が5mmとすると
1フレットでは15.5mm 5フレットでは16.5mm 10フレットでは17.5mm とします。

ヘッド部分の厚みは、化粧板が2mmなので、出来上がりは13mmとして、まずは加工余裕を取って15mmに切り出します。

ヒールは、平たいGibsonライクにします。

トラスロッドは12mm幅、カーボンファイバーロッドはその横に5mmの間隔を開けて配置します。ナット幅は5mm、ナットと0フレット間隔は4mmとし、ナット端から0フレットまでは9mmとします。

1フレットの断面を配置してみて、ネックの底の厚さの余裕を見ます。トラスロッドやカーボンファイバーロッドが突き出たら話にならないので。

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オリジナルギター2-23 設計図作成5:サイド外形図 [original guitar2]

5.サイド加工図.JPG

サイド加工寸法を決めます。

長さは、750mm。

ヒール(ネック接続)部は、幅90mm。テールエンドは110mm。トップ、バックの厚みがあるので、その分、出来上がりでは小さくなります。

ウエスト辺りの厚みは、くびれがあるので、実際にはこんなに直線的ではなく、もっと複雑です。

ネック接続部を原点として、アッパーボウト、ウエスト、ロワーボウト等の頂点の寸法を入れておきます。

ベンディングするときには、サイド材を780x110mmの長方形にしてから、白鉛筆でこの加工図にある寸法を書いて、始めます。

ウエストは、曲げ方向が逆なので、反対側に線を書いておいたほうが、ベンディングする際に便利です。

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オリジナルギター2-22 設計図作成4:ヘッド外形図 [original guitar2]

4.ヘッド外形.JPG

200x100mmのサイズ内に、ペグ・チューナーのスペースの確保と弦との干渉をなくすようにヘッド外形寸法を決めます。

ペグ・チューナーは、GOTOH SGS510Z-S5-L3+R3-Chromeの寸法図を切り抜いて、レイアウトします。

ナット端から40mmピッチに縦方向に配置していき、ペグ・チューナーと弦が干渉しないように、先細りのデザインにします。3弦と4弦用のペグチューナー同士が干渉しないように、おおよその位置を決め、加工を簡単にするために、円と直線だけの幾何学的に簡単なデザインにしました。

後で分かったことですが、Jeff Traugottと似たデザインになっていました。

基本的に、左右対称で弦の干渉を抑えようとすると、幅を広くするか、先細りにするかしかありませんから、個人ビルダーは似たようなデザインになると思います。

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オリジナルギター2-21 設計図作成3:ネックブロック [original guitar2]

3.ネックブロック接続.JPG

前々回にレイアウト、前回ネック取り付け角度を決めましたので、それを基にネックブロック周辺を設計していきます。

ギターの設計の中で、いろいろな部品が集まるという意味での複雑さはここに集約されます。

フィンガーボード、ネック、トップ、バック、サイドとほぼすべての部品がまとまる場所ですから、すべてのイメージが固まっていないと設計できません。

1.左下図の横から見た断面から書いていきます。前回のネック取り付け角度から、ボディ(サイド)とネックの取り付け位置が決まります。さらにトップの位置も決まります。ネックとトップと1°の角度(ボディ端からサウンドホールまでは0.71°)がついていますから、トラスロッドの先端がトップ面より下に収まるようにネック溝の深さを決めます。トラスロッド調整穴位置も決めます。トランスバースブレースの位置は、トップに対するブレース全体の位置関係から決まります。ボルトオンーオフ構造なので、ネックとの嵌合状態を決め、2本のネック取り付けの穴位置を決め、バック面の補強部分を決めます。さらに、トラスロッドの両脇にフィンガーボード下に接着する補強材の位置と寸法、取り付け角度を決めます。

2.左上図で、ネック内部のトラスロッド挿入位置、つまりボディ側にどの程度入ってくるか、フィンガーボードとボディの接続部周辺を決めていきます。(カーボンファイバーロッドはネック内に収まるので、ここの設計に関係ありませんが、その位置を決め、書き込んでおきます。)

3.右上図は、ボディ端から78mm、トランスバースブレースの位置の断面図です。バック面のトランスバースブレースと上下でつなぐサイド補強材を作ります。

4.右下図は、ネックブロックの部品図です。この左右対称な2つパーツを含め、6つのパーツを接着することでネックブロックを作っていきます。ネックブロック、トップトランスバースブレース、バックトランスバースブレース、上下でつなぐサイド補強材で、ネックをボディ全体で受けるようにして、弦の張力に対する強度を上げています。

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オリジナルギター2-20 設計図作成2:ネック取付角度 [original guitar2]

ギター設計の中で最も重要な部分のネック取付角度を決めます。

ネック接合角度については、何度も書いていると思いますが、この構造設計が長期間のメンテナンス性やプレイアビリティを決めます。フィンガーピッキングを主とするプレーヤーには、限りなく弦高を低く設定したいでしょう。

そのためにはこの角度を少し深めにつける必要があります。

おそらく、昔と今ではこの角度設定は違うと思います。
一般にローフレットしか使わなかった時代は、ハイフレットの押さえ易さは気にならなっかった。

Shenandoh M000-45 は1993年頃に買いましたが、000タイプにもかかわらず、かなり浅くできています。

今の設計は、弦高を低く設定できるようにかなり深くします。

簡単にいうと、フィンガーボード面上の延長線上にブリッジ上面を設定すれば(ブリッジ高=0mm)、12フレットで弦高を2mm(これにフレット分を1mm加える)にしたければ、ブリッジ上では、2倍の高さが必要になるので、サドル高を4mm(=2mm x 2 )にフレット分1mmを加えて5mmにすればよいことになります。

実際には、以下のようにしました。

2.ネック取り付け角度.JPG

フィンガーボード厚:5mm
ボディ端からサドルまでの長さ:285.3mm(前回のレイアウト設計より)
ボディ端がサウンドホールまでの長さ:100mm(前回のレイアウト設計より)

トップに対する仕込み角度を仮に1.00°とし、この角度をつけてフィンガーボードを取り付けると、サウンドホール端(ボディ端から100mm)でトップとの隙間が、
100 x tan(1.00°)=1.75mm 開いてしまいます。
これを解消するために、14フレット位置(=ボディ端)でネック取り付け高さを、この分下げて取り付けます。
サドル位置のフィンガーボード取り付け面の延長線の高さは、
(285.3-100)xtan(1.00°)=3.2mm
12Fでの弦高を2mm、フレット高を1mmとすると、サドル位置では弦高が4mm、フレット高分を1mmで5mmになります。
弦高の延長線上のサドル位置の高さは、
フィンガーボード厚+仕込み角度分+弦高+フレット高=5+3.2+4+1=13.2mm

Fallawayを0.5mm取ると、角度にしてarctan(0.5/100)=0.29°
よって、ネック取り付け高さを0.5mm上げて、1.25mmにして、角度を1.00-0.29=0.71°にします。
サドル位置の高さも、0.5mmプラスされて、13.7mm。

一方、ブリッジ厚は9.0mmとすると、ブリッジ面からのサドル高は、13.7-9.0=4.7mm。

設計的にはこうなりますが、加工精度で角度がこのようにぴったりとはならないので、常にこの値が保たれているか、加工途中でチェックする必要があります。




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オリジナルギター2-19 設計図作成1:レイアウト設計  [original guitar2]

オリジナルギター2では、まず構想、その後、図面を作りました。CADに挑戦しようとも思いましたが、面倒なので、やめました。CAD習得にかかる時間を木工技術を上げることに費やしたいと思います。

今回から、7回に渡ってつくった図面を上げていきたいと考えています。

1.レイアウト.JPG

まず、長手方向の寸法を決めていきます。0フレット仕様を組み込みます。
スケール長は、000タイプ:632.5mmです。14フレット接続なので、ボディ端(=14フレット)を基準(A)として、左側はネックで14フレットから0フレットまでが350.7mm、0フレットからナットまで4mmとして、ネック側の寸法は決まります。

ギターのフレット間隔については、ここを参照してください。

右側はボディで、632.5mm-350.7=281.8mmがサドル位置になりますが、1弦のデッド(振動しない)部分を2mm取ります。弦には振動しない長さがあり、1弦で2mm、6弦で5mmというのが経験的にわかっています。この差はサドルを斜めにすることで補正します。5mm-2mm=3mmなので、サドルの1弦部分からサドル中心までは1.5mm、でボディ端(=14フレット)から281.8mm+2+1.5=285.3mmがサドル中心(B)になります。
これで全体のレイアウトは決まります。

少し迷ったことがありました。00タイプにも興味がありました。メーカーでいうとLakewoodです。ヨーロッパ調の落ち着いたデザインが気に入っています。モールドの幅方向を切って00タイプにしようと思いましたが、最終的には低音を重視して000タイプのセミディープボディにしました。

これで、長手方向を中心に全体のレイアウトが決まりました。

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