工具・治具14 フレット打ち込みと整形 [tools/jigs]
①フレットレスト
フレット打ちは、まずワイヤーを1~20フレットにあった長さにカットします。その時には、フレットがバラバラにならないための治具を作ります。これに順番に入れて置きます。
②フレットカッター
フレットカッターには、写真のように2種類あり、右のほうが使いやすいです。先端が平らなので後のヤスリ掛けが楽になります。
③プラスティックハンマー ベッセル(VESSEL) プラスチックハンマー 70X1/4
フレットを打ち込むハンマーです。フレットボードのキズが付かないようにプラスティック製を使用します。もうワンサイズ大きいほうがハンマーの自重でうまく打てると思います。
④溝切ラジオペンチ
フレットボードの曲率より少し強めにRをつけておきます。フレット浮きを押さえるために重要なことです。足つきのフレットにRをつけるわけですから、このように加工したラジオペンチも必要になります。このラジオペンチは、先の曲がったものにフレット足を挟めるように加工されています。フレットベンディングプライヤーもあります。
⑤フレットレベラーTL-FL160S
フレットを打ち終わった後、平らにする金属やすりです。フレットレベラーTL-FL160Sに手で持つところを自作して付けました。
⑥斜めレベラー
フレット打ちを終わった後、フレット端を斜めに揃えるツールです。これは自分で作りました。市販品は、角度45°ですが、60°にします。なるべくフレット幅を有効に使うためです。
やすりは、フレットレベラーTL-FL160Sを使用してます。
⑦曲尺
フレットの高さ調整をするためのツールとして使います。レベリング後、写真にあるように両隣の3つのフレットに曲尺を押し当ててカタカタと音がするようであれば高さにばらつきがあります。これを1フレットに対して真ん中と左右3か所行います。
⑧フレットクラウンファイル HOSCO Luthiers Tools フレットクラウンファイル R=2mm TL-FF2
2mm幅のフレット使うことを前提としていますが、R=1mmのものだとピッタリすぎて動きが取れません。少し大きめのものを使います。もっとよさそうなものがStewMacでありますが、とりあえず使えているのでこれを使っています。
⑨マスキングテープ 幅20mm 5mm 消耗品 で既出
⑩ネックレスト #9002
ネックにフィンガーボードを貼り付けた後、フレットを打つので、その支えです。ネック形状にあった窪んだところがあるのと平らな部分があるのがポイントです。14フレット以降は平らな部分を使います。
アマゾンで探す と色々出てきますが、どれもいまいちです。自作という手もあります。
⑪紙やすり #400 紙やすり で既出
⑫スチールウール 消耗品 で既出
⑬光陽社ヨゴレ落としコンパウンド 消耗品 で既出
紙やすり#400⇒スチールウール⇒コンパウンドの順でフレットを磨き、仕上げます。
⑭フレット磨きプレート
1フレットずつ磨くために、このプレートがあると便利です。#3008でもよいです。
2021-12-26 09:09
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