オリジナルギター4 設計図作成2:ネックブロック1 [original guitar4]
ネックの取り付け方法をフェンダーライクなモノに合わせて設計し直します。
合わせてというか自然にヒールレスネック構造になります。
以前にも述べましたが、いろいろな部品が集まるという意味での複雑さはここに集約されます。スケール、ボディサイズ、ネックデザイン等が同じであれば、ここの設計がまとまれば、設計は、ほぼ終了したようなものです。
なるべく簡単な構成にしようと考えています。
方針は、オリジナルギター3と同じで、
・ネックとボディ接続全体に剛性の連続性を持たせる。
・設計・加工・調整・取り外しが簡単にできる。
・ハイフレットへアクセスしやすくする。
<strong>・ボルト等の留め具を表面に出さない。
です。
ネックは、ボディに入ってからもサウンドホール前までネックベースが繋がっているスルーネック構造にします。
フェンダーのように裏面からボルトで留める構造ではなく、ボディの内側からアクセスして2本のボルトでネックを留めるようにします。ネック裏面のボルトをボディ内に隠すようにします。ネック内部の構造物(トラスロッドとカーボンファイバーロッド)との干渉を避けるためにトラスロッドはネックヘッド側から調整するようにします。
ネック仕込み角、ネックの取り付け角度の調整は、ネックとネックブロックの取り付け面だけで決まります。ナットには鬼目ナットを使います。
ネック取り付け角度の調整は、ボルトの通る穴を大きくして対応しようと考えています。
今回は完全なヒールレス構造です。
具体的に設計してみると、ビスを取り付ける時の六角レンチのスペースが足らないことに気が付きました。六角レンチの高さ+ビスの頭で40mm位は必要です。33mmしか取っていませんでした。
どうするか考え中です。