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フェンダーライクなシンプルネック構造3 [structure]

・ネックの留め方はフェンダー方式でネック側がナットで、ボディ裏からネックに向かってビスで留める方法にします。但し、ビスの頭を外側に出さないようにボディに隠すこと。

設計・加工・調整・取り外しが簡単にできるようにする。将来、問題となるのは弦高です。これを修正するためにネックのボディに対する角度を調整できること。

・軽量化が1つのポイントなので、なるべく軽くすること。

・ハイフレットへアクセスしやすくすること。

が要求事項です。


今回もネックブロックが設計の中心になります。まず、ネックの下からビスで留めることを考えます。

フェンダーライクな構想図.jpg

ネックには鬼目ナットM6X13mmを2個埋め込みます。トラスロッドの調整穴をヘッド側にすることで、ネックのボディ側に鬼目ナットのスペースを確保します。トラスロッドの両脇のカーボンファイバーロッドはそのままネックの全体に通します。その真ん中にネックを留める鬼目ナットが入ることになります。


 次にビスの頭を外側に出さないようにボディに隠すことを考えます。ビスの頭がボディの外に見えるのはクールではないので、ボディの内側に隠すことを考えます。今回はMartin oooタイプに合わせて、ボディを薄くします。

 

ネックブロック部全体の厚さ85mmの割り振りは、

 ネック厚      27mm

 ネックブロック   20mm

 スペース      33mm

 ネックブロックベース 5mm

と割り振ると、スペースから六角レンチを入れて締めることができそうです。

 

 ボディ端からトランスバースブレースまでは80mm位なので、そこまでネック部材を延ばします。ボディ端からサウンドホールまでは100mmなので、20mmはフィンガーボードだけがトップ表面にでることでることになります(この辺りはOrg.#3と同じです)。


これで矛盾なく各部材のおおよその位置関係が決まりました。これから各部材の寸法を確認しながら、細部の配置をしてみます。

Brunner-guitars2.jpg
上の写真はBrunner-guitarsのものです。こんな感じで考えています。ボディとネックの境界をいかにうまく作るかがデザインのポイントです(ネックの穴はチルトネック調整用ですから、今回はいりません)。


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