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オリジナルギター4:構想 共振周波数の目標 [original guitar4]

 

基本となるヘルムホルツ周波数とトップモノポール周波数のペアは、

①90Hz 170Hz

②95Hz 180Hz

③100Hz 190Hz

のいずれかに設定します。これはこの本からの引用です。


参考となるのは、サイド&バックにアフリカンマホガニーを使ったオリジナルギター1で、ヘルムホルツ周波数 T(1,1)1=94Hz トップモノポール T(1,1)2=173Hz  バックモノポールT(1,1)3=225Hz (T(1,1)2の4半音上)でした。


今回はボディを薄くする(壁が柔軟にするのでヘルムホルツが下がるが、ボディ厚を薄くするのでヘルムホルツが上がる)ため、今までの経験により①と②は無理だと思います。

6弦の3フレット(=G)は98Hz、4フレットのG#は103.8Hzなのでこの中間にします。よって目標は③にします。バックのモノポール周波数も4半音上で自動的に240Hzに決まります。


クロスダイポールとロングダイポールが近いので、Xブレースを少し閉じ気味にしてクロスを下げる(320Hz以下)ようにしたいと思います。


参考までに、ネットで分析されていたYAMAHA LS36の共振特性を見ると、トップ共振周波数は、107Hz, 205Hz, 371Hz, 441Hzなので、小型ギターとはいえ、かなり高い設定になっているといえます(ここではトップの振動を直接ピックアップで拾っているので、マイクで音圧を拾う私の方法とは正確には比べられませんが、周波数に比較はできると思います)。


Hermholtz 100Hz

top-monopole 190Hz

back-monopole 240Hz

crossdipole 320Hz

longdipole 390Hz


というのが、目標共振周波数です。

①サイドを比較的柔軟にしてヘルムホルツを低く抑える。

②Xブレースを少し閉じ気味にしてクロスダイポールを下げる(320Hz以下)

ことができるかが今回のポイントです。


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