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オリジナルギター1-14 スペックのまとめ [original guitar1]

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これは、完成した現在の写真です。製作後1年以上経っています。

ネック組立とボルトオンーオフ構造への改良、トップ、バックの貼り付け準備が終わり、いよいよボイシングを行う段階になってきました。製作を始めた時は、ただ図面通りに000タイプを完成させることしか考えていませんでしたが、いろいろな知識を得たり、木工を経験することで考え方が変わってきました。

本来ならば、最初に決めることですが、「target どんなものを作るか」を整理してみたいと思います。

Abit スペック.jpg

今のスペックを表にまとめました。
1.材料は、1台目なので練習のつもりで安いものを選択しました。トップ材はBランク品ですが、音は結構よいです。
2.サイドは、曲げやすさを考えてマホガニーを選びましたが、ローズウッドの方が曲げやすいです。
3.外観上は、ローズウッドとマホガニーで揃えました。
4.ボディ厚みは、セミディープにしました。低音を出したいということです。
5.スケールは弾きやすさ優先で、632.5mm
6.0フレットにZero-Glide ナットシステムを使用しています。普通のネック構造に0フレットを追加できます。この話になるとイントネーション(すべてのフレットで音程のずれを最小限に合わせること)が絡んできて長くなりますが、弾きやすさを優先させたということです。
6.サドルは、TUSQを使用
7.ペグチューナーは、ロトマチック構造
8.ブリッジは、加工しやすい独自デザインにしました。Furch に似ている感じもしますが。
9.サウンドホールインレイ、バックセンター、テールエンドは木工としてやってみたかったので、やってみました。次回からはしません。
10.バインディング、パーフリングは無しにしました。音に関係なさそうなので。
11.塗装は、油性ポリウレタン塗装にしました。塗装剤としては問題ありませんが、唯一ダメなところは、トップが琥珀色になってしまうところです。
12.ブレースは、Xブレース。バックは4ラダー
13.ネック構造は、弦高を抑えるために、ボルトオンーオフ構造+カーボングラファイトロッド補強にしました。

14.ボイシングのところででてきますが、低音を出したかったので、ボディを厚めにしたのと、ヘルムホルツを90Hz,モノポール周波数を170Hz、ライブバックを目標としました。

フィンガーピッキング用で低音がでるものというのが狙いです。結果的には、かなり満足したものができています。しかし、もちろん欲しい音が思い通り制御ができているわけではありません。まだ、ほとんど分かっていないのが現状です。

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