SSブログ

オリジナルギター1-29 最終調整 [original guitar1]

塗装終了しました。ブリッジを貼り付け、最終調整を行います。
ブリッジ接着.JPG
1.ブリッジ押さえ治具を使用して、ブリッジを接着する。

ペグチューナー取り付け.JPG
2.ペグチューナーをタイプ変更(GOTOH SD90-06M-GG-L3+R3からGOTOH SG301-20-L3+R3-Gold)したので、取付穴調整をΦ10に広げる。

チューナーのクリアランス確認.JPG
3.チューナーと弦クリアランス確認は、ナットと弦の位置の確認(干渉しないか)を行う。6弦と5弦のクリアランスは微妙で、6弦を上側に5弦を下側にしてなんとかクリア。このヘッド形状はもう使いません。

4.仮ナットとサドルにてスケール長を確認。

<イントネーションがうまくいかず悩む>
弦の長さ余裕の確認をしたところ、6弦で1FのFが30c位#したため、弦長が長すぎるかと思い、弦長を±10mm変えたが結果は同じであった。原因は仮ナットとサドルが高すぎたため、1フレットを押さえると弦が伸びるため#していたことが分かった。普段あまり気にしていないことを突き詰めた結果、袋小路に入ってしまった。

Zero Glide Nut 0フレット追加.JPG
5.フレットボードをプレイアビリティを上げるため、Zero Glide Nutを0フレットに追加した。詳細はネットを見てもらうとして、プレイアビリティが上がる、特に1フレットの押さえが楽になります。加工は少し技術が必要です。1フレットの弦高に悩んでいるなら、使ってみる価値はあります。

6.サドルをTUSQ GRAPHTECH PQ-9000-00に交換する。
TUSQは、既にいろいろな情報があると思います。ネットで確認してください。私の経験では、サドルは音量が上がりました。ナットの効果は良く分かりません。ブリッジピンは、使用したことがないので、さらに良く分かりません。ピックもあるんですね。

7.5フレットあたりが凹んでいることが判明。トラスロッドを仕込んだ溝が深すぎたことで、1フレットから5フレットまで逆傾斜(1フレット側が高すぎ、幅方向は16Rでほぼ平らなため、3、4弦の5フレットがフィンガーボードと弦間が開いている。)になっているため、弾きにくい原因になっていた。
 1から4フレットを抜き、フレットボード全体を平らにし、1から3フレットを10R、5フレットまでを12Rにし、リフレットした。全体フレット仕上げ研磨した。フレットボード先端が0.5mm下がったため、ナット底を削り合わせる。

8.フレット端ザラツキ修正
フレット端の処理をしなかったため、フレットが指に引っかかるザラツキ感がなくならないので、フィンガーボードサイドを修正する。

マーク.JPG
9.ロゴマークを貼る
2007年に開始して、中断10年、再開2年、足かけ14年かかってようやく1台完成しました。

10.弦高確認
後は定期的に弦高を確認していきます。(12フレット面から弦との隙間を測定し、フレットの高さ0.7mmを引いています。)

今回使ったトラスロッドは1wayなので、ほとんどトラスロッドにテンションがかかっていなかった(トラスロッドネジが無負荷で回る状態)。この時の状態を固定するためにテンションがかかるようにした。

2021/7/14 トラスロッドで調整
1弦 6弦
1.6 2.1mm 調整前
1.1 1.6mm 調整後





nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。