String Spacing Rule [tools/jigs]
String Spacing Ruleは便利です。
弦を等間隔に配置すると、弦の太さの影響で等間隔になりません。これを考慮して、正確な弦の間隔を決めることができるルーラーです。
ナットに1弦と6弦の間隔と位置をマークし、ルーラーをナットの上にスライドさせて、2つのマークに一致するスロットのセットを見つけます。弦の位置をナットに鉛筆で書きます。
何も考えずにできます。
私は、43mmのナット幅で、1弦と6弦の間隔を少し広めに38mm程度にします。
フレットセッター [tools/jigs]
ブリッジボルト [tools/jigs]
フレットカッター:残念なお知らせ [tools/jigs]
以前の記事でフレットカッターこれが良いということを書きましたが、トラブルが発生しました。
確かに、カット面は平らになるのですが、刃先が欠けました。
左側(ケイバ(KEIBA) E-806)は、日本製のいわゆる「喰切」といわれるものです。二つを比べると自明ですが、左側の刃先を厚さ半分にしたものが、右側のものになります。よって、カット面はきれいに切れますが、強度的には弱いということになります。
オリジナルギター3の製作中に刃先の中心が欠けました。
フレット足を切る作業後に、フレットをカットする時に発生しました。
やはり、構造的にこの刃の厚さは無理があるのかもしれません。
このタイプ(写真右側)を購入するときには、このことをよく理解して購入してください。
弦高測定器「弦高診断」 [tools/jigs]
12フレットの弦高(弦の下とフレットとのクリアランス)測定に、こんな治具が現代ギターGGインターネットショップで販売しています。
フレットと弦の隙間を測ることができます。裏側の中心に深さ0.5mm位の溝が掘ってあり、ここをフレットに載せることで「弦高」が測定できます。目盛りはその分だけ嵩上げされています。現代ギターのページにある測定の写真は、フレットに溝が載っていないので測り方が間違っています。
しかも、フレットは0.7~0.8mmあるのでそのままでは使えませんから、フレットボード面から測ることにしました。表示が正確ではありませんので、その場所をノギスで測り直して、メモリを0.4mm(実測値)プラスして、隙間ゲージとしての機能は果たせます。
しかし、これを使って隙間を測るわけですが、ちょっとしたコツがいります。
弦とフレットボードの隙間にこれを差し込んで見ると、どこが適正な隙間値を示すのかは微妙です。測り方によって0.3mm位は誤差が出ます。一定の力で隙間に押し込む必要があります。自重で隙間に入れるのが簡単かもしれません。