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ブリッジピン [parts]

ブリッジピン.JPG

ブリッジピンはブリッジの一部として機能するので、なるべく軽いものを使用しています。

真鍮:26g 牛骨:7g プラスティック:4g を揃えて、モノポール周波数の調整に使用しています。

ブリッジを含むトップ全体のデザインで色を決めていて、ブリッジがローズウッドならば、黒系です。

ブリッジピンの種類(材質)で音が変わるといった記事を見かけますが、材質ではなく、重さが関係しています。弦の振動はサドルで止まっているので、サドルの材質(周波数特性)は音に直結しますが、ブリッジピンの材質は関係しません。

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鬼目ナット [parts]

ネックのボルトオンーオフ構造を留めるナットとして、木に埋め込むナットが必要になります。これに鬼目ナットを使います。
鬼目ナット.jpg
鬼目ナットの機能は、木にネジを埋め込んでナットを受け側に作ることです。内側に六角レンチが入る部分があり、これを利用して木にねじ込みます。木に食い込ませるときには、タイトボンドをつけて固定します。

ボトルオンーオフ構造
鬼目ナット:オリジナルギター2の写真.JPG
鬼目ナット:オリジナルギター1の写真.JPG

2種類(4セット)のボルトーナットが必要になります。

1.鬼目ナットDタイプM6x16
ネックにはΦ8.5の穴を25mmの深さまで開けます。深さは20mm以上必要で、これが少なすぎると、鬼目ナットが木に最後まで食い込まず、取付け穴が破壊されますので要注意です。ボルトは、六角穴付ボルトM6x40を使います。ボルトの頭が気になる場合は、家具用のジョイントコネクタもあります。

2.鬼目ナットSタイプM5x8
フィンガーボードに付けるネック補強材には、下穴はΦ7.5で、貫通させます。ボルトは、六角穴付ボルトM5x16 を使います。

使い方はここを参考に。
使用する場合は、いくつか買ってみて実際に木に食い込ませてテストしましょう。

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白蝶貝 [parts]

白蝶貝のポジションマーク.JPG

フレットボードのポジションマークに使っています。地味ですが、大事なものです。

真っ白なプラスチックメキシコ貝等を考えましたが、これにしました。

ポジションマークやフレットボードの装飾を派手にしているものもありますが、フレットボード表面(指で押さえる所)には、弦の視認性を第一に考えて何も付けない方針です。

3,5,7,9,12,15フレットのサイドに白蝶貝2mmを埋め込んでいます。


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フレットワイヤー [parts]

フィンガーピックスタイルのアコースティックギター用では、これら以外は要らないのではないかと思います。
1.一般的なスモールタイプ(フレットボード上で高さ1.0x幅2.0)
SBB23.jpg
SBB217.jpg

三晃製作所のSBB-23(0.6mm)かSBB-217(0.5mm)です。国産です。販売は大和マークです。

この2つの違いは、フレットボード溝に入る足の幅です。フレットボードはエボニー(黒檀)やローズウッドのような硬い木なので、この0.1mmの差は大きいです。リフレット時で既にフレットが打たれた後であれば、溝が既に広がっているので、0.6mmです。新しく溝を切ったならば、0.5mmでしょう。もちろん使用する鋸の厚さによります。

他のメーカーではJim Dunlop、Jescarなどがあります。

2.Goldタイプ
43080.jpg

ギター全体のデザインから、シルバーではなくゴールドを使いたいと思うことが結構あります。その時には、Jescar No.43080Eを使います。Jescar EVO“Ni-Free” Goldです。通常のシルバー品よりやや硬いです。



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ペグ・チューナー [parts]

ペグ・チューナーは、基本はGOTOH SGS510Z-S5-L3+R3-Chromeを使用しています。ペグが大きいL5タイプ、Goldタイプ、回転数が15回転(Zなし)も選べます。

GOTOHは、今更説明するまでもないのですが、日本製の性能の良いチューナーメーカーです。

なかでも510シリーズは、ほとんどのビルダーが使用しています。

購入先はいろいろあるのですが、最近では楽天市場のクロサワ楽器店が受注生産をまとめて扱っているので、リーズナブルな価格で買うことができます。納期は3週間くらいかかります。

Gotoh / ゴトー SG510 Series for Standard Post SGS510Z (Chrome / L5) [対応ヘッド: L3+R3 ] 《ギターペグ6個set》【ONLINE STORE】(受注生産品)がお勧めです。

8,759円(2022.5現在)とは510シリーズとしては格安です。

自分のオリジナルギターに使うなら、これ一択です。オープンバギアが良いとかいうよりも、安定した動作を優先するべきです。

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カーボンファイバーロッド [parts]

カーボンファイバーロッド CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)は、日本発の材料で、軽量で強度が高いので、航空宇宙分野や釣り具をはじめ、様々な物に利用されています。

カーボンファイバーロッドをネックに入れる理由は、ねじれを防ぎ、順ぞりをなくすことです。大和マークでも売っているものなので、使用している人も多いと思います。

カーボンファイバーロッド 630X9.5X3.2厚mmを半分に切って使用しています。切るにはカナノコが必要です。カーボンロッド専門商社に10mm X3.0mm厚mm もありますが、ここから購入したことはありません。

http://okumuraguitars.blog13.fc2.com/blog-entry-96.html
http://okumuraguitars.blog13.fc2.com/blog-entry-99.html

カーボンファイバーロッドをネックに入れるのに否定的な意見もありますが、このページでかなり効果がありそうだったので、オリジナルギターに使用しています。

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トラスロッド [parts]

トラスロッドは何種類かありますが、全体像やその違いが知りたい人は、このサイトが分かりやすいです。

このうちの1Wayタイプ(チャンネルロッド)と 2Way Hot-Rod について、詳しく見ていきます。

オリジナルギターで使用しているのは、トラスロッドNo.SHC-340で、1Wayタイプ(チャンネルロッド)です。このタイプは、順ぞりしか補正できません。ロッドがコの字型のアルミの箱に組み込まれていて、この中に少し撓んでセットされています。ネジを右方向に回すと撓みがなくなり、アルミの箱が締め付けられて真ん中が凸状になり、順ぞりが補正できます。実際に効く角度は100°程度です。これ以上強く回すとネジが破壊されます。

ネックの補強にトラスロッドの両脇にカーボンファイバーロッド 630X9.5X3.2厚mmを組み込んでいますから、調整するということではなく、「初期の順ぞりを補正し、曲がらないように補強する」といった意味合いです。

今は使うつもりはありませんが、2Way Hot-Rodがどういうものか実際に購入して動きを確認しました。

ブラス(真鍮)製のブロックが両脇にあり、2本のロッドがついています。ロッドの両端はネジ状になっていて、組み込むとき下側になる方に、六角レンチで回すナットが溶接されています。

動きを見てみます。両脇のブラス製ブロックを固定して、両方のロッドが撓まないようにしてニュートラル状態を作ります。この時どこにも力はかかっていません。

この状態から両方に回すことができます。まず、左回りに回すと、ナットがついている側(組み込むとき下側)が撓むので、順ぞり方向(つまり逆ぞりを補正する方向)になります。角度にしてほぼ180°回ります(やや回し過ぎかもしれません)。

元のニュートラル状態に戻して、今度は右回りに回すとナットがついている側(組み込むとき下側)が縮むので、逆ぞり方向(つまり順ぞりを補正する方向)になります。角度は100°位回ります。

両方合わせて3/4回転位回ります。これ以上強く回すとネジが破壊されます。

組み込み方は、zinguitarsに詳しく載っています。

1Wayタイプ(チャンネルロッド)は340mmにナットの長さがプラスされて370mm、2Way Hot-Rodは372mmでほぼ同じ長さです。ナット長を入れて、325mm、410mmも用意されています。

2Way Hot-Rodは、456mm、610mmも用意されています。エレキギターによく使われるようで、ネックを補強するのではなく、補正することを前提とした使い方です。

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トラスロッドとカーボンファイバーロッド [parts]

ネックの補強にトラスロッドとその両脇にカーボンファイバーロッドを組み込んでいます。

トラスロッドは、ONE-WAYタイプで、アルミ製です。何種類がありますが、詳しい違いが知りたい人は、このサイトが分かりやすいです。

カーボンファイバーロッド 630X9.5X3.2厚mmは、半分に切って使用します。切るにはカナノコが必要です。

さて、この2つをネックに仕込むことにどういう意味があるのでしょうか。

カーボンファイバーロッドを入れるということは、ネックのねじれを防ぎ、順ぞりをなくすことです。トラスロッドとカーボンファイバーロッドを入れることで、ほぼ順ぞりはなくなります。

何が残っているかというと、元起き(弦の張力でボディの弱いところが歪む)です。

カーボンロッドの機能は順ぞりをなくすことです。トラスロッドの調整機能も順ぞりをなくすことですが元起きも合わせて補正してしまいます。

トラスロッドは、組み込む時にフリーな状態(ネジが緩々)で仕込みます。

ギターが完成してから弦をチューニングして、張ったり、緩めたりを繰り返して、ある程度馴染んだところで、弦をチューニングします。

その状態から1回転ほどペグチューナーを緩めたところで、トラスロッドを固定します(ネジが緩々から締まった状態にする)。ネジを固定する時には、ネックはほとんど曲がっていないので、あまり締めこまないことが重要です。

普段は一日の終わりに終わったら弾き終わったら、ペグチューナーを1回転緩めておきます。

以上が私のやり方です。


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ペグチューナー:ギターのプレイアビリティを上げる。 [parts]

①オープンタイプ
ギアが露出しているタイプですが、ゴミが入るので私は使用しません。また、カバーがないので、何かに当たっときに破損する可能性があります。
②クルーソンタイプ
ギアにカバーを付けたタイプですが、軽量で軸が細く、機械的に弱いので、私は使用しません。
③ロトマチック
外をダイキャストで作っている丈夫なタイプで、ゴミが入りにくく、ギアの密閉性も高いと思います。

クルーソンタイプからロトマチックへ変更するには、取付穴を広く開け直す必要があります。

軽量なクルーソンタイプは、倍音を豊かに含むヴィンテージ的なサウンド、重量のあるロトマチックタイプは、引き締まったサウンドでロングサスティーンとの評価もありますが、重さでそこまでかわらないと思います。

おすすめのものは、

GOTOH SG301-20-L3+R3-Gold オリジナルギター1に使用 5,000円 ギヤ比1:15で最もオーソドックスなタイプです。ペグはGrover 102に似ています。

GOTOH SGS510Z-S5-L3+R3-Chrome オリジナルギター2に使用 8,759円 楽天市場でクロサワ楽器が安いです(2021/11現在)。1:18 ペグヘッド(S5)が小さい。

GOTOH SGS510Z-L5-L3+R3-Chrome ペグヘッド(L5)が一回り大きいので、握りやすいです。

GOTOH SGS510Z-L5-L3+R3-Gold 上と同じスペックのGoldタイプ。次機種3台目はこれを選ぶつもりです。10,695円

ギア比は1:15 と1:18 、高級品には1:21がありますが、好みです。


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パーツショップ [parts]

良くパーツを購入するショップは、5店舗です。このようなお店があり、ネットで簡単に購入できるので、すごく便利です。

大和マークさんが、中でも最もよく利用しています。最近では、木材も扱うようになってきました。アディロンダックスプルースを何年か前に購入しました。ギター用指板材リッチライトも扱っています。ちょっと使ってみたい気もしますが、迷ってます。
・トラスロッド
・カーボンファイバーロッド
・ヘッド化粧板
・フレット 
・サイドポジションマーク(白蝶貝)
は、ほぼここから購入しています。
・バインディング
・パーフリング
・ロゼッタ
なども販売しています。

アコースティックギター@パーツさんは、
・ブリッジ 
・フレット
・ブリッジピン
です。ブリッジの記事にも書きましたが、ブリッジ加工は結構面倒くさいので、ここから購入させてもらっています。
・木枠(モールド)も売っていますので、面倒な方は購入するのも一案です。
フレットは、両社(大和マークと)とも国産メーカーを扱っていて、三晃製作所製だと思いますが、何故明記しないのでしょう?

サウンドハウスさんは、パーツショップというより、音楽関係の商品をほぼ何でも扱っています。ペグチューナーやオーディオインターフェース、マイク等を販売しています。

ギターワークスさんは、パーツ、工具類を販売しています。インレイ材が豊富です。

ルシアーオブジャパンさんは、木材、シェラック、パミスパウダー、ナット、サドル等を扱っています。

<今日のポリシー>
3.必要な材料は専門メーカーがあり、ネットで調達できるので心配ない。


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