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オリジナルギター3ー4:構想;ダブルXブレース [original guitar3]

トップブレースの構造です。

オリジナルギター1と2のいずれもXブレースのマーチンタイプで製作しました。
基本的に問題なく完成したのですが、2つのモヤモヤとした点がありました。

ブレースパターンと振動域.JPG
1.トーンブレースが左右非対称なので、クロスダイポールやロングダイポールが左右非対称になる。(トーンブレースを左右非対称とすることで、前面への放射特性を上げる意味があるといわれます。)
(写真のブレースは振動域と対応させるため、左右入れ替えてあります。)
2.クロスダイポールとロングダイポールの周波数差が狭い。(共振周波数を等間隔にしたい。)

ギターの形(Xブレース)でブレースの外側を固定すれば(終端する)、均一な強度を持ったどのようなブレースパターンでも、トップの共鳴周波数モードは変わらないといわれています。

Xブレース自体は構造体として残し、トーンブレースを左右対称パターンにして、ダイポール共振を左右対称にします。

左右対称のトーンブレースとしては
①ダブルX
②ラティス
③ラリビーの平行2本
がありますが、

ダブルXをネットで検索してみると

Headway Customshop HC-SAKURA ARASHI

アコースティック工房 隼

Jakewildwood country guitar doctor
リペアでダブルXに変更したらしい。出音がマイルドで、サスティーンも良い。

Carolan Guitar
サウンドホールが特殊なせいか、出音が薄い。

等の色々なビルダーも採用していて、かなりポピュラーなブレース構造です。

このダブルXブレースを細かくしていくとラティスになるので、音量よりも全体のバランスを重視して、尚且つ今までのブレースから変更の少ないダブルXにしてみようと考えています。

P.S. ここに色々なトップブレースパターンが載っています。参考まで。

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