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トップ・バックを接ぐ [woodwork]

トップを接ぐ1.JPG
2枚を貼り合わせるのをブックマッチするといいます。トップ、バックともその工程に大差はありません。

0.ブックマッチ前の2枚の板を見て、完成時に表になる面を決定します。なるべく節がなく、きれいな面を表側にします。表になる面(木目が隣り合わせであった面)を上下左右を合わせて、2枚を重ねます。中心になる面を接着するために平らに均します。鉋を使う方法が紹介されている場合が多いですが、あまりうまくいきません。サンディングバー(ベニヤ板(モールドを作った時に残った端材 600 x 45mm)に紙やすり#60を貼ったもの)を使います。

ここでちょっとしたTips。紙やすりを貼り付けるのに、両面テープを使いますが、まずは板にマスキングテープを貼ってから、その上に両面テープを貼り、紙やすりを貼ります。こうしておかないと、紙やすりが消耗してきて貼りかえる時に両面テープがベニヤ板から剥がれずに苦労します。

トップを接ぐ3.jpg
1.2枚一緒にサンディングします。この面がブックマッチする面になります。全長を2枚一緒に何回かやっているうちにぴったりと合わさるはずです。図のように多少斜めになっても構いません。そこが貼り合わせ面になります。
2.ぴったりとなったかどうか確認するには、接着する面を合わせて、裏から光にあてることです。ちょっとでも光が漏れたらまだ平らではないということです。もう一度、2枚合わせてサンディングします。これを何回か繰り返し、光が漏れなくなったら、ブックマッチする面が整いました。これからブックマッチします。このサンディング工程は、隙間ができていると後で剥がれの原因になるので、妥協せずに行います。
トップを接ぐ2.JPG
3.次に作業台に600x600mmの板(ボディの治具を作った時に残ったもの)にコクル板2mmを貼ったものにブックマッチする板を並べます。
4.板が台と接着しないように、接着面の下にサランラップかキッチンペーパを挟みます。
5.ブックマッチする板の接着面にタイトボンドを塗り合わせます。
6.ベニヤ板(モールドを作った時に残った端材 600x50mm)を2枚使い、まず、片方の板をFクランプで固定します。
7.そこにブックマッチした板を押し当て、反対方向からもう一枚のベニヤ板で押し付けて、F型クランプで固定します。
8.中央にサランラップかキッチンペーパを挟み、上からベニヤ板で押さえつけ、Cクランプで固定します。写真では、真ん中が浮かないように、さらに上からクロスしてベニヤ板で押さえています。

この状態で、一昼夜おいて貼り合わせます。

P.S. 以前の記事で、「サランラップを使用したら接着面にカビが出た」というようなことを書きましたが、カビのように見えたものは木の変色した部分で、どうも元々の板にあったようです。


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