オリジナルギター3 voicing9’:top+back+side in mold after top-gluedを再確認 [voicing]
バックを接着する前に、20日以上時間が経っているため、top+back+side in mold after top-gluedで再確認をします。(ボイシングのタッピングポイントについてはここを参照してください。)
前回との差を確認すると、helmholtzが10Hz近く上がっています。この原因は、ネックブロック底面とバックの密着性を上げるために削ったためボディの剛性が上がったと考えられます。これではヘルムホルツを90Hz以下にするという調整計画が崩れます。
オリジナルギター2も貼り付けたら10Hz程上がっています。全体的に上がったのは嵌合と締め具合の差かもしれません。
もう一つ気になるのは、long dipole とback-tripoleと逆のような気がします。周波数的には近くて判断が難しい。ここから今までのデータとlong dipole とback-tripoleを入れ替えて示します。
オリジナルギター2の実績(黄色の部分)から、今回のオリジナルギター3の予測をしてみました。in mold 状態の測定値(青の部分)にオリジナルギター2の実績の差分を足しています。モノポールが少し高め(192Hz)に出ていますが、後で微調できると判断して、削ることはしません。
<<<<<ボイシングの流れ>>>>>
・(板の状態)
1.トップ(ギター外形加工後、ロゼッタ、サウンドホール加工前)
2.トップ(ギター外形加工後、ロゼッタ、サウンドホール加工後)
4.ブレース付きトップ(ブレースラフカット接着後、スキャロップする。)
5.ブレース付きバック(ブレースラフカット接着後、スキャロップする。)
・(モールドに入れ最終結果を予測)
サイドをモールドに入れ、クランプでトップを押さえつけてタッピングする。
7.top+side+back in mold で最終結果を予測
・(トップを接着後、ボディ形状で最終結果を予測)
8.top+side out mold after glued
トップとサイドを接着後、モールドから出して行う。
9.top+side+back in mold after top-glued
10.(top+side+back taped out mold after top-glued)
バックをテープ止めして、最終結果を予測できるか?
9’.top+side+back in mold after top-glued(再確認)
・(トップとバックを接着後、ボディ形状での最終結果)
11.top+back+side out mold after top-back-glued no-bridge
12.top+back+side out mold after top-back-glued taped-bridge+pin
13.ヘルムホルツ周波数の調整
14.塗装後
15.ネック有り無し、ブリッジ接着