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オリジナルギター3 voicing6:top+side in mold [voicing]

トップ、バックをサイドに接着できる状態まで仕上げたところで、モールドに入れ最終結果を予測しながら、ボイシングしていきます。サイドをモールドに入れ、クランプでトップを押さえつけてタッピングして、周波数特性を見ていきます。この状態でのボイシングをtop+side in moldと呼んでいます。

トップ周囲が固定されるので、ギターとしての特性がでてきます。小型ワークベンチを2つ並べて、トップ下側に物がないようにします。トップ(ボディ)の下にワークベンチ等があるとその特性も同時に拾ってしまいます。オリジナルギター1では苦い経験をしました。

 ここが最も重要なボイシングするポイントです。トップ、バックとも接着できる状態にあるので、モールドを介して自由にクランプによる着脱が可能で、最終結果を予測できます。

 トップモノポール周波数T(1,1)2に注目すると、144Hzなので、この状態での最終の周波数特性予想はモノポール+58Hz(オリジナルギター2では124→182Hz)になります。目標:180Hzとすると、144+58-180=24Hz高いので、もっと削る必要がありますが、接着後も削ることができるので、ここでは何もせず進みます。

<<<<<ボイシングの流れ>>>>>

・(板の状態)

0.トップ・バックの厚みを決定する。

1.トップ(ギター外形加工後、ロゼッタ、サウンドホール加工前)

2.トップ(ギター外形加工後、ロゼッタ、サウンドホール加工後)

3.バック(ギター外形加工後)

4.ブレース付きトップ(ブレースラフカット接着後、スキャロップする。)

5.ブレース付きバック(ブレースラフカット接着後、スキャロップする。)

・(モールドに入れ最終結果を予測)

6.top+side in mold

サイドをモールドに入れ、クランプでトップを押さえつけてタッピングする。

7.top+side+back in mold で最終結果を予測

・(トップを接着後、ボディ形状での最終結果を予測)

8.top+side out mold after glued

9.top+side+back in mold after top-glued

 トップとサイドを接着後、モールドから出して行う。

10.(top+side+back taped out mold after top-glued)

 バックをテープ止めして、最終結果を予測できるか?

・(トップとバックを接着後、ボディ形状での最終結果)

11.top+back+side out mold after top-back-glued no-bridge

12.top+back+side out mold after top-back-glued taped-bridge+pin

13.ヘルムホルツ周波数の調整

14.塗装後

15.ネック有り無し、ブリッジ接着

 

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