トップブレースをスキャロップする。 [woodwork]
スキャロップブレースをどんな手順で進めるかを載せておきます。
ブレースを高さ、幅方向にシェイピングして削っていくのを「スキャロップする」といいます。
「ホタテ貝」という意味があり、削られたブレースを意味します。
私は、トップやバックに貼り付ける前に、横から投影された形にノコギリとノミとやすりで形を整えておきます。
この投影図はどう作るかというと前のオリジナルギターのものを使用しています。
なので、正確に言うと2台目からしかできません。
これをブレース接着位置に貼り付けてからブレースを削る工程に入ります。
モノポール周波数に影響の少ないブレースから削ります。フィンガーブレース→トーンブレース→Xブレースを1サイクルとして、少しずつ削っていきます。
1.フィンガーブレースを左右4本共両サイドを斜めに削る。
2.トーンブレースの上下の先端を削り、両サイドを斜めに削る。
3.Xブレース ロワーボウト
4.Xブレース アッパーボウト
1サイクル削ったら、タッピングして共振周波数測定、タッピング音を聞いて「硬さ」を調べます。手で曲げてみて、縦方向と横方向の硬さを調査します。
これを繰り返します。
最終的なブレース付きトッププレートの周波数特性です。低周波から4つ、または5つめの最大ピークが240Hz程度になるようにしています。
これは完成時の周波数特性で、板単体ではここまで攻めません。
最大ピークが260Hz程度、少し硬い程度でやめています。
削り過ぎたら戻すことはできないので、完成する少し前でやめます。
次のステップとして、サイドをモールドに入れて、トップをスプールクランプで固定(top+side in mold )して、トップの周囲を固定して周波数特性をみます。
ここから、
・トーンバー全体をシェイピング
・フィンガーブレース全体をシェーピング
・Xブレースをアッパーボウト部を三角形に、ロワーボウト部も三角形に削ります。
バックプレートの単体ができたら、バックもスプールクランプで留めて(top+side+back in mold )、最終結果を予測します。
完成したら、モールドから外し、ブレース付きトップの単体で周波数特性を見ると、最大ピークが240Hzになっています。
ブレースを高さ、幅方向にシェイピングして削っていくのを「スキャロップする」といいます。
「ホタテ貝」という意味があり、削られたブレースを意味します。
私は、トップやバックに貼り付ける前に、横から投影された形にノコギリとノミとやすりで形を整えておきます。
この投影図はどう作るかというと前のオリジナルギターのものを使用しています。
なので、正確に言うと2台目からしかできません。
これをブレース接着位置に貼り付けてからブレースを削る工程に入ります。
モノポール周波数に影響の少ないブレースから削ります。フィンガーブレース→トーンブレース→Xブレースを1サイクルとして、少しずつ削っていきます。
1.フィンガーブレースを左右4本共両サイドを斜めに削る。
2.トーンブレースの上下の先端を削り、両サイドを斜めに削る。
3.Xブレース ロワーボウト
4.Xブレース アッパーボウト
1サイクル削ったら、タッピングして共振周波数測定、タッピング音を聞いて「硬さ」を調べます。手で曲げてみて、縦方向と横方向の硬さを調査します。
これを繰り返します。
最終的なブレース付きトッププレートの周波数特性です。低周波から4つ、または5つめの最大ピークが240Hz程度になるようにしています。
これは完成時の周波数特性で、板単体ではここまで攻めません。
最大ピークが260Hz程度、少し硬い程度でやめています。
削り過ぎたら戻すことはできないので、完成する少し前でやめます。
次のステップとして、サイドをモールドに入れて、トップをスプールクランプで固定(top+side in mold )して、トップの周囲を固定して周波数特性をみます。
ここから、
・トーンバー全体をシェイピング
・フィンガーブレース全体をシェーピング
・Xブレースをアッパーボウト部を三角形に、ロワーボウト部も三角形に削ります。
バックプレートの単体ができたら、バックもスプールクランプで留めて(top+side+back in mold )、最終結果を予測します。
完成したら、モールドから外し、ブレース付きトップの単体で周波数特性を見ると、最大ピークが240Hzになっています。