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その他の木材の購入1 [woods]

さらに、引き続き、木材の購入についてです。

1.ネック材
ネック構造は、
①1ピース
②への字
③スカーフジョイント
スルーネック というのか?積層構造です。YAMAHAがこういう構造をしていますね。
私が使っているものは、への字構造ですので、それ以外は語れません。スルーネックはやってみたいけど、への字で問題ありませんので、積極的にやる理由がありません。元起きとか起こりにくいのかな?

2.ブレース材
これは、標準的にはブロック材で販売していますが、カット代がかかりますが、カットしてもらうことを強くお勧めします。9mm厚8本と12mm厚1本の計8本にできます。
これで、トップ+バック 1台分のブレース材ができます。1本余りますが。
500×100×20 ⇒ 9.0x8+12.0+2.0x8(カット分) =72.0+12.0+16.0=100.0

Somogyiは、ブレース材の剛性を測ってばらつきを抑えることをやっています。私はそこまでやっていません。最終的に、ブレースを安定に作るには必要になるかもしれません。

3.フィンガーボード
厚みは6mm指定で。仕上がりは、5.5mm。
エボニーは温湿度に対する変化があり、適さないという人もいますが、演奏時の弦とのコントラスト(見やすさ)を考えるとローズウッドを使う気にはなれません。

1台目のマホガニーボディにはインディアンローズウッドを使いました。2台目のインディアンローズウッドボディにはエボニーを使いました。

加工は、ローズウッドの方が楽です。

4.ライニング
組み立てやすいものなら、なんでも良いと思います。標準のシナベニアをバックに貼ったものを使用してます。ライニングの半完成品は大和マークが揃っています。

5.ネックブロック・テイルブロック
これは、マホガニー材を購入しましょう。
130×130×35と130×130×20のブロックを購入します。

ネックブロックは、剛性の高い木材がよいです。

テールブロックは、ストラップピンを取り付けた時の補強にはベニヤ材がよいかもしれません。

6.ブリッジ
ブリッジ材は、最終的にトップに接着しますので、その重さは、トップモノポール周波数に0.5~1Hz/g程度影響します。なるべく軽いほうが良いと思います。

出来上がりで、エボニーは30g インディアンローズウッド20g くらいです。ということは、5~10Hz変わるということです。ボイシングするときにその分も考えて置くことが大事です。

ブリッジは、加工にも技術が必要ですし、初めは完成品を購入したほうが間違いないと思います。私は、マーチンタイプの完成品を購入し(ブリッジピン穴とサドル位置が決まっている)、そこから重さ調整してなるべく軽くなる形状にしています。

イントネーション(すべてのフレット位置で音程バラつきを調整する)を考えて、弦長を正確にするために、ブリッジをトップに接着後、サドル溝を切るやり方もありますが、まずは、普通に完成させることを優先させました。

7.ヘッドストック板
ヘッドに貼る化粧板のことです。簡単に済ませるには、それ用の板を購入します。
バックの端材を貼り合わせてもできます。こうするとサイド&バックとの色の統一感がでます。

以上で必要な木材がそろったと思います。

この他に、ヒールカバー、バックセンター、テールカバー、バインディング、パーフリングなど装飾のための板は必要ですが、なくてもできます。音には影響しません。

フィンガーボードの厚み指定も忘れずに


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