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オリジナルギター3 voicing4:ブレース付きトップ(ブレースラフカット接着後、スキャロップする。) [voicing]

サウンドホールからトランスバースブレースを持って、ブリッジ接着部をタッピングバーで叩きます。マイクを20㎝位に近づけないとすべての振動は捉え切れません。

#1 :トップ:ブレースラフカット接着後

トップは接着できる状態に加工済みで、トップブレース付きプレートの状態でスキャロップ加工する前に測定します。


#2:まだ、全体が硬すぎてサスティーンがありません。

・フィンガーブレース、トーンブレース、Xブレース共エッジを2mmまで薄くする。

・フィンガーブレース:厚み方向を削る。

・トーンブレース:そのまま

・Xブレース:そのまま


#3:ダブルXのトーンブレースが厚すぎてサスティーンが出ていませんでした。#3までの工程まで一気に進めても問題ありません。

・フィンガーブレース:最終形 にする。

・トーンブレース:中心を9mmまで減らす。

・Xブレース:そのまま


#4:周波数、主にモード2とモード4を見ながら、全体を均等に削っていきます。ある程度サスティーン(ボンボンという音がボーンボーンとなる)が出たところでやめます。

・トーンブレース:全体をシェイピング

・Xブレース:全体をシェイピング

#5:周波数的には、オリジナルギター2に近いものになっています。520Hzは、オリジナルギター2にはないピークです。この原因は、サウンドホールが小さいこと、またはトーンブレースをダブルXにした影響かは不明です。

・フィンガーブレース:#180でサンディング

・トーンブレース:#180でサンディング

・Xブレース:#180でサンディング

 


<<<<<ボイシングの流れ>>>>>

・(板の状態)

0.トップ・バックの厚みを決定する。

1.トップ(ギター外形加工後、ロゼッタ、サウンドホール加工前)

2.トップ(ギター外形加工後、ロゼッタ、サウンドホール加工後)

3.バック(ギター外形加工後)

4.ブレース付きトップ(ブレースラフカット接着後、スキャロップする。)

5.ブレース付きバック(ブレースラフカット接着後、スキャロップする。)

・(モールドに入れ最終結果を予測)

6.top+side in mold

サイドをモールドに入れ、クランプでトップを押さえつけてタッピングする。

7.top+side+back in mold で最終結果を予測

・(トップを接着後、ボディ形状での最終結果を予測)

8.top+side out mold after glued

9.top+side+back in mold after top-glued

 トップとサイドを接着後、モールドから出して行う。

10.(top+side+back taped out mold after top-glued)

 バックをテープ止めして、最終結果を予測できるか?

・(トップとバックを接着後、ボディ形状での最終結果)

11.top+back+side out mold after top-back-glued no-bridge

12.top+back+side out mold after top-back-glued taped-bridge+pin

13.ヘルムホルツ周波数の調整

14.塗装後

15.ネック有り無し、ブリッジ接着

 

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