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オリジナルギター2-15 構想:透明塗料 [original guitar2]

塗装をどうしようかを考えました。

オリジナルギター1では、油性ポリウレタン塗料を使いました。
仕上がりは問題ありませんでしたが、
1.当然溶剤の臭いがするので、生活をする空間での作業はNG
2.乾燥には1時間以上かかる
3.琥珀色になってしまうので、トップの塗装としては使用できない。
4.目止め材
という課題がありました。

オリジナルギター2では、水性ポリウレタン塗料を検討します。

これをアコースティックギターに使用した例が少なく、端材でのテストを行いました。
下調べでは、上記課題の1~3はクリアできそうです。臭いもなく、短時間で乾燥する(10分位で表面が乾く)ため、私のような個人ビルダーには最適です。ローズウッドの目止め(木管を埋める)をする必要がありますが、事前テストとして、Z-POXYという目止め材を試してみました。海外のビルダーの間で有名だそうです。


下塗り剤として水性サンディングシラーが用意されています。最初にサンディングシラーを2回塗り後、#400でヤスリがけ、水性ポリウレタン塗料を5回塗り(30分間隔で)後ヤスリがけを3回サイクル繰り返し、その後、#800,#1000,#1500で研磨、汚れ落とし用コンパウンド、極細目コンパウンドという順で試しました。

結果は、
・水性ウレタン塗料は、乾きが速い。10分で表面が乾く(完全に乾くには90分必要)。
・2:1(水)で希釈したほうが塗りやすい。
・キムワイプで塗ったが、塗り痕が線状に残る。塗り痕をとるには#800では取り切れず、#400が必要になる。スポンジ刷毛が良い。
・2~3回の塗膜では薄すぎて、生地が出てしまう。特にマホガニー。
・サンディングシーラー2回、ニス7回で導管が埋まりそう。
・Z-poxyは、導管を埋めるには役に立つが、削り取るのが大変。Z-poxyの後に、水性ウレタンニスも使える。
・#1500で仕上げ乾燥研磨時に強くこすりすぎて一部に傷がついた。水研ぎが必要。
ということでした。

今回は、サンディングシラー+水性ポリウレタン塗料だけで行おうと考えています。これができれば、最も作業効率が良い塗装となります。


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