SSブログ

オリジナルギター1強制振動テスト:音を良くする。 [tests]

オリジナルギター1に対しても強制振動テストを実施してみました。
ロワーボウトの中心に伝振動スピーカーを付け、強制加振させて音の変化を確認しました。2020/9/13-18の間で100時間 行いました。

結果は、「6弦の倍音、サスティーンが良くなっている。」ということです。
でも、劇的によくなるというレベルではありません。

新しい木材といっても、使用した木材は10年位板のままで倉庫にあったものですから、かなり古く変質した後だからということかもしれません。

しかし、完成時に初めて弦を張った時に新しい発見がありました。弦を張って10分くらいの間に音の響きがみるみる変わりました。こういうことがあるということは何かの記事で知ってはいましたが、ギター製作をした人でないと経験できないかもしれません。

強制振動テストによる効果についてまとめておくと、「tanδが振動時間の増加につれて、ほぼ指数関数的に減少し、1~2時間で一定値に落ち着く」らしい。tanδは粘性を弾性で割ったもので、簡単に言うとネバネバ感がなくなるということです。サスティーンが増すのはそういうためでしょう。

次機種でも確認していきます。
nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。