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オリジナルギター4:構想 ライニング の選定 [original guitar4]

前回のライニングの検討で2つの考え方がありました。

1.ライニングはサウンドボードのベースで、これが弱い場合、より多くのエネルギーがサイドに漏れ、ほとんどのエネルギーが無駄になる。

2.周り(サイド)を固めてしまうと、中央部分しか振動しなくなって、低音は出ないと考えられる。エッジ部分をフリーにすれば、低音が出やすいはずで、ライニングを小さくしてサウンドボードの振動面積を広くする。


トップからバックへの音の伝達は、空気によるものとサイドによるものがあり、

1.サイドを強固にすることは、トップエッジからの反射を大きくし手トップに戻し、バックへは空気の伝達を使う。

2.サイドを緩くするとサイドを含めた全体を振動させる。もちろん、空気の伝達も使う。

特に2.は、クラシックギター製作家の考えで、リュートなど古楽器でトップ面積が狭いということもあると思います。


目標としてるコリングスの内部(youtubeです)はどうなっているんでしょう。

cllings lining.jpg

リバースタイプでもない普通のライニングが使われています。少し厚い感じがします。サイドにスプリントがないのでダブルサイドかもしれません。


それほどライニングには気を使ってないようです。


もともとはライニングのカーフされている部分が欠け易いので次機種ではリバースタイプを使ってみようと思っていました。そうしようと思います。

 

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