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組立後の音の変化 [voicing]

ギターの組み立てが終わり、最初に弦を張って、10分くらいまでの間にみるみるボディが鳴ってきます。

さらに3時間くらいするとボディ全体が共鳴するように鳴ってきます。いわゆる鈴なりの音が出るようになります。

この変化は、ギターを作った人でなければ味わうことができません。

想像ですが、弦の張力により、木のいろいろな部分、主にトップが締まってきて全体が一体化してくるのでしょう。

Somogyiは、著書の中で「最初の週だけで、驚くほど変化が激しく、ギターが鳴る」と言っています。また、ある程度、時間が経過する(数か月)と
「20分から30分の間に十分に「ゆるむ」または「引き締める」ことができ、それらが音に大きな影響を及ぼします。これはギターの「ウォーミングアップ」です」とも言っています。

この「30分の変化」は、弦を張った時には常に起こります。つまり、弦を緩めて保管した状態からチューニングした直後と30分たった後では、鳴り方が違ってきます。おそらく、ブリッジ後ろのトップが弦の張力により張ってくる為ではないかと思っています。


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