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オリジナルギター2 塗装5:コンパウンドポリッシング と まとめ [finish]

光陽社ヨゴレ落としコンパウンドワシン研磨剤コンパウンド白極細目を使用して磨きます。

隙間にコンパウンド.jpg
サイドとバック接続部に隙間があるとコンパウンドが入ってしまいます。磨く前に隙間を埋めることが大事です。

バックポリッシング.jpg

バック、サイドは導管が完全に埋まっていません。
スプルースとマホガニーはサンディングシーラーと水性ウレタンニスで問題なかったのですが、ローズウッドは完全には埋まりません。完全に埋めるにはZ-POXYのような下塗り材が必要です。


不具合点と対策
1.トップ:グレーのサンディングペーパーで磨きすぎると、グレーの色が染みついてしまう。
⇒木工空研ぎ用を使用する。
2.トップ:耐水ペーパーで空研ぎをすると、横方向に力がかかり、表面にシワが発生する。
⇒空研ぎ用と水研ぎ用を分けて使用する。
3.トップ:ロゼッタの塗装厚みとその他の部分の厚みが合わず、3か所木地が露出してしまった。ロゼッタ周辺に溝ができ、埋めるのが大変。
⇒ロゼッタを厚くし、周辺に境板を入れ、黒の汚れが広がり難いようにする。
4.トップ塗装時に中が汚れる。
⇒サウンドホールには新聞紙などを詰め込んでおく
5.ブリッジ接続部分の塗装を剥がすときに周辺に傷がつきやすい。
⇒マスキングテープをこまめに貼る。
6.バック、サイド:サンディングシーラーと水性ウレタンだけではローズウッドの木管が埋まらない。
⇒Z-poxyを下塗りに使う。
7.バック、サイド貼り付け隙間に、研磨剤が入る。
⇒塗装前に、ローズウッドのパテで埋める。
8.サイドに木地が出ている。
⇒サイドは音と直接関係ないので、塗りを厚くする。
9.ネック塗装時に、カバーが甘く、フレット際に塗装剤が回り込んで取り除くのが大変
⇒塗装前に、パテで埋める。


水性ウレタンニスのまとめ

1.耐環境性がある。
2.短時間で乾き、扱いやすい。
3.匂いがなく、塗装設備が不要で生活空間でできる。
4.透明だが、光沢感はラッカーに比べるとわずかに落ちる。

個人製作のギターでは、扱いやすくベストです。次回はローズウッドの下塗りにはZ-poxyを使用する予定です。

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