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オリジナルギター2 水性ウレタンニスを試す。 [finish]

オリジナルギター1で使用した油性ウレタンは、
①トップが琥珀色になってしまう。
②トルエンが臭く、室内ではできない。
これ以外は問題ありませんが、簡単に使える水性ポリウレタンニスを試しました。加えて、目止めとしてのZ-POXYを試します。

はじめに結論を書いておきますが、水性ウレタンニスは使用できます。
水性ポリウレタン塗料をアコースティックギターに使用した例が少なく、端材でのテストを行い判断します。塗料は成分がよく分からず、メーカーからの説明も少ないので、使用する前に端材でのテストを必ずやってみて、自分の目で確かめる必要があります。参考となったブログです。

水性ウレタンニステスト.jpg
こんな風に、テストしました。
以下、テストで分かったことを書いておきます。
・水性ウレタンニスの塗りやすさ(うすめなくて良いか)
→ 2:1(水)位に希釈したほうが使いやすい。
・Z-poxyの後に、水性ウレタンニスが使えるか? 
→ 導管を埋めるには役に立つが、削り取るのが大変。
・水性ウレタン塗料は、乾きが速い。10分で表面が乾く。完全に乾くには90分。
・キムワイプで塗ったが、塗り痕が線状に残る。希釈したほうが良い?
・キムワイプで塗ったが、塗り痕をとるには#800では取り切れない。#400が必要になる。
→ スポンジ刷毛を使う。
・2~3回の塗膜では薄すぎて、生地が出てしまう。特にマホガニー。
・マホガニーへのウッドステインが必要か?
→ 無くてもよさそう。
・水性サンディングシーラーで導管が埋まるか?
→ サンディングシーラー2回、ニス7回で導管が埋まる(これは程度問題で完全に埋めることは無理)。
・#400だと削れ過ぎ、#800では刷毛跡が取れない。
・#1500で研磨時に強くこすりすぎて一部に傷がついた。⇒ 水研ぎにする。
・中性洗剤を使用すると目詰まりがない。


本番に向けての方針は、
1.水性ポリウレタン塗料とその下塗り剤だけで行う。
2.ウレタンニス:水=2:1 にうすめて使用する。
3.スポンジ刷毛を使う。
4.乾燥10分で重ね塗りして、一昼夜おく。

実際に行うときに、作業の流れを考えて進めます。


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