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オリジナルギター4 ボイシング11:top+side in mold その2 [original guitar4]

昨日の続きです。

モールドにクランパーを付ける.JPG

モールドを付けてtop とsideを合わせて、疑似的にtopとsideを貼り合わせた状態にしました。トップ周辺をサイドで閉じることにより周波数特性がまったく違ってきます。トップを終端することで、モノポール、ダイポール、トリポールなどギター本来の周波数特性が出てきます。


top+side in mold2.JPG

この波形は、タッピングポイントがcross-highのものです。

トップモノポール:141Hz

クロスダイポール:321Hz

ロングダイポール:357Hz

クロストリポール:481Hz

トップモノポール周波数予測.jpg

Org.#2、Org.#3の結果から、完成時のトップモノポール周波数を予測します。

1:top+side in moldは、モールドにトップとサイドを合わせた今の状態。

2:top+side out moldは、トップとサイドを接着後、モールドから出した状態。

モールドから出すとトップモノポール周波数は、55 or 52Hz 増えます。

2:の状態はほぼ完成時のトップモノポール周波数を示しています。

Org.#3は、トップとサイドを接着後、ブレースを削っているので、周波数が少し下がっています。

 これらの結果から、トップモノポール周波数は141+52=193Hzと予測されます。

トップモノポール周波数は190Hzを目標としているので、少し高いです。

 ダイポール周波数は、Org.#3に比べてかなり低くなっています(cross 342→321Hz、long 393→357Hz)。これはXブレーシングの形状を変えたためと考えられます。ダイポール周波数を低めに設定できるのではないかと思います。


この時点では確認するだけで、次の工程にこのまま進みます。

 

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