オリジナルギター4 ボイシング9:ブレース付きトップ2(ブレースラフカット接着後、スキャロップする。) [original guitar4]
2ラウンド目に入ります。
フィンガーブレースは、周波数特性的には関係ありませんから、側面を削って最終形にします。第1フィンガーブレースは中心をXブレースから45mm、第2フィンガーブレースは42mmにします。エッジ部分はバック面から0mmにします。
次にトーンブレースのX中心を9mmに削ります。その後に端までなだらかに削ります。Xブレースも中心から30mmを残して、端までなだらかに削ります。
ここで2回目の測定をします。もっとも振幅の大きいピークの周波数が下がってきています。
3ラウンド目に入ります。ピーク周波数が低くなってくるのを確認しながら、トーンブレースとXブレースを交互に削ります。周波数を下げるには、Xブレースが支配的で、これを削ることで下がります。最終的に、ほぼOrg.#3と同じに仕上がりました。Org.#3では、この後の工程で、トップとサイドを接着してから、ブレースを削っているので少し硬く仕上がっている状態です。