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オリジナルギター4 バック1:使用する木材と厚さ決定 [original guitar4]

バック材.JPG

ホンジュラスマホガニーBM ランクAで、2021/2に16,500円で購入しました。ホンジュラスマホガニーも手に入り難くなりました。ランクAといってもまあまあの木目だと思います。


今回は、collings 00-1 14Fのような軽い音を目指します。


Gore&Giletの本に載っていたトーンウッド(板)の共振周波数から剛性を判断する方法で厚さを決めます。このように合理的に板厚を決める方法は、他にないと思います。


ブックマッチされたフルサイズのトップパネルまたはバックパネルによって生成される周波数は低すぎて測定しにくいため、ブックマッチ前のハーフサイズのトーンウッドの振動周波数を測定して、ヤング率(弾性率:応力とひずみ)を出し、ひずみの運動方程式より、エッジがクランプされた長方形プレート(ギターボディを近似)の振動周波数を導きます。その式には、厚さの項が入っているので、逆に解いて、目標の厚さを求めます。


両ハーフ材とも目標厚は、2.2mm という結果が出ました。


厚さはアイチ木材加工で購入時に2.8mmにしました。厚さ指定した方が後で削る工数が少なくできます。


この方法では、板のサイズ、重さ、3つの振動周波数から板厚を決めます。興味のある方は、Gore &Gilet の本を購入してください。

 

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