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オリジナルギター4 トップ1:使用する木材と厚さ決定 [original guitar4]

トップ材.JPG

ここで計画したように、今回は2種類のトップ材を並行して進めます。


まずは手持ちの材料から。


シトカスプルースBMランク2A、15年前の2008/9に3,700円で購入しました。


今回は、collings 00-1 14Fのような軽い音を目指します。


Gore&Giletの本に載っていたトーンウッド(板)の共振周波数から剛性を判断する方法で厚さを決めます。このように合理的に板厚を決める方法は、他にないと思います。


ブックマッチされたフルサイズのトップパネルまたはバックパネルによって生成される周波数は低すぎて測定しにくいため、ブックマッチ前のハーフサイズのトーンウッドの振動周波数を測定して、ヤング率(弾性率:応力とひずみ)を出し、ひずみの運動方程式より、エッジがクランプされた長方形プレート(ギターボディを近似)の振動周波数を導きます。その式には、厚さの項が入っているので、逆に解いて、目標の厚さを求めます。


両ハーフ材とも目標厚は、2.5mm という結果が出ました。


厚さはアイチ木材加工で購入時に2.7mmにしてもらいました。


この方法では、板のサイズ、重さ、3つの振動周波数から板厚を決めます。興味のある方は、Gore &Gilet の本を購入してください。

 

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