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オリジナルギター4 ボイシング1:トップ板単体のボイシング [original guitar4]

トッププレートだけ(ブレースなし(外形加工後、ロゼッタ、サウンドホール加工前))でタッピング周波数を測定します。

タッピングポイント.JPG

タッピングポイントは左のように中心を持ちますが、右のような位置で持つと、共振周波数が少し低くなり、節となる位置が違うので、共振周波数の数が多くなります。


厚さ調整する前(2.7mm)に測定してみました。

最も低いロング周波数で厚さを調整します。今回、オリジナルギター4は60Hzで、右のように持つと55Hzでした。


Mark Blanchardは71Hz、Tom Millerはロング振動周波数を52 Hzまで薄くするといっています。オリジナルギター2は54Hz、オリジナルギター3は65Hzでした。


厚さを調整後(2.5mm)は、左のように中心を持つと55Hz、右では54Hzでした。
1.jpg
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これより高次の周波数は、その形を見ないと判断はできません。Mark BlanchardはChladniのパターンとタッピングによる周波数ピークとの相関を100台近いデータをとって、どのパターンの板が良い音を出すかを見極めているそうです。

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