オリジナルギター2-C-16 ボディ:トップーサイド嵌合調整とトップ側平面だし [original guitar2]
トップを接着する前の準備を進めています。この準備は、トップをサイドにクランプで押し付けて行うボイシングのためでもあります。
これからの記事のあと何回かは、それです。
トップブレースとライニングの嵌合調整、平たく言えば、 ライニングをブレースに合わせて、削ります。
バインディングをつけるならサイドも一緒に鋸で切ることができますが、バインディングはつけないので、トランスバースブレースとXブレースの端を食い込ませるためにライニングだけを取り除く必要があります。サイドを一緒に削ってはいけません。
フィンガーブレースとトーンブレースは構造体という扱いではないため、ライニングに食い込ませることはしません。ライニングにかかる手前で、端を0mmにするだけです。
ライニング材であるマホガニーが脆く、削る加工がうまくいきません。裏表が逆になったライニングのほうがよいかもしれません。
ライニングが削り終えたら、トップをサイドの上に乗せ、平面性を見ていきます。
ベニヤ板(600 x 45mm)に紙やすり#60を貼ったものを使って、隙間のある所はサイドを削ります。
トップは、ロワーボウト基準でアッパーボウトがわずか(設計値で0.71°)に前傾していますが、それも確認しておきます。当たり前ですが、角度管理はできないので、隙間や高さで管理しています。