SSブログ

オリジナルギター3 ネック13:取り付け穴&ネックブロック側穴開け [original guitar3]

今回のネック取付構造はかなり攻めたモノにしました。オリジナルギター3のハイライトの1つです。ネックブロックはギターの各部分が集合する場所で、ここを如何にうまく作るかがギター製作の重要なポイントの1つになります。同時に様々な制約を受け、複雑になりがちですが、ネックとボディ(ネックブロック)の接続を1面の接触だけでできるようにシンプルな構造にしました。ネックがトップやサイドへ接触していないのが特徴です。この構造は、チルトネックの検討が生きています。

写真に写っているビス&ナットは家具等の留めに使われるバレルナット(ジョイントコネクター)というものです。

バレルナットは上図にあるように、90°にクロスするビス用のナットが丸棒の中心に開けられています。ビスの角度が変わってもナット側が回転するため、常に垂直にビスを留めることができます。

ネック取り付け穴&ネックブロック 穴開けを同時に行います。穴開けは、すべてのネックとネックブロック部品が出そろった(組立工作が終了した)段階で行います。まず、ネックブロックとの嵌合性を確認します。

ネックと合わせて取り付け角度を1°になっていることを確認します。

次に、ネックブロック内側に中心線を引き、穴の中心に印をつけ、Φ2.5ビットで中心穴を開けます。

ネックと合わせて、ネックブロック側からΦ2.5ビットで中心穴を開けることで、ネック側にΦ2.5で中心が写ります。さらに、ネック側の中心位置から同じ高さにΦ10のバレルナットの中心を決め、両側からΦ2.5で中心穴を開けます。 

ネックブロック側にはΦ7.5で取付用貫通穴を開けます。

ネック側にバレルナット用ビスの穴Φ7.5を開けます。

ネック側にバレルナット穴Φ10を両側から貫通させます。両側から行うことにより左右のずれを確認できます。

バレルナットとビスを入れて、動きを確認します。

穴あけ終了です。ネック幅方向の隙間補正板は必要なさそうです。

 

nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。