オリジナルギター3 voicing9:top+back+side in mold after top-gluedで最終結果を予測する。 [voicing]
再びバックをクランプに留めて最終状態を予測します。接着はしないので、後からブレースを削ることも可能です。タッピングポイントは、longはブリッジとテールの真ん中、cross-highはクロスダイポールの中心:高音側、cross-lowはクロスダイポールの中心:低音側です。表にはこれらをまとめて表示しています。
表上がオリジナルギター2の実績で、左から今回と同じ状態(top+back+side in mold after top-glued)の測定結果、バック接着後(top+back+side out mold after glued)のブリッジなし、ebonyブリッジ(テープ止め)、塗装後、rosewoodブリッジ(テープ止め)、rosewoodブリッジ(接着)、3ヶ月経時の測定値です。
表下の黄色い部分がオリジナルギター3の今回(top+back+side in mold after top-glued)の測定結果です。青色の部分はオリジナルギター2とオリジナルギター3の差分から各状態の周波数の予測値です。
オリジナルギター2よりトップモノポールT(1,1)2が6Hz高いですが、目標値になっていると判断しました。特に削ることはしません。
共振周波数に関連する今後起こる変化は、
・バック接着
・サウンドホール径
・ブリッジ接着
・サドル、ブリッジピン装着
です。
<<<<<ボイシングの流れ>>>>>
・(板の状態)
1.トップ(ギター外形加工後、ロゼッタ、サウンドホール加工前)
2.トップ(ギター外形加工後、ロゼッタ、サウンドホール加工後)
4.ブレース付きトップ(ブレースラフカット接着後、スキャロップする。)
5.ブレース付きバック(ブレースラフカット接着後、スキャロップする。)
・(モールドに入れ最終結果を予測)
サイドをモールドに入れ、クランプでトップを押さえつけてタッピングする。
7.top+side+back in mold で最終結果を予測
・(トップを接着後、ボディ形状での最終結果を予測)
8.top+side out mold after glued
トップとサイドを接着後、モールドから出して行う。
9.top+side+back in mold after top-glued
10.(top+side+back taped out mold after top-glued)
バックをテープ止めして、最終結果を予測できるか?
・(トップとバックを接着後、ボディ形状での最終結果)
11.top+back+side out mold after top-back-glued no-bridge
12.top+back+side out mold after top-back-glued taped-bridge+pin
13.ヘルムホルツ周波数の調整
14.塗装後
15.ネック有り無し、ブリッジ接着
コメント 0