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ヘルムホルツ周波数を設定するには・・・・ [theories]

ヘルムホルツ周波数について今までいろいろな記事を書いてきました。全体をまとめておきます。

ギターで最も低いボディの共振周波数は、ヘルムホルツ周波数で低音部分を支配するといわれます。


ヘルムホルツ周波数を求める式は、f∝ α*√ (S / V)で、αは剛性補正係数(剛性がなくなると下がる)、サウンドホールの面積Sが大きくなると周波数が高くなり、ボディの容積Vが増えると低くなりますが、ギターに適用する場合には誤差がでることを前提に考えなければなりません。


1.壁(トップ、バック、サイドを含む)はリジッドが前提ですが、現実には柔軟性がある。

2.首(ギターのネックではなく、想定しているビン)の長さが短すぎる。

3.サウンドホール内の空気は中心ではなく端を通るので、一概に面積に比例するとは言えない。

4.複数のサウンドホール、サウンドポートがある場合には単純に足した面積に比例しない。

 ヘルムホルツ共振周波数だけに注目していますが、サウンドホールが小さすぎると音が詰まった感じになることも注意が必要です。


今までの「ヘルムホルツ共振」に関するページ

20211006 ギターがどう鳴っているか

20211117 オリジナルギター2-4 構想:ボディ厚はセミディープ

20220427 ギターがどう鳴っているか2 共振周波数の結合

20230122 オリジナルギター3 voicing19:ヘルムホルツ周波数を変更する。

20230123 オリジナルギター3 voicing20:サウンドホール径の調整

20230205 Simple model for low-frequency guitar function 1 

20230215 Acoustic Function of Sound Hole Design in Musical Instruments

20230405 サウンドポート


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