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オリジナルギター4 ボイシング7:ブレース付きバック(ブレースラフカット接着後、スキャロップする。) [original guitar4]

ブレースラフカット接着後、スキャロップしていきます。バックは比較的簡単です。第1ブレースは補強材としての意味しかありませんから、削りません。ラジアルブレースは、モノポールを安定させる効果があり、直接周波数特性には関係ありません。第2、第3ブレースにより、周波数特性を変化させます。


以下の順に削っていきます。

1.JPG
第2,3ブレース.JPG
1.第2、第3ブレースの端より65mmから始め、端の15mmは、一定の2mmの厚さにします。
ラジアルブレース.JPG
2.ラジアルブレースを中心(50mm)から両側に落として山型にします。
①.JPG
3.ラジアルブレースの側面を削っていきます。端は2mmにします。

4.ここで測定(①)

中心周波数はほとんど変化していません。タッピング音もサスティーンがあまりありません。

ラジアルブレース2.JPG
5.ラジアルブレースの側面を削って、バックとの境界は0mmにし、最終形にします。中心周波数286Hz。
6.第2、第3ブレースの側面を削っていき山型にします。
②.JPG

7.ここで測定(⓶)

8.中心周波数が、まだ少し高いのでもう少し削ってOrg.#2、Org.#3と同じようになったところで終了。

③.JPG

9.ここで測定(③)

タッピング音は少し硬めです。サスティーンが伸びるようになりました。

バックブレース付きボイシング.jpg
ブレーシングを始める前から、①、②、⓷の周波数特性の変化です。目標は270Hz。タッピングする場所で周波数ピークの大きさが変わるので、第3ブレースの中心をタッピングします。周波数だけでなく、タッピング音のサスティーンの伸びも聴きながらブレーシングします。
バックブレース付きボイシング2.jpg
上がブレーシングする前、下が終了後。

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