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今まで作ったギターを振り返ってみる [performance]

Org.#1-3.jpg

製作したギターが3台になり、もうすぐ4台目が出来上がります。やはりギターは作るだけではなく、音を出すものなので、メンテナンスをやりながら、演奏しようという気になってきました。


4台目は完成間近ですが、それも含めて今まで作ってきたギターのボディはすべて000タイプです。スケールも632.46mm(=24.9inch)です。写真にある3台のボディの厚さは、すべてセミディープにしました。左から1台目、2台目、3台目です。


今(2024年1月10日)3台とも張ってから6ケ月以上経った弦です。私は弦は一日の終わりにペグを1~1.5回転緩めるのですが、共通して言えるのは、調弦直後と比較してしてから2〜3時間以上たつと最も鳴ってくるということです。これはどういうことかというと、弦の張力がブリッジからトップに伝わりトップが太鼓の皮のように、ちょうどいい感じで張った状態になるのではないかと思っています。


次に気になるのは、サスティーンを含めた低音の鳴りです。これに関連するのはヘルムホルツ周波数の設定ではないかと思っています。


ヘルムホルツ周波数fは、既述したように


f ∝ α*√ (S / V) α:剛性(サイド) S:サウンドホール面積 V:ボディ容積


オリジナルギター1と2はサイドは単板で行いました。ヘルムホルツ周波数は92Hzと99Hz、オリジナルギター3はダブルサイドで作った結果、ヘルムホルツ周波数は105Hzを越えてしまいました。この差はサイドの剛性であると考えられます。サイドの材質とシングルサイドかダブルサイドによる剛性の差が、低音の鳴りの差になっていると考えています。


弦高調整、フレット高さ等、3台に弦を張って順番にメンテナンスに入っています。

 

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