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オリジナルギター1-25 フレットうち [original guitar1]

0.フレットボード表面仕上げ
 #400→#800→#1000の紙やすりで表面を整えます。フレットボード表面は塗装しないのでこれがそのまま最後まで残ります。

1.フレットワイヤー20個の切断
フレットワイヤーは、一般的なスモールタイプ(フレットボード上で高さ1.0x幅2.0)は、国内では三晃製作所、タイプはSBB-217(0.5mm)です。販売は大和マークです。
フレットを指板のRに対して最適な形状に曲げ、各フレットに合わせ長さに切り、フレットキーパーに納めます。使用する工具類は、YAMAHA FG-130リペアを参照。

2.フレットを打つ
事前にフレット曲げペンチで指板のRより少し小さなRに曲げておく。どちらかの端を打ち込んでから、反対側へハンマーを移動しながらプラスチックハンマーで打ち込んでいく。フレットの両端をフレットカッターでカットする。

3.フレット端処理
エッジファイルで側面を平らにし、斜めファイルでエッジを60°に揃える。使用する工具類は、YAMAHA FG-130リペアを参照。

4.マスキングテープを貼る。
まず、ネックと平行にフィンガーボード側面が隠れるように、ネックエンドまで 貼り、そのあとでフレットボードをマスキングします。

5.フレット高さ均一確認
・フレットレベラーでまずトップを粗く高さ調整し、平らにします。その後、フレットファイルでフレットの山を丸く整えていきます。フレットファイルは、幅が広めの物を使います。スモールサイズ(幅2mm)用はピッタリすぎて動きません。
小型曲尺を使用して、両隣のフレット合わせて3フレットで高さがそろっているかを見ます。押さえつけて高さが違うとカタカタと音がします。フレットの真ん中、左端、右端の3カ所で確認します。
・フレットが高い箇所にはマジックペンなどで印をしておきます。

6.仕上げ
紙ヤスリ(#400)⇒スチールウール⇒コンパウンドで、フレットを磨いていきます。このやり方は、ギター工房オデッセイさんのリペア情報を参考にさせていただきました。このサイトは、私がギターを自作しようという思いをかなり後押ししてくれました。リペアの手順をかなり詳しく載せているので、ギター製作を思い立った頃から、いろいろなことがある毎に参考にさせていただいています。もう1100台以上のギターをリペアしているんですね。いつも丁寧なリペアに感心します。

NGだった点
1.Φ25cmで丸めて保管してあったため、いたるところにフレット自体が横方向(打ち込む方向と90°)に曲がってるところがあった。全体的に浮いているフレットが目立つ⇒ 横方向に曲がっていたためフレットボード前後の前部分に偏り、後ろ側が浮き気味になる。

2.最初にRをつけすぎたため、1フレットが真ん中が浮いた。タイトボンドでは処理できず、Rを平坦化して、アロンアルファでつけた。

3.フレット溝が広くなりすぎて、17,18フレットが外れる。Rを平坦化して、タイトボンドで接着した。
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