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オリジナルギター1-26 ブリッジ製作 [original guitar1]

ブリッジ構想図.JPG
方眼紙でブリッジデザインを行い、ブロック材に型紙を貼り付けます。ローズウッド材を使用しました。

溝開け.JPG
まず、ドレメルルーターを使って、溝開けを行います。溝幅は3.2mm です。
いろいろな木材とFクランプを組み合わせて、ブロック材に斜めになる溝を掘っています。

ブリッジピン穴開け終了.JPG
溝開け後、ピン穴開け、穴の面取りも終了しています。

ここから、高さ方向にプロファイルを作っていくのですが、ブリッジの重さをなるべく軽くした方がよいとの情報があり、とことん軽量化してみました。

完成.JPG
18gまで攻めましたが、逆に強度がなくなり、諦めました。

ブリッジ再製作.JPG
ここまでに、4日かかったのでまた繰り返し作る気力がなく、市販のマーチンタイプ(既に溝加工、穴あけ加工あり)からの外形加工だけで済ませました。ここから、#1000まで磨き上げます。重さは20g。

ブリッジが出来上がったので、トップに接続するための治具を作ります。

ブリッジ穴開け.JPG
塗装する前に、ブリッジの位置を決め、ブリッジを貼り付けピン穴を開けます。

ブリッジ接着治具.JPG
ブリッジ接着のためのトップ裏からの押さえる治具を製作しています。Xブレースを避けて、ブリッジを裏から押さえます。ブレースパターンを変えるごとに作り直す必要があります。どなたか忘れましたが、これをたくさん作ったと紹介している個人製作家の方がいました(笑)。

重要な点は、サウンドホールからの出し入れを可能にするため、幅を90mmにカットすることです。100mmオーバーだとサウンドホールから取り出せません(笑)。

押さえる治具.JPG
トップ側から押さえる治具を作ります。Cクランプを3本使えばいいのですが、サウンドホールに3本いれると縁を傷つけそうで、1本で押さえられる治具を作りました。高低差はコルク材を何枚か貼ることによって調整します。

ブリッジは、ナット~サドル位置をスケール長に合わせる必要があります。

スケール長632.5mmですが、スチール弦の場合は弦の振動する長さが短くなるため、スケール長より1弦で2mm、6弦で5mm程度長くします。Shenandoah M00045を測定しみると、1弦で1mm強、6弦で4mm強 長くしてあります。
ということで、サドル位置が1弦で2mm長くなるようにします。

やり方は、2つあり
1.サドル溝が切ってあるブリッジをスケール長に合わせて接着する。
2.サドル溝を切っていないブリッジを貼り付け、イントネーターを使い12フレットのハーモニクスで位置を決め、それに沿って溝を切る。
ブリッジに溝を切る治具も必要になる。)

理想的には2.のやり方ですが、工具や治具も揃えなければならないことから、1.のやり方にします。イントネーションを気にするなら2.のやり方でしょう。

接着するのは、塗装後です。

<今日のポリシー>
9.無理せず加工完成部品を購入したほうが手っ取り早くできる。

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