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オリジナルギター4:構想 まとめ [original guitar4]

 振り返ってみれば、最初に考え始めたのは2023年2月でした。それ以来、構想は、今までにはない方向に舵を切ってみました。薄いボディで、フィンガーピッキングというより、フラットピッキングで鳴りの良いものを目指したいと思います。


1.オリジナルギター1~3はタッピング音の周波数特性に注目して設計してきました。今回は音に最も影響するトップ材のトリファイド処理をやってみます。方法として、トリファイド処理した材料を購入するか、今手持ちの材料にするか迷っています。通常の材料に比べ、人工的に熱処理で乾燥させたトップは、重さが軽くなるので音量が上がり、粘弾性が下がり、高音のサスティーンが伸びると考えられます。


ブリッジを含めたトップ軽量化も考えようと思います。ブリッジとブリッジプレート(裏側からの補強材)の軽量化、ブレースの軽量化も考えます。


2.サイド&バックをホンジュラスマホガニーで000タイプ本来の薄いボディにしようと考えています。目標は、Collings 001 14F traditionalです。Collingsは2018年のTHGFで弾いたOM-1モデルが秀逸で、マホガニーでこのようなサスティーンの効いた音が出るのかと衝撃を覚えました。バックはローズウッド系ではないとダメという考えが無くなりました。それ以来、コリングスのマホガニーに嵌っています。

今回はそれを目指そうと思います。


3.シンプルネット構造

ボルトオンオフ構造には飽き足らず、オリジナルギター3ではセミヒールレス構造にしました。今回は、完全なヒールレス(というかまったく違う)フェンダーライクな構造を目指します。トラスロッドをヘッド側から調整に変えます。これは、カーボンファイバーロッドを補強して、なおかつ、フェンダーライクな固定ビスとトラスロッド溝を共存できないからです。

方針は、

・設計・加工・調整・取り外しが簡単にできる。

・ハイフレットへアクセスしやすくする。

です。


4.ウレタン塗装

オリジナルギター2,3では水性ウレタン塗装を行いました。塗装のし易さ(水溶性、臭いがない)は、これ以上のものはないと思います。唯一、ゴム耐性(チューナーを付けたゴム痕が残る)が気になったことが再考するきっかけでした。

 オリジナルギター1で使用した油性ウレタンニスは琥珀色になってしまうものだと考えていましたが、今回テストした油性ウレタン着色ニス  とうめい(つやあり) カンペハピオは透明感がありました。また、テストを行った結果、乾いてからの硬さが違うという感触も得ました。メーカーへの質問でも、油性のほうが塗膜が硬いと言われました。


それでは、構想の図面化、ラディウスディッシュの製作から行っていきたいと思います。

 

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