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ビンテージ処理2 [woods]

無酸素オーブンで木材を焼く(焙焼)と木材の特性はどうなるでしょうか。

 

結局、このプロセスが行うことは、質量を減らし、強度を少し下げ、寸法を安定させる(耐環境性があがる、湿度に反応しない)ことです。


よって、モノポールモビリティ(1/√Km)も上がります。


シトカスプルースでの効果が大きいという意見もあります。


Martin社は、トリファイド処理をトップとブレースにしかしていません。バックの効果はどうなんでしょう。普通に考えると、勿論バックやサイドの効果も確認して、効果の大きいトップとブレースに絞ったということでしょう。この人も同じようなことを言っています。


さて、それではトップのトリファイド加工はそれなりの効果があるとして、トップブレースのトリファイドは効果があるのでしょうか。基本的には、質量を減らし、強度を少し下げ、寸法を安定させる(耐環境性があがる、湿度に反応しない)わけなのでこれがどうかということです。


質量を減らすのは良いことですが、ブレースの強度が下がることはあまり良くないのではないかと思います。それでもMartin社はこれをしているのですから、効果があると考えていると思います。湿度による変化量を減らすことを目的としていますが、元々、木材は木目方向の寸法変化が少ないので、この効果は少なく、むしろ強度が無くなることは問題ではないかと思います。ここでも同じ議論をしています。


トップにトリファイド加工したもの、ブレースに新材を使用するのが最もリーズナブルだと思います。Martin社がブレースにも行っているのは、質量が減ることの方の効果をとったと思われます。


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